一過性脳虚血発作
一過性脳虚血発作とは
一過性脳虚血発作とは、脳の血流が一時的に悪くなることによって手足の麻痺や言語障害、目の見えにくさなどが出現しますが、24時間以内(多くは数分以内)に症状が完全に消失してしまう病気です。一過性脳虚血発作は脳梗塞の一歩手前の状態です。
脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳に損傷が起きるため後遺症を残す可能性が高い病気ですが、その前兆である一過性脳虚血発作は薬物治療などを早い段階で開始することにより、後遺症なく脳梗塞の発症を予防できる可能性があります。手足の麻痺や言語障害などの症状が一時的であっても、放っておくと脳梗塞を起こす恐れがあるため、すぐに脳卒中専門の病院を受診して下さい。