研究紹介

当輸血部では、輸血の際に重要な血液型(赤血球型、白血球型、血小板型)の研究を初め、輸血副作用、移植免疫、免疫療法、幹細胞などについて研究を行っている。血液型に関しては、血清学的及び遺伝子学的な研究を行っている。骨髄や臓器移植の際に重要なHLA(白血球型)検査は、十字猛夫元教授によって国内で積極的に実施されるようになり、現在でもDNAタイピングが導入されるなど、研究が進められている。また血小板型の検査法として本邦で広く利用されているmixed-passive hemagglutination (MPHA)法は、柴田洋一前教授によって開発され、その研究は血小板型に限らず、顆粒球型、内皮細胞型の検査法としても検討が行われている。また、移植免疫を初め、癌の免疫療法、習慣性流産患者の免疫療法など、免疫学的な研究も実施している。移植に関連しては、幹細胞の増殖・分化に関する研究も行っている。最近では、医療材料の開発に関する研究も開始している。主な研究テーマは下記のとおりである。

研究業績

東京大学大学院医学系研究科・医学部倫理委員会で承認を受けて、すでに研究を終了したもの

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