外来採血業務の解析(後ろ向きの研究)
 
東京大学倫理委員会承認日(承認番号):
平成25年2月25日(承認番号10045)
 
検査部採血室で検査を受けられた患者さんへ:
「外来採血業務の解析(後ろ向きの研究)」への協力のお願い
 
 当院の外来採血室の採血患者数は1日平均960名です.患者毎の手袋交換や採血枕の消毒による感染対策を実施しており,また腫れや痛みなどの採血合併症が起きないよう留意しております.現在,全採血の約7割が診察前検査のため,採血待ち時間が延長するとともに検査結果報告の遅れが生じた場合には,外来診察の遅延に繋がっている状況です.外来診察医の検査依頼項目数により採血本数,採血量は異なるため,1患者さんあたりの採血所要時間も大きく影響されています.そこで,外来採血患者の採血管本数,採血量,採血器具(注射筒,安全装置付翼状針ホルダー,真空採血管用ホルダー)と採血所要時間および採血合併症,針刺し事故の発生件数との関係を調査して,円滑に採血が終了するように検討したいと考えています.
 
1.方法:
 通常診療の一環として実施される採血業務で,患者さんの採血受付時間,採血開始・終了時間,採血管数,採血量のデータを抽出して,採血待ち時間,採血担当者毎の採血所要時間を算出して,採血器具・採血管数・採血量との関係,さらに痛みや腫れの採血合併症や採血担当者の針刺し事故の関係を調べます.これらにより採血業務の問題点を把握して,業務改善を図ります.
 
2.研究における倫理的配慮について
 この研究に関して不明な点がある場合,あるいはデータの利用に同意されない場合には,採血後一週間以内に以下にご連絡下さい.なお,本研究は,医学部倫理委員会の承認を得ております.また,この研究への参加をお断りになった場合にも,将来にわたって診療・治療において不利益をこうむることはありませんので,ご安心ください.
(問合わせ窓口)
東京大学医学部附属病院 検査部採血室 曽根 伸治 副臨床検査技師長(研究責任者)
03-3815-5411 (内線35051)
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
電子メール:sone-blo@h.u-tokyo.ac.jp
 
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