業務内容
輸血部門の基本的な業務である、輸血用血液の管理・検査・供給は検査技師を中心に担っており、24間体制を実現している。夜間の輸血業務は、中央検査部の技師の協力の元で行っている。通常の輸血業務以外に、臓器や骨髄移植のためのHLA型検査(血清学的、DNAタイピング)を実施しており、また免疫学的輸血副作用や移植の生着と密接に関連する白血球(HLA、顆粒球型)抗原・抗体、血小板特異抗原・抗体検査などを実施している。輸血部医師は、輸血療法に関する各種助言・指導を行い、輸血療法委員会を通じて院内の輸血療法の基本方針決定、指導を各診療科の輸血療法委員と協議の上行っている。さらには、平成18年1月開設の「自己血外来」において、自己血輸血を予定している患者の診察、同意書取得、自己血採血スケジュールの決定、採血を行っている。また、各診療科と共同で行っている癌免疫療法のための細胞採取・培養・投与、さらには造血幹細胞移植のための幹細胞の採取・保存・供給を行っている。