ARDS診療ガイドライン2026作成におけるワーキンググループメンバー募集のお知らせ
日本集中治療医学会・日本呼吸器学会・日本呼吸療法医学会では、合同でARDS診療ガイドライン2026の作成作業を開始しています。
2021年に発行された現在の診療ガイドラインは、ガイドラインが取り上げる臨床上の問題(クリニカルクエスチョン;CQ)に対してGRADEアプローチに基づいて推奨を決定しました。その際、根拠となるエビデンスの検索、評価のサポートをするシステマティックレビュー(SR)およびGRADE作業に、多くの若手の先生に参加してもらいました。今回のガイドライン作成でも、新たなエビデンスを踏まえて再検討する予定のため、新たにワーキンググループメンバーを募集いたします。
SRとは、論文検索、論文評価、論文の統合作業を意味します。とくに必要な資格や職種の制限はありませんが、原則として3学会いずれかの会員に限ります。SRやGRADE作業の経験がない方には、適宜レクチャーを受けていただきますので、経験がない方も歓迎します。
採用後は、原則としてウェブミーティングやメールなどでやり取りしながら、SR作業およびGRADE評価と推奨文の草案作成を担当していただき、必要に応じて各種会議へ出席していただきます。
ガイドラインが完成した際には、SR担当者としてお名前をガイドラインに入れさせていただきます。担当されたメタ解析・SRの結果を新規性があるものでは、論文投稿していただくことも可能です。SRに興味のある方、やる気のある方は、以下のフォームから7月25日までにご応募ください。多くの方々のご応募をお待ちしております。
タスク
- ガイドライン作成のプロセスについて理解していただき、またシステマティックレビューの作成方法、GRADEの評価方法についても学んでいただく必要があります
(別途、学習のためのレクチャーや資料をお渡しします)。 - 担当するクリニカルクエスチョンについて、システマティックレビューだけでなく、推奨文草案を作成するところまで行って頂きます。
以下、注意点です。
- システマティックレビュー開始が2024年9月、推奨文の完成が2025年6月頃の予定です(日程がずれることがございます)。この期間中、およそ4時間/週程度の作業時間が必要となります。
- 与えられたタスクの遅延は、全体の進行の遅延となります。そのため必ず作業を期間内に行っていただくようお願い致します。やむを得ない事情で作業が出来ない場合は、必ず担当委員に連絡してください。
- 連絡がなく作業が遅延する場合、担当委員の判断で、ワーキンググループメンバーを辞退いただくことがございます。ご了承ください。
- すでに当ガイドラインのパネル委員に就任されている方は兼任できません。
- 採否ならびにご担当頂くCQは作成委員会内で審査のうえ、決定いたします。応募いただいた方が多数である場合、ワーキンググループメンバーへご就任いただけない可能性がございますことをご了承ください。
ARDS診療ガイドライン作成統括委員会
委員長 大下 慎一郎
委員長 則末 泰博