日本臨床神経生理学会 認定医・認定技術師試験
-2016年実施の認定試験について-
試験による第7回の認定を大過なく進めることができましたのでご報告申し上げますとともに、会員各位のご協力のおかげと試験・認定委員一同感謝いたしております。
2016年も試験による認定を実施いたします。以下に受験資格など申請にあたっての重要な点を列挙いたしますので、ご参照いただけますと幸いに存じます。認定医と認定技術師では受験資格が多少異なりますので、ご注意下さい。
なお、認定申請の受付について、本年は事務局移行の関係で例年より遅らせて、2016年1月4日より2016年2月15日までを申請用紙の請求期間とし、申請期間は2016年1月15日より2016年2月末日といたします。書類請求開始から申請終了までが通常年より短くなりますので、波形・所見レポートの用意など間に合うようにご注意下さい。
認定の申請書類は、下記の学会事務局にご請求下さい。
〒102-0075東京都千代田区三番町2 三番町KSビル
株式会社コンベンションリンケージ内
日本臨床神経生理学会事務局 試験・認定委員会
TEL: 03-3263-8697 FAX: 03-3263-8687 E-mail: jscn_nintei@secretariat.ne.jp
試験の実施要領は下記のとおりです。
日時:2016年6月5日(日) 9:30~14:30(予定)
場所:新渡戸文化短期大学臨検校舎(JR中央線中野駅徒歩6分)
〔1〕認定医の受験資格:以下の項目のすべてを満たす必要があります。
- 医師の資格を有すること。
- 臨床経験が5年以上あること(初期臨床研修期間の2年間を含む)。
- 2016年2月末日現在で、継続的に3年間以上の本学会会員歴を有すること。学生会員歴も認めるが、正会員歴が含まれていること。
- 脳波あるいは筋電図・神経伝導の臨床的検査・所見診断に3年間以上従事した経験を有すること(他の検査・診断との兼務期間も含む)。
- 本学会主催の学術集会、技術講習会、または附則6に定める主催セミナーもしくは関連講習会への参加が、申請時点からさかのぼって3年以内に2回以上あること。ただし、少なくとも1回は本学会主催の学術集会あるいは技術講習会であること。
- 認定研修施設あるいは試験・認定委員会が認める研究施設における1年以上の研修歴を有すること。ただし、認定研修施設あるいは試験・認定委員会が認める研究施設が確定するまでは,暫定措置として、1年以上の研修歴を有することを認定医あるいは認定技術師が証明する書類を提出すること。
〔2〕認定技術師の受験資格:以下の項目のすべてを満たす必要があります。
- 臨床検査技師、理学療法士、医師、歯科医師、看護師等の資格を有すること、または4年制以上の大学卒業者で臨床神経生理分野の研究者であること。
- 2016年2月末日現在で、継続的に3年間以上の本学会会員歴を有すること。学生会員歴も認めるが、正会員歴が含まれていること。
- 脳波あるいは筋電図・神経伝導の臨床的検査あるいは研究に3年間以上従事した経験を有すること(他の検査・研究との兼務期間も含む)。
- 本学会主催の学術集会,技術講習会、附則6に定める主催セミナーもしくは関連講習会、または関連学会(国際学会を含む) への参加が、申請時点からさかのぼって3年以内に2回以上あること。ただし、少なくとも1回は本学会主催の学術集会あるいは技術講習会であること。
〔3〕受験資格の対象となる学術集会等について
上述の受験資格の対象となる本学会主催の学術集会は、第43回(2013年、高知)、第44回(2014年、福岡)、第45回(2015年、大阪)学術大会です。技術講習会は第50回(2013年、高知)、第51回(2014年、福岡)、第52回(2015年、大阪)です。主催セミナー・関連講習会につきましては、附則6をご参照ください。いずれも2013年~2015年に開催されたものに限ります。申請書類に2回分の参加証(参加者の名前が確認できるもの)のコピー、もしくは発表者本人であった抄録のコピーを貼付する必要があります。共同演者としての発表抄録をもって出席の証明とすることは認められません。
〔4〕受験資格中の経験と研修歴について
認定医の受験資格「4. 脳波あるいは筋電図・神経伝導の臨床的検査・所見診断に3年間以上従事した経験を有すること(他の検査・診断との兼務期間も含む)。」や、認定技術師の受験資格「3. 脳波あるいは筋電図・神経伝導の臨床的検査あるいは研究に3年間以上従事した経験を有すること(他の検査・研究との兼務期間も含む)。」については、申請書類様式2の略歴欄に、どのような施設で、どれだけの期間、どのような業務に従事した経験があるのかを、できるだけ具体的にご記入下さるよう、ご協力をお願いいたします。
認定医の受験資格「6. 認定研修施設あるいは試験・認定委員会が認める研究施設における1年以上の研修歴を有すること。ただし、認定研修施設あるいは試験・認定委員会が認める研究施設が確定するまでは、暫定措置として、1年以上の研修歴を有することを認定医あるいは認定技術師が証明する書類を提出すること。」という条件を満たすためには、認定医あるいは認定技術師がいる施設に常勤として勤務していなければ受験はできないということではなく、下記のいずれの場合でも受験可能です。
(1) 認定医あるいは認定技術師がいる施設に、たとえば、週1回程度、研修に行っている場合。
(2) 申請者の所属施設において、認定医あるいは認定技術師が、たとえば、週1回程度非常勤勤務しており、そこで申請者が研修を行っている場合。
認定医の受験資格で、「研修歴」とは具体的にどのようなことを意味するのかについては、現段階では、認定医あるいは認定技術師がいる施設において従事していた期間が1年以上あれば、「1年以上の研修歴を有する」とみなされます。これ以外の施設における勤務は、「従事した経験」で、「研修歴」とは認められませんのであしからずご了承下さい。
単に「従事した経験」のある方より、「研修歴を有する」方のほうが、より専門性の高い業務に携わったものという認識であるとご理解下さい。
「1年以上の研修歴」については、認定医あるいは認定技術師による証明書(申請書類様式3)の提出により確認いたします。
〔5〕波形と所見のレポート
波形とその所見のレポート(附則8)については、最近5年以内(2011年以降。日付を記載して下さい)のもの5例分が対象です。脳波および筋電図・神経伝導検査のサンプルは、ホームページ(http://jscn.umin.ac.jp/nintei/sample.html)に掲載しておりますので、ご参照下さい。脳波には必ずキャリブレーションを入れて下さい。認定医については、本人が施行ないし判読したことがわかるよう署名を入れて下さい。また、認定技術師については、本人が施行したことがわかるよう署名を入れて下さい。提出に当たっては個人情報(名前・生年月日)を消去するようご注意下さい。ただし、年齢・性の情報は審査の参考とするので残して下さい。 脳波分野に申請される方は「筋電図・神経伝導検査等の波形、所見のコピー」を提出する必要はありません。筋電図・神経伝導分野に申請される方は「脳波記録、所見のコピー」を提出する必要はありません。脳波分野と筋電図・神経伝導分野の両方に申請される方は「脳波記録、所見のコピー」および「筋電図・神経伝導検査等の波形、所見のコピー」を提出する必要があります。
〔6〕学会ホームページへの掲載
学会専門医名簿は公開を義務づけられていることに準じて、一般の方向けに本学会ホームページに認定保有者の氏名、所属機関およびその所在地の都道府県を掲載することを理事会で決定いたしております。何卒ご理解の上、よろしくご協力お願い申し上げます。
〔7〕申請書郵送
簡易書留もしくは宅急便などで学会事務局にお送りください。
2015年12月1日
日本臨床神経生理学会 試験・認定委員会
委員長 | 園生 雅弘 |
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副委員長 | 今井 富裕 |
委員 | 石郷 景子、植松 明和、長田 美智子、金村 英秋、川端 茂徳、木﨑 直人、 黒川 勝己、軍司 敦子、国分 則人、重藤 寛史、杉山 邦男、髙橋 修、 内藤 寛、中村 雄作、畑中 裕己、藤原 俊之、正門 由久、松本 理器、 森岡 隆人、吉村 匡史 |