一般社団法人 日本臨床神経生理学会

学会からのお知らせ

第12回 神経筋電気診断セミナーのお知らせ

 日本臨床神経生理学会では『第12回神経筋電気診断セミナー』を以下の通り開催いたします。今回から、4つのセミナーを統合して開催します。事前参加申込制で、会員は4月15日(水)から申込を開始いたします。(機関誌掲載でのご案内より遅くなりましたことをお詫び申し上げます。)

日時 2015年7月18日(土)~19日(日)
開始時間:7月18日 午前8時45分(受付開始午前8時15分)
終了時間:7月19日 午後4時45分(予定)
場所 帝京平成大学池袋キャンパス
〒170-8445豊島区東池袋2-51-4 / 電話 03-5843-3111
ホームページ http://www.thu.ac.jp/
主催 日本臨床神経生理学会
(運営:日本臨床神経生理学会筋・末梢神経電気診断技術向上委員会)
共催 日本血液製剤機構、日本光電、日本製薬、ガデリウスメディカル、京西テクノス、ミユキ技研、東芝メディカルシステムズ、帝京大学医師会
各コースの概要
  1. 「認定医のための神経筋電気診断スキルアップセミナー」(従来のアドバンス・コース)
    神経筋電気診断に焦点を当てます。加えて臨床研究的事項も含みます。
    参加資格は当学会員の医師であり、原則として筋電図・神経伝導部門認定医とします。
    募集人数40名程度、受講費用は31,000 円
    時間割に沿って8つハンズオンを選択して自分でプログラムを作成します。
  2. 「認定医を目指す人の為の筋電図・神経筋電気診断セミナー」(従来のベーシック・コース)
    電気生理検査から診断に至る考え方の基本を講習します。
    参加資格は医師で、当学会員を優先します。非会員も応募できます。
    募集人数は50名程度、受講費用は会員31,000 円、非会員53,000円
    基本的な知識・技術に関する講義とハンズオンの実習でプログラムが構成されています。
    最後に自己診断テストがあります。
  3. 「認定技師の為の神経筋電気生理検査アドバンス・セミナー」
    広く臨床から要求される神経伝導検査の完全マスターをめざします。
    参加資格は原則として当学会員、筋電図・神経伝導部門認定技術師を優先します。
    募集人数20名程度、受講費用は会員21,000 円、非会員43,000 円
    基本的な知識・技術に関する講義とハンズオンの実習で技術師向けのプログラムで構成されています。
  4. 「Tokyo Super EMG Hands-on Seminar」
    アジア各国から受講する医師を対象としています。日本人の参加は受け付けていません。
申込方法

詳細、申込はこちら

プログラム 第12回 神経筋電気診断セミナーのお知らせ プログラム

 電気診断学は、神経筋疾患の病態を把握し、確実な診断・治療評価・予後推定に不可欠です。しかし、臨床的知識と技術を統合させる必要があるため、適切なトレーニングの機会を得るのが困難な分野でもあります。

 当セミナーは、会員のニーズを計るとともに常に時代の先取りを考えてきました。そして、今年から日本臨床神経生理学会認定制度を踏まえて、認定医のスキルアップのためのセミナー、認定医を目指す医師を対象としたセミナー、認定技術師またはそれを目指す技術師を対象としたセミナーおよびアジアの国々からの受講者を対象としたセミナーの特徴ある4セミナーを併催し、全体を統合した「筋電図・神経筋電気診断セミナー」の名称でご案内することにいたしました。それぞれのセミナーが、プログラム構成の充実を図り、電気診断に必要な知識を基礎から解説する講義と講師が検査のコツを参加者1人1人に直接手ほどきする少人数でのハンズオンが一体となった、ほかでは経験できない充実したセミナーとするつもりです。

 講師は木村淳アイオワ大学教授を始め、いずれも長年にわたって電気診断に携わってきた、我が国を代表する臨床神経生理学の専門家です。認定医を目指す若い医師会員のみならず知識の再確認を希望される認定医の会員、さらに高い技術を目指す技術師の方々が、本セミナーをご利用いただき、方法論の正確な理解と自己の診断技術のレベルアップを図って下さるよう切望致します。

 また、アジア各国からの参加希望者を受け入れるセミナーの併設も3年目を迎えます。既に12カ国から24名の受講者が確定しています。この機会にこれからアジア各国の電気診断学をリードする気鋭の医師たちと交流を図り、目を外の世界に広げるきっかけにしていただければと思っています。

日本臨床神経生理学会
理事長 飛松 省三
〔運営〕筋・末梢神経電気診断技術向上委員会
委員長 小森 哲夫