イベント情報

文部科学省学術変革領域研究「学術研究支援基盤形成」コホート・生体試料支援プラットフォーム(CoBiA) 共催

令和7年度
第4回リアルワールドデータ研究のための統計学セミナー
はじめての因果媒介分析 〜考え方から実装まで〜

開催日 2026年3月5日(木) 13時00分 〜 16時50分
開催形式 Zoomによるオンライン開催
URL https://sites.google.com/kurume-u.ac.jp/rwd2026

令和7年度もバイオメディカルデータ解析支援の一環として、臨床研究の実施における支援のためにオンライン開催にてリアルワールドデータ研究のための統計学セミナーを3月5日に開催した。全国から728名の参加登録があったことから本セミナーへのニーズの高さが垣間見られた。


セミナー発表関係者

はじめに、バイオメディカルデータ解析班・班員の室谷健太(久留米大学 教授)からCoBiA事業に関する概要と支援応募の方法、本セミナーの講師の紹介等が行われ、セミナーが開始された。

第1部では篠崎智大(東京大学)准教授より「因果媒介分析(入門編):効果分解の定式化」と題した講演が行われた。講演ではまず、因果媒介分析が必要となる背景や動機づけが示された後、従来の媒介分析手法のレビューとその限界が整理された。続いて、反事実フレームワークに基づく因果媒介分析の考え方が導入され、自然直接効果および自然間接効果の概念と、それらによる効果分解について解説がなされた。因果媒介分析の基礎概念について、入門者にも理解しやすい明解な講演であった。


篠崎先生(第1部)の講演の1コマ

第2部では佐藤俊太朗(長崎大学病院)講師から「媒介分析の実例とRを用いた実装」と題して、第1部で学習した因果媒介分析の基礎をベースに、4つの応用事例を紹介し、リアルワールドデータ解析において因果媒介分析を実装する際のRのプログラム、パッケージ、使い方、解釈の仕方、活用上のポイントについて、明日からすぐに役立つ実用的な知識を具体的かつ明快な解説を頂いた。本講演は自身が因果媒介分析を実施するときも、他の研究者が行った論文を読み解く上でも大変参考になる講演となった。


佐藤先生(第2部)の講演の1コマ

第3部では再び篠崎智大(東京大学)准教授より「因果媒介分析(発展編):効果分解が難しくなる場面と対応策」と題した講演が行われた。講演では、時間依存性交絡を伴う状況における媒介分析のアプローチについて解説が行われた。実例の紹介も交えながら、因果媒介分析の発展的な方法論について理解を深める示唆に富む講演であった。


篠崎先生(第3部)の講演の1コマ

最後に、中杤昌弘(名古屋大学大学院准教授)より終わりの挨拶が行われセミナー閉会となった。今年度は事前登録728名もの事前参加登録(うち科研費取得登録者は約23.1%)であった。因果媒介分析は介入や曝露の効果を評価する際、メカニズムに迫る場面等において大変重要な必須の解析手法である。全国から統計・疫学の専門家のみならず医療従事者や企業出身者など様々なバックグラウンドを持った参加者が受講していた。リアルワールドデータ研究において日々解析手法は複雑化しているが、研究者からのニーズの高さを改めて感じることが出来た。次年度も多くの研究者のニーズに沿ったテーマのセミナーを通じて、研究者の支援を継続していきたいと考えている。

イベント情報

https://square.umin.ac.jp/platform/links/cohort.html

主要論文の解説文

※満足度アンケート−被支援者の声—

COVID-19克服にむけて

J-MICC STUDY | 日本多施設共同コーホート研究(ジェイミック スタディ)

生命科学連携推進協議会

先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS) l 我が国のバイオイメージングスペシャリストによる支援

先端モデル動物支援プラットフォーム

先進ゲノム支援(先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム)

科研費

リンク集

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