慶應義塾大学医学部・慶應義塾大学病院
慶應義塾大学医学部 小児科学教室
Voices

それぞれの経験、
それぞれの小児科医像。

専攻医から専門班スタッフ、連携施設の医師まで。さまざまな立場の教室員が、学びとキャリアを語ります。

Residents & alumni

教室員からのメッセージ

専攻医・臨床研究医・研修卒業生に加え、多様なキャリアを歩む医師、専門班スタッフ、連携施設の医師の声をご紹介します。

専攻医

南部志帆専攻医
氏名
南部 志帆
出身大学
筑波大学
初期臨床研修施設
さいたま市立病院
入局年度
2025年
Q1慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
A

全身を診ることのできる小児科医を目指し、専門班がバランスよく揃っている慶應義塾大学を選びました。また、初期研修病院で医局の先生方に2年間ご指導いただき、温かい雰囲気や教育体制に魅力を感じたことも入局の決め手となりました。大学のプログラムでありながら市中病院での研修期間が長く、一般小児科を幅広く学べるプログラムである点にも魅力を感じました。

Q2入局してよかったことを教えてください。
A

同期や先輩、指導医の先生方に恵まれ、日々楽しく充実した環境で学ぶことができています。普段の診療では丁寧な指導を受けながら安心して診療に取り組めるほか、学会発表や論文作成についても手厚くご指導いただいております。さらに、同じ病院だけでなく様々な病院で経験を積みたいと考えていた私にとって、複数の関連病院を経験できている点も自分に合った環境と感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

私自身もまだまだ勉強中ですが、毎日新しい学びがあり、とてもやりがいを感じながら働いています。小児科は疾患の幅が広く、子どもたちの成長を支えられる魅力的な診療科です。ぜひ一緒に学び、働ける日を楽しみにしています。

佐藤正幸専攻医
氏名
佐藤 正幸
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院基礎研究医コース
入局年度
2024年
Q1慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
A

慶大小児科の魅力は、専門分野や臨床・研究・教育・行政などの多様な進路を尊重する風土にあると感じています。私は初期研修中、基礎研究医コースで遺伝学の研究に携わっており、遺伝性疾患を持つ患者さんの力になりたいと考えるようになりました。複数の分野で遺伝学に強く、基礎研究と臨床の双方を重視する環境で研鑽を積みたいと考え、慶應小児科への入局を決めました。

Q2入局してよかったことを教えてください。
A

大学では教科書や論文を読んで、科学的根拠に基づいて診療をするという基本に立ち帰り、科学的に思考する癖を叩き込んで頂きました。11にわたるサブスペシャリティの経験と先生方との繋がりは一生の宝です。一方で市中病院で主治医となると、自分の力不足を思い知らされ、日々勉強の毎日でした。また、専攻医期間中に育児休暇を取得させて頂くことができ、育児を通した経験が日々の診療の糧になったと感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科はこどもの疾患全てのファーストタッチを担うため、はじめは膨大で気が遠くなりますが、日々勉強で新しい発見に事欠きません。こどもならなんでもござれ、という姿勢は我々の誇りです。多様なサブスペシャリティ、クリニックから大学・こども病院、診療・教育・研究など無限の選択肢があり、それらは皆子どもたちの幸せにつながっています。どの様な選択でも応援する風土がある慶大小児科で、皆様をお待ちしております。

小浦方祐介専攻医
氏名
小浦方 祐介
出身大学
北里大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院大学一貫コース
入局年度
2023年
Q1慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
A

2年間慶應義塾大学病院で研修し、慶應小児科の先生方にはご自身の診療だけではなく、後輩たちを育て一緒に勉強していこうとする姿があったからです。ここでなら自分は小児科医として成長できると感じ、自分もいつか後輩たちと一緒に勉強していける先輩になりたいと思いました。また組織の大きさとしても大きく、自分が今後どういう進路に進んでもモデルとなる先生方や選択肢があることも大きな魅力でした。

Q2入局してよかったことを教えてください。
A

優秀で熱心に指導してくださる上級医の先生方と切磋琢磨できる多くの同期がいたことです。それは大学病院だけではなく、関連病院でもそうでした。創立100周年を迎えた慶應小児科の先輩方の歴史が作る伝統だと思いました。またその関連病院は数が多く、様々な症例の経験ができること、自分のライフプランに合わせてある程度選択できることもよかったことでした。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医になることは決めていても医局を迷っている皆さん、小児科医になってからどうするか具体的に決まっていない皆さん、慶應小児科はそのどちらの皆さんの進路にも熱意にも答えることができる環境があります。熱意のある多くの先生方と同期とともに、きっと自分のなりたい小児科像、進路が見つかっていくはずです。僕たちと一緒に働く皆さんの入局を心よりお待ちしております。

三浦優花専攻医
氏名
三浦 優花
出身大学
東京慈恵会医科大学
初期臨床研修施設
川崎市立川崎病院
入局年度
2023年
Q1慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
A

専門医取得までは市中病院でも可能ですが、将来的にサブスペシャリティの選択肢が豊富なことと、大学病院と市中病院の両方で研修でき症例や手技のバランスが良いことから、入局を選びました。慶應に興味を持ったのは、初期研修先が関連病院であり、指導熱心な先生方に囲まれて楽しく研修できたことがきっかけです。医局の規模がちょうどよく、専攻医研修3年分の勤務先が予め発表されることもいいなと感じました。

Q2入局してよかったことを教えてください。
A

将来どの専門班にするか迷ってしまうくらい、どの班も症例豊富で指導も手厚いので毎日が充実しています。研究や留学などを経験された方のお話を聞ける機会も多く、自分のキャリアを考えるうえで参考になります。また、育児と両立中ですが、周りの先生方が育児も含めて応援してくださっていて、日々励ましのお言葉やサポートをいただいています。男女関わらず子育ての先輩がたくさんいらっしゃるので、色々な相談ができ心強いです。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医の仲間が増えることをとても嬉しく思います。これからたくさんの子ども達と出会い、学びや発見の毎日になると思うので楽しみにしていてください。小児科の中にも色々な専門性や働き方があり、今後も選択肢がたくさん広がっています。慶應小児科では、ご自身が輝ける場所がきっと見つかると思います。他の先生の出身大学は聞かないと分からないくらいで、他大学出身でも居心地が良いです。ぜひ一度見学にいらしてください。

小野奈津子専攻医
氏名
小野 奈津子
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
武蔵野赤十字病院
入局年度
2022年
Q1慶大小児科を選んだ理由を教えてください。
A

母校であるということも理由のひとつでしたが、小児科のサブスペシャリティが揃っており、各班には日本の小児医療を牽引するような先生方が多くいらっしゃること、そして、そのもとでたくさんの同期と一緒に学ぶことができるということが選ぶ理由となりました。また、専攻医研修では市中病院、大学病院、小児病院と様々な病院で環境を変えながら勉強することができるのも魅力に感じました。

Q2入局してよかったことを教えてください。
A

人の繋がりです。遠くの市中病院での診療で困った際にも、大学にいらっしゃる先生方も快く相談に乗って下さり、医局の繋がりの心強さを感じました。優秀な先輩、同期、後輩との出会いがあり、診療面で勉強させて頂くのみでなく、仕事への姿勢や今後のビジョンなど、多くのことを学ばせて頂いております。さらに、自分の思い描く未来があれば、そこに向けて一緒に考えてくださる先生や環境のある医局と感じます。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

私自身小児科医として始まったばかりですが、この短い間で多くのことを学ばせていただきました。嬉しかったことや辛かったこと、様々ありましたが、そういったことを経験できたのも、学ぶ環境と機会を与えてくださる医局の先生方のおかげと感じております。一緒に、慶應医局で小児科医としての一歩を踏み出してくれる仲間がこれからもたくさん増えてくれると嬉しいです。

臨床研究医

小林眞依子臨床研究医コース
氏名
小林 眞依子
出身大学
東京女子医科大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院大学一貫コース
入局年度
2024年
Q1臨床研究医コースを選んだ理由について教えてください。
A

初期臨床研究医として治療に難渋する症例に直面し、疾患の根本原因を突き止め未来の治療・予防に繋げる研究の重要性に気付きました。本プログラムは小児科専門医への道を最短で進みつつ、早期から研究に打ち込める環境です。病院からの給与を得ながら、臨床医としての実践力と研究者としての視点を同時に磨くことができる好機を生かしたいと考え、当コースを選びました。

Q2実際、研修をした感想を教えてください。
A

臨床期間が短くなりますが、症例数の多い太田記念病院、横浜市立市民病院の2病院で研修させていただき臨床期間の短縮を感じさせない十分な経験を積むことができました。専攻医3年目、大学院1年生の現在は大学病院で臨床に従事しつつ、月に数日の研究日をいただいております。4年目から本格的に研究に従事する前の準備期間に充てることができています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

研究が未経験だった私にとって当コースへの挑戦は少し勇気のいる選択でした。臨床のみに没頭する毎日も非常に充実していましたが一歩踏み出した研究という新たな世界に出会い、医師としての視野がさらに広がったと感じています。

もし「研究に興味はあるけれどハードルが高い」と迷っているならぜひ一歩を踏み出してみてください。臨床の経験を生かしながら新たな可能性に挑戦できる素晴らしい成長の機会になります。

友岡俊臨床研究医コース
氏名
友岡 俊
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
東京医療センター
入局年度
2021年
Q1臨床研究医コースを選んだ理由について教えてください。
A

私は病院実習や初期臨床研修を通して臨床に従事する楽しさを感じる一方で、漠然と研究への関心を抱き続けていました。このプログラムでは既存の小児科コースよりも1年間臨床研修期間を短縮して小児科専門医を取得でき、病院から給与を得ながら大学院に携わることができます。小児科医として力をつけたい気持ちと、早い段階で基礎研究に触れてみたい気持ちを抱えていた私にとっては好機と考え、このプログラムを選択しました。

Q2実際、研修をした感想を教えてください。
A

臨床フェーズでは、医局と相談の上で重症例・症例数が豊富な済生会宇都宮病院に派遣していただき、十分な臨床経験を積むことができました。3年目からの研究フェーズでは、1年間大学病院で臨床に従事した後、理化学研究所で細胞実験や動物実験(マウス・マーモセット)に取り組んでいます。開始間もない制度で戸惑う場面もありましたが、医局の皆様のご支援に支えられ、研究に専念できる充実した日々を送っております。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

私は本コースで基礎研究の道にも踏み出しましたが、臨床経験があるからこそ、困難を含め研究の奥深さを心から楽しめていると実感しています。長い医師人生において、臨床と研究のバランスは人それぞれです。早い段階で双方に触れ、自分にとって理想的なキャリアバランスを探る選択肢の一つとして、本コースは有意義だと思います。我々が在籍し体制が整っている慶應であればより不自由なく臨床研究医コースを遂行できると思います。

研修卒業生

津浦海里研修卒業生
氏名
津浦 海里
出身大学
日本医科大学
初期臨床研修施設
足利赤十字病院、慶應義塾大学病院
入局年度
2022年
専門班
代謝内分泌班
Q1慶大小児科専攻医プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
A

大学病院で専門性の高い診療に携わるだけでなく、複数の関連病院における地域特性や医療ニーズに応じた診療経験を通じて、主体的に小児医療に取り組む姿勢を培うことができます。Common diseaseから希少疾患まで幅広い症例を経験できることも魅力の一つです。大学病院、関連病院ともに様々なサブスペシャリティを持つ指導医が在籍しており、専門領域の診療を間近で学ぶことで、進路選択の幅を広げることができます。

Q23年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
A

専攻医になり、初めて当直を担当した際は不安や緊張がありましたが、整ったバックアップ体制のもと、先輩や指導医の先生方に支えていただきながら診療にあたることができました。また、医師だけでなく、病気と闘う子どもたちを支える多くの職種の方々と出会うことができました。さらに、英語論文がアクセプトされたときの喜びや、希少疾患との出会いをきっかけに内分泌代謝を専門にしようと決意したことも印象に残っています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科は、新生児期をはじめとする小児科ならではの診療に携わることができるだけでなく、その患者さんの将来の健康や生活に影響する重要な時期を支えることができる診療科です。体力的にも精神的にも大変なことはありますが、病気が良くなっていく過程や子どもたちの成長に関われることにやりがいを感じています。小児科医を目指す先生方と、多くの経験と様々な出会いを大切にしながら、一緒に働ける日を楽しみにしています。

呉本尚樹研修卒業生
氏名
呉本 尚樹
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
済生会宇都宮病院
入局年度
2022年
専門班
新生児班
Q1慶大小児科専攻医プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
A

多くのサブスペシャリティが揃う大学病院に加えて、複数の市中病院で研修することが特徴だと思います。実際の研修では、大学病院で専門的な知識を養うだけでなく、複数の市中病院で多様な価値観に触れることができ、地域に根ざした医療を経験することができました。市中病院では救急外来だけでなく一般小児科外来も多く担当し、一般小児科の知識を深めることができたため、小児科医としての基礎を築く上で貴重な経験となりました。

Q23年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
A

研修したすべての病院で多くの思い出があります。特に印象的な思い出は、大学病院での初めての当直です。大学病院では必ず、小児科研修を終えた先輩と一緒に当直に入ります。小児科医になりたてで右も左も分からないなか、先輩の後ろをついて行くのに必死でした。結局、一睡もできない忙しい当直でしたが、テキパキと診療を進めながらも熱心に指導してくださる先輩を見て、こんな小児科医に自分もなりたいと強く感じた1日でした。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医をしている中で、辛いことや大変な時もありましたが、それ以上に、楽しくやりがいのある日々を送れていることを実感しています。慶大小児科は横のつながり、縦のつながりが強く、尊敬できる先輩はもちろんのこと、優秀な後輩から日々刺激を受けながら働ける環境です。皆さまとともに切磋琢磨しながら、慶大小児科で働けることを楽しみにしています。

木村尚喜研修卒業生
氏名
木村 尚喜
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
さいたま赤十字病院
入局年度
2020年
専門班
腎臓班
Q1慶大小児科プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
A

高い専門性を持つ大学病院と数多くのcommon diseaseを経験できる市中病院の双方で研修できることが最大の特徴であり良かった点です。大学病院には多岐にわたる診療グループが存在し、各専門班の大家に直接質問できる環境が整っています。豊富なレクチャーとプレゼンテーションの機会は小児科医としてのスタートにぴったりです。これらの経験を生かして、市中病院では自らが主体的に診療プランを立案し実践的な経験を積むことができます。

Q23年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
A

専攻医3年目に所属していた東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)と大学病院の感染症班のコラボで診断・治療を行い、学会発表・最終的に論文化まで進んだ症例が非常に印象的です。身近な指導医の先生方にご指導いただきつつ、大学病院の先生方とも多くのdiscussionをおこない疾患の鑑別を進めるという貴重な経験となりました。この経験を通して、ひとつの症例を丁寧に診療し、論文にまとめることの大切さを再認識しました。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医は「子どもの総合医」であり、ありとあらゆる分野をカバーする必要があります。その土台となる専攻医研修を教育熱心な上級医の先生方のもと、同じ志を持つ仲間と過ごすことができる慶大小児科は、小児科医としての基礎を築く3年間に、多様な経験を積めるプログラムです。ここでの経験や先輩・同期・後輩との繋がりは一生ものです。みなさまと一緒に子どもたちを診療できる日を楽しみにしています。

吉川遥菜研修卒業生
氏名
吉川 遥菜
出身大学
東京医科歯科大学
初期臨床研修施設
SUBARU健康保険組合太田記念病院
入局年度
2019年
専門班
神経班
Q1慶大小児科プログラムの特徴、良かった点を教えてください。
A

複数の市中病院での研修期間が多く設けられている点が良いです。多くの軽症な患者さんの中から稀な重症患者さんを的確に診断する診断力を身につけることができます。また多くのサブスペシャリティグループが活発に存在している点が良いです。サブスペシャリティをまだ決めかねていましたが、大学病院研修の半年間で様々なサブスペシャリティをローテーションでき、だいぶイメージが沸きました。

Q23年間の研修で、思い出に残っていることはありますか?
A

小児科になって初めての英語論文を書いたことです。執筆にあたり、文字通り手取り足取り指導いただきました。直接のご指導はもちろん、関連病院に異動してからもメールのやり取りは100通以上にのぼりました。着手からアクセプトまで1年半程度かかりましたが、アクセプトされた時は涙が出るほど嬉しく、指導いただいた先生方にとても感謝しています。熱い指導が慶應小児科の魅力だと思います。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

臨床や研究、大学病院、市中病院、海外など、幅広く様々なフィールドで活躍されている先輩方がいます。いろんな先生方がいて、どの先生もかっこいいです。必ず「こんな小児科医になりたい!」というロールモデルとなる先生がいます。一緒に働けることを楽しみにしています。

さまざまなキャリアパスの医師

妹尾 祥平さまざまなキャリアパス
氏名
妹尾 祥平
出身大学
慶應義塾大学
入局年度
2016年
専門班
心臓班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1年目 横浜市立市民病院、慶應義塾大学病院小児科 2-3年目 済生会宇都宮病院 3年目 静岡市立市民病院 4-5年目 慶應義塾大学病院小児科(心臓班) 6年目~現在 東京都立小児総合医療センター循環器科

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私は小児循環器医として働いており、先天性心疾患を中心に不整脈、心筋症、肺高血圧など小児循環器疾患全般を診療しています。エコーやカテーテル検査などをおこない、カテーテル治療や手術適応の判断をおこない、心臓血管外科・集中治療科の先生方とともに周術期管理をしています。手術や治療が終わって元気に退院する時、外来でぐんぐん成長しているのを見たときはとても幸せな気持ちになり、やりがいを感じられます。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医を目指しているあなたはどんな将来像を描いていますか。市中病院などで地域に根差した医療をおこなう小児科医?専門施設でサブスペシャリティの専門性を高めていく小児科医?大学院で研究する小児科医?慶應の医局ならすべてを目指せますし、途中で変更も可能です。医局人数が多い慶應ならではの多様性がきっとあなたの目指す医師像の支えになります。教室の仲間としてお会いできることを楽しみにしております

小林久人さまざまなキャリアパス
氏名
小林 久人
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
横浜市立市民病院
入局年度
2014年
専門班
呼吸器班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1年目前半 慶應義塾大学病院
1年目後半~3年目 済生会宇都宮病院、平塚市民病院
4年目 慶應義塾大学病院
5年目 国立成育医療研究センター(呼吸器科、フェロー)
6~9年目 慶應義塾大学病院(在籍中に博士(医学)を取得)
10年目~現在 千葉大学大学院融合理工学府(博士課程)
12年目~現在 Cincinnati Children's Hospital Medical Center(研究留学)

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私は、小児呼吸器学に数値流体力学(CFD)を応用した研究をしています。CFDは、空気などの流れを数値計算によってコンピュータ上で解析する学問分野です。現在は、国内の理工学系博士課程に在籍しながら、米国の研究室で動的CFDによる気流解析をしています。呼吸という複雑な「物理現象」をCFDによって解析することで、気流や圧力場を可視化し、患者固有の病態を定性的・定量的に評価することを目指しています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

臨床現場の疑問は、必ずしも医学だけでは解決できません。私は、専攻医時代に医療的ケア児を診療する中で抱いた「なぜこの子は苦しそうに呼吸しているのか」という疑問を解決するため、工学的な研究の道に進みました。医師が工学的な方法論を学べば、医工連携を円滑に進められますし、疑問を自ら解明できるようにもなります。皆さんも、ぜひ臨床の中で感じた疑問を大切にし、その解決法を幅広い視点から探求してください。

白井晴己さまざまなキャリアパス
氏名
白井 晴己
出身大学
東京医科大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院
入局年度
2008年
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1年目 富士重工業健康保険組合総合太田病院、慶應義塾大学小児科
2~3年目 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 小児科
4~5年目 静岡市立清水病院 小児科
6~13年目 東京大学医学部附属病院 アレルギー・リウマチ内科
14年目~現在 日本赤十字社医療センター 膠原病・アレルギー内科(同院内小児科診療)、慶應義塾大学病院小児リウマチ外来

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私は自己免疫疾患・自己炎症性疾患を中心とした成人診療と小児リウマチ診療に携わっています。成人科の中でも中高生を診療する機会があり、移行期医療を通じて身体的発達だけでなく心理社会的な成長にも関われる点に魅力を感じています。同じ疾患であっても、免疫系の発達や経年変化により小児期と成人期で臨床像や治療上の課題が異なり、その多様性からも多くを学ぶとともに、診療の奥深さを実感しています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児期から成人期へ向かう患者さんには、疾患の治療だけでなく成長発達や生活背景、ご家族との関係にも寄り添う視点が大切です。小児の患者さんはもちろん、ご両親やきょうだいも含めて、身体的治療だけでなく精神的・社会的な支援が必要になります。日々の診療の中で子どもたちの声に耳を傾けその可能性を大切にしながら、一人ひとりの未来と笑顔を支えられる小児科医として、温かく寄り添い続けられることを心より願っています。

近藤徹さまざまなキャリアパス
氏名
近藤 徹
出身大学
名古屋大学
初期臨床研修施設
北海道厚生連 倶知安厚生病院
入局年度
2008年
専門班
感染班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1年目 慶應義塾大学小児科 / 足利赤十字病院
2年目 佐野厚生総合病院
3~4年目 国立病院機構 栃木病院
5~6年目 静岡赤十字病院
6~7年目 名古屋大学大学院医学系研究科(国際連携室)
8~10年目 厚生労働省(医薬食品局血液対策課/医政局総務課医療国際展開推進室/社会援護局保護課)
11~14年目 長崎県五島保健所
15~16年目 ナイジェリアCDC(JICA技術協力プロジェクト)
17~18年目 長崎県五島保健所 / 上五島保健所
19年目~現在 国立健康危機管理研究機構(危機管理・運営局)/ 国立感染症研究所(研究企画調整センター)

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

感染症臨床研究ネットワーク(iCROWN)事業では、パンデミック等有事においてもワクチンや治療薬、診断薬等の研究開発を、大学等の研究機関や企業が行えるよう、リポジトリと臨床研究のネットワーク構築を全国の病院、検疫所、地方衛生研究所と連携しながら進めています。エボラウイルスやハンタウイルス等への対応を通して、来たるDisease Xと戦える体制作りを、他国と協調しながら進めていけるのも魅力です。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

慶應義塾には「独立自尊」という理念がありますが、AGI時代において、臨床、研究、行政、国際保健など多様な経験や異なる視点を持つ人材が協働することの価値は、より高まると思います。もし、「病気だけではなく、社会をより良くしたい」「日本だけでなく世界にも目を向けたい」「まだ誰も歩いていない道にも挑戦してみたい」と考えているなら、慶應小児科には、その挑戦を支えてくれる仲間と環境があると思います。

田中 竜馬さまざまなキャリアパス
氏名
田中 竜馬
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
平塚市民病院
入局年度
2006年
専門班
血液・腫瘍班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1年目 慶應義塾大学小児科 2年目 横浜市立市民病院 3年目 済生会宇都宮病院 4~5年目 慶應義塾大学病院 6~8年目 Michigan State University/Sparrow Hospital 9~11年目 The University of Texas/MD Anderson Cancer Center 12年目 St. Jude Children’s Research Hospital 13年目 慶應義塾大学病院 13年目~現在 Medical College of Wisconsin/Children’s Wisconsin

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私は小児脳腫瘍内科の臨床とともに、免疫療法の開発研究に従事しています。小児脳腫瘍は子供のがんの中で最も予後の悪い疾患であり、新規の治療を提供することで、これまで治らないとされてきたものを治療できるようにするために、同じ志を持った仲間と協力し努力しています。研究は未来を切り開いていく手段であり、同時に臨床で未来を現在にもたらす可能性のある仕事に携わることが魅力です。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医の仕事は常に患者さんとその家族に大きな影響を与え、共に学び自己成長の機会も豊富です。私たちの働き次第で、病気になったり、医療機関に来るという経験のなかでもポジティブな何かを提供できるとすれば、その方々の残りの人生に与える影響も大きく、魅力のある仕事です。さらに少しの好奇心があり、少しの余力があれば、海外での仕事に関わることで、同様な経験を海外で得る可能性もあります。

福島 直哉さまざまなキャリアパス
氏名
福島 直哉
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
平塚市民病院
入局年度
2006年
専門班
心臓班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

初期臨床研修 平塚市民病院 小児科1年目 慶應義塾大学病院 / 足利赤十字病院 2~3年目   大和市立病院 4~5年目  日野市立病院 6~13年目  東京都立小児総合医療センター 循環器科 14年目~現在 平塚市民病院

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

平塚市民病院は市中の中規模の病院で、小児や新生児の入院対応、救急診療を行っています。比較的広域の医療圏をカバーし、年中欠くことなく二次診療を行っています。この地域では二次診療が可能なのは当院だけで、ニーズは非常に高く、やりがいがあります。個人的には、小児循環器専門医として、新生児医療や学校健診の段階から未診断の心疾患の診療に関わることで、地域における小児サブスペシャリティーの重要性も感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

子どもたちの診療を行うことは、その子たちの将来に関わることであり、責任の重い仕事ですが、とてもやりがいがあると思います。子どもたちは大人のように自分の症状や苦痛をうまく表現できないため、小児科医はその思いに共感する力が必要です。また、小児科学全般に渡る知識を習得することが求められます。慶應小児科学教室には経験の豊富な各専門分野でのスペシャリストが多く在籍しており、研修する環境としては最適でしょう。

山田 全毅さまざまなキャリアパス
氏名
山田 全毅
出身大学
金沢大学
初期臨床研修施設
東京都済生会中央病院
入局年度
2006年
専門班
感染班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

卒後1-2年:東京都済生会中央病院で初期臨床研修 卒後3-5年: 慶應義塾大学病院プログラムで小児科専門研修、 横浜市立市民病院、足利赤十字病院、佐野厚生総合病院での研修を含む 卒後4-5年:慶應義塾大学病院で小児感染症の専門研修を行う 卒後6-9年:アイオワ大学小児科で小児科レジデントの研修を行う 卒後10-12年:ピッツバーグ大学で小児感染症フェローの研修を行う 卒後13年:ピッツバーグ大学で、移植後感染症の臨床と研究を行う 卒後14年:国立国際医療研究センターに着任 卒後15年:同センター医長に着任、現在に至る

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

初期臨床研修の時から感染症の勉強をしたいと希望があったので、大学での小児科研修を経て米国に渡り、8年間、小児感染症の臨床と研究を行ってきました。現在は、研究・臨床・教育を行っていますが、特に臨床に還元できる、または臨床で経験する病態をより深く理解できるような、橋渡し研究の実践を目指しています。新たな知見を自ら報告しそれによって診療ガイドラインをまとめるような仕事もあり、やりがいを感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医としてのキャリアパスは多岐にわたります。私は感染症を中心に、限られた範囲の疾患や病態について深く突き詰める、専門家としてのキャリアを歩んできました。一方で、今でも、一般診療をする際には、幅広いスキルとこどもの問題を解決するための対応力を求められることに、やりがいも感じます。多様なキャリアを歩んでいる諸先輩方を参考に、自分のやりたいことを見つけて突き進んでください。

香取 奈穂さまざまなキャリアパス
氏名
香取 奈穂
出身大学
広島大学
入局年度
2003年
専門班
精神保健班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1~2年目 慶應義塾大学小児科 3~7年目 川崎市立川崎病院(半年間の産休・育休含む) 8~13年目 慶應義塾大学小児科(1年間の産休・育休含む) 14~16年目 独立行政法人国立病院機構東京医療センター 17年目~現在 慶應義塾大学病院

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私は精神保健班に所属しています。特にこころの面から、子どもの健やかな育ちを応援するのが精神保健班です。発達障害、心身症、神経症、内因性精神病など、さまざまな疾患を診ますが、小児科精神保健班の大きな特徴は、どの子ども、家族の診療にも関係性の視点を基盤にしていることです。子どもは関係性の中で育ちます。小児科医は周産期から子どもとその家族に関わることができ、最早期発見・最早期介入が可能であることが最大の魅力です。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医は子どもたちの総合医と言いますが、言い換えればどの専門班の小児科医も精神保健班でもあるなと思います。小児科医は家族丸ごと抱え、家族と一緒に子どもの発達・成長を喜び合うことができます。たくさんの笑顔に出会うと思います。
子どもは困ったら小児科に来てくれます。さあ、子どもの声に耳を傾けましょう!
そして先生方の声は上級医が耳を傾けてくれますから、ちゃんと頼ってくださいね。

大隅 朋生さまざまなキャリアパス
氏名
大隅 朋生
出身大学
横浜市立大学
入局年度
2002年
専門班
血液・腫瘍班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科医1年目 慶應義塾大学医学部小児科 2年目~5年目 国立霞ケ浦病院、浜松赤十字病院、済生会宇都宮病院、大田原赤十字病院、けいゆう病院 6年目~10年目 慶應義塾大学医学部小児科 11年目~18年目 国立成育医療研究センター小児がんセンター 19年目~  子ども在宅クリニック あおぞら診療所墨田 20年目~ 子ども在宅クリニック あおぞら診療所せたがや

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

東京23区を対象とした在宅医療機関に勤務しています。対象は小児疾患あるいは障害を有して自宅で過ごす小児および移行成人です。患者さんの多くは医療的ケア児・者ですが、小児がん患者の在宅医療を積極的に行っており、私の専門知識と経験を活かし、がん診療の中心的な役割を担っています。子どもが、望む場所で“生ききる”ことを家族とともに“支えきる”現場には、臨床力のみならず人間力が求められると感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

医師として、そして人として、自らの軸を確立し、どのように生きたいかを意識してほしいです。そのために適した環境や職場、専門分野を選択することが重要です。キャリア選択においては、失敗を恐れずに直感を信じる行動力と、一度進んだ道が合わないと感じた場合は軌道修正できる柔軟性が大切です。将来の姿を明確にし、主体的に選択を行って、自らの道を切り拓くことが、充実した医師人生を築く鍵となると思います。 大隅先生のインタビュー記事はこちら

柳橋 達彦さまざまなキャリアパス
氏名
柳橋 達彦
出身大学
慶應義塾大学
入局年度
2002年
専門班
精神保健班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1~2年目 慶應義塾大学小児科 3年目 慶應義塾大学精神神経科 4~5年目 さいたま市立病院小児科 6~10年目 慶應義塾大学医学部クリニカルリサーチセンター(現・臨床研究推進センター) 11~19年目 駒木野病院 精神科、児童精神科 20年目~現在 自治医科大学とちぎ子ども医療センター子どもの心の診療科 資格等 小児科専門医、子どものこころ専門医、臨床遺伝専門医、精神保健指定医

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

子どもの精神疾患や発達を扱う児童精神医学を専門にしています。児童精神医学は、子どもの特性や取り巻く環境を理解し、子どもの発達を促すことを目指します。同じ病名であっても個人差が大きく、教科書やガイドラインだけでは解決しません。自分の経験や知識をフル回転させながらオーダーメードで治療方法を考えます。困難を乗り越えて活躍を始める子ども達を見た時に、この仕事にやりがいを感じます。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医の活躍の場は多岐に渡り、得意分野や興味に合わせた進路を歩むことができるのが大きな魅力です。私は小児科の基礎を学んだ後、精神医学、遺伝学、疫学・統計学に寄り道しました。遺伝学では家族関係を推し量る能力、疫学・統計学では物事を見える化して相手に説明する技術を学びました。分野は異なりますが、現在の臨床に大いに役に立っています。皆さんも色々と寄り道をしながらオンリーワンの小児科医を目指してください。

山澤 一樹さまざまなキャリアパス
氏名
山澤 一樹
出身大学
慶應義塾大学
入局年度
1999年
専門班
新生児班・遺伝班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

1~2年目 慶應義塾大学小児科 3~4年目 共済立川病院小児科 5年目 国立成育医療研究センター周産期診療部 6年目 さいたま市立病院周産期母子医療センター 7〜10年目 慶應義塾大学大学院(国立成育医療研究センター研究所) 11~13年目 Department of Physiology, Development & Neuroscience, University of Cambridge, UK 14~16年目 慶應義塾大学小児科 17年目~現在 国立病院機構東京医療センター遺伝診療科

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

周産期、小児から成人まで遺伝性疾患全般を幅広く診療しています。最近はがんゲノム医療を初めとして、遺伝子検査がかなり一般診療に普及してきており、また遺伝子治療薬も相次いで上市されています。慶應小児科は伝統的に先天性疾患や遺伝性疾患に強く、これまで諸先生方から薫陶を受けて学んできたバックグラウンドを存分に活かすことができます。また研究から臨床へシームレスに知見を移行できる分野でもあります。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医として日常的に遭遇する疾患の診療はもちろん重要ですが、自身の専門性を深め、self-brandingしていくことはもっと重要です。慶應小児科では各専門領域のスペシャリストが幅広い研修プログラムを提供しており、将来どのようなサブスペシャリティを選択しても、皆さんをしっかりとサポートいたします。未来の小児科医として、皆さんの輝かしいキャリアと、子どもたちの健康への貢献に期待しています。

井ノ口 美香子さまざまなキャリアパス
氏名
井ノ口 美香子
出身大学
慶應義塾大学
入局年度
1996年
専門班
代謝内分泌班
Q1先生のキャリアを教えてください。
A

小児科1~2年目 慶應義塾大学病院 短期出張:浦和市立病院(現さいたま市立病院)、横須賀共済病院、伊勢慶應病院 3~4年目 足利赤十字病院 5~8年目 慶應義塾大学病院 9年目~現在 慶應義塾大学保健管理センター

Q2現在されている業務の内容や魅力について教えてください。
A

私の主な業務は「学校保健」です。毎日異なる慶應義塾の学校保健室に通い、塾生・教職員の健康管理や相談、教育にあたります。週1回、大学病院の内分泌代謝外来も担当していますが、普段多くの時間接するのは元気な子ども達です。保健管理センターは大学の附属研究所でもあり、継続的な研究活動や予防医学的な発信も可能です。子どもから大人までを対象とした臨床・研究・教育、様々にチャレンジできるところが最大の魅力です。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

私は小児科医として、自分の学んだことを患者さんにお話して一緒に病気と闘うことも好きでしたが、元気な子ども達にも身体や医学の面白さを伝えたくて、学校で食育や性教育などの授業を受け持つようになりました。最近は教員免許も取得して高校生の通年授業(保健)も始めました。皆さんはどんな小児科医になりたいですか。好きなことにチャレンジする気持ちを持ち続けるなら、キャリアの可能性は無限大かもしれません。楽しんで!

大学病院、地域医療、研究、行政、海外など、多様なフィールドでキャリアを築く教室員の声です。

専門班スタッフ

玉井 直敬専門班スタッフ
氏名
玉井 直敬
出身大学
大分大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院 小児科医育成コース
入局年度
2015年
専門班
呼吸器班
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

私たちは国内では数少ない小児呼吸器専門の診療グループです。子どもの病気のなかで最も多いのが呼吸器系の病気です。治らない咳や肺炎などのcommon diseaseから、小児間質性肺炎といった希少疾患まで幅広く診療しています。呼吸器班では病歴と身体所見を大事に診察しています。検査においては特にX線写真やCTの読影に力を注いでいます。小児領域では実施できる施設が少ない内視鏡検査(喉頭・気管支)が実施可能です。肺機能検査、気管支肺胞洗浄、嚥下造影検査なども行っています。小児科内の様々な班や他科とも協力しながら、子どもの呼吸をマネージメントしています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

胸部X線写真は「よく行われているけれど、詳しい読み方を習ったことがない」代表的な検査ではないでしょうか。小児科分野では侵襲の大きな検査は行いにくく、胸部X線は今も重要な位置を占めています。自分で撮影した写真を自信をもって読影できるようサポートいたします。「呼吸のことで困っているけど、専門家が見当たらない」そんな呼吸器の疾患についてぜひ一緒に勉強してみませんか?共に働ける日を楽しみにお待ちしています。

山田 茉未子専門班スタッフ
氏名
山田 茉未子
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院小児科コース
入局年度
2013年
専門班
遺伝班
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

臨床遺伝学センターでは、外来・入院問わず、遺伝学的な背景が疑われる新生児から成人まで、小児に限定せずに、慶應義塾大学病院の各診療科と横断的に連携した診療を行っています。
特に小児の患者さんにおいては、各専門班と連携し、適切な診断、治療法の選択、合併症の予測、予後の見通し、家族の健康管理など、適切な医療を提供できるように遺伝学的な側面から支援しています。そのための、研究活動としては常に世界のトップランナーを目指し、新しい疾患の提唱や、遺伝子解析技術を日々ブラッシュアップし、診断率の更なる向上を目指しています。臨床と研究の両輪から、様々な診療科と連携し医療を支えています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

私の専門とする遺伝学の分野は、潮流の変化が激しく、色々な解析技術の向上が指数関数的に進んでいる分野であると感じます。しかし一見、研究がメインに感じられるような遺伝学の分野であっても、最も必要とされるのは丁寧な身体所見の観察や家族歴、患者さんや家族の思いを正確に把握し、それぞれに応じた適切な情報提供など、小児科医として獲得すべき基礎的なスキルと改めて感じています。
慶應小児科は、多くの専門班がそろっており、指導医の下、小児科医としての基礎を大切にしたうえでの専門性も高めることができる環境です。これから出会っていく患者さんやご家族を通じて、多くのことを一緒に学んでいきましょう。

井口 智洋専門班スタッフ
氏名
井口 智洋
出身大学
長崎大学
初期臨床研修施設
日野市立病院
入局年度
2013年
専門班
腎臓班
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

腎臓班では、学校検尿異常から腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全まで幅広い小児腎疾患の診療を行っています。当班の特徴として、大学病院の専門外来のみならず、関連施設でも班員が専門性の高い腎疾患診療に取り組んでいる点が挙げられます。近年、若手の腎臓班員が増え、各施設でバイタリティ溢れる診療を行っています。若い先生の成長を惜しみなくサポートする指導体制は、ずっと変わらない当班の伝統です。特に高度な専門診療(透析・腎移植)や大規模な臨床研究は東京都立小児総合医療センターを中心に取り組んでいます。診療、基礎・臨床研究すべてにおいて日本をリードする存在であり続けるために、班員一同、日々切磋琢磨しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

医療が高度に細分化される現代の医療において、こどもに関わることは「すべて」診るという点で小児科医は特異な存在だと思います。この「すべて」とは身体の診療にとどまりません。病気のお子さんが抱える心理的・社会的な問題、さらにはそのご家族のことまで、小児科医が関わる範囲はとても広いものです。この守備範囲の広さは、小児科医の大変さでもありますが、一方で大きな魅力でもあります。どんな人でも、小児医療の中に自分にバチッと合う何かを見つけることができるのではないかと思います。こども達はすべての人にとってかけがえのない宝物です。こども達からたくさんのことを教えてもらいながら、共に学んでいきましょう。

中村俊一郎専門班スタッフ
氏名
中村 俊一郎
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
平塚市民病院
入局年度
2013年
専門班
精神保健班
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

精神保健班は、子どものこころと身体、家族・学校・社会背景を含めて診療する専門班です。不登校、自傷・過量服薬、摂食障害、神経発達症、虐待や養育困難など、子どものメンタルヘルスへの対応は、小児科診療でも重要な社会的ニーズになっています。
私たちは小児科医として、身体症状、成長発達、慢性疾患や救急医療との接点を踏まえ、心理士・学校・児童相談所などと連携しながら子どもを多面的に理解し支援します。
また、専門研修として子どものこころ専門医研修を行うとともに、将来どの分野に進む医師にも精神保健的な考え方を伝え、次世代の小児科医・専門家を育成しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

これから小児科医になる先生方には、病名や症状だけでなく「その子がどのように生きているか」に目を向けられる医師になってほしいと思います。子どもの不調の背景には、発達特性、家族関係、学校生活、社会的孤立などが重なっていることがあります。すべてを一人で抱える必要はありませんが、最初に気づき、必要な支援につなぐことは小児科医の大切な役割です。精神保健班では、子どもや家族に共感する思いやり、子どもを守るために必要な強さ、そして表面に見える出来事の背景を読み解く深い洞察を大切にしています。ともに学び、子どもと家族を多面的に支えられる小児科医を目指しましょう。

冨田 健太朗専門班スタッフ
氏名
冨田 健太朗
出身大学
熊本大学
初期臨床研修施設
川崎市立川崎病院
専門班
急性期・集中治療班
入局年度
2012年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

私たちは、内科系・外科系を問わず多くの重症疾患の子どもたちと日々向き合っています。知識・経験・リーダーシップを武器に、たくさんの専門職と協力しながら、高度でハイリスクな医療(たとえば人工呼吸器管理やECMOなど)を、安全を最優先に実施しています。日ごろからの診療科や職種を越えた横断的な活動は、医学研究にも生かされています。また、医学教育にも力を入れており、個々の疾患についての知識だけでなく、臨床推論を基にした診断プロセスや、医療安全を念頭に置いた思考プロセス、チーム医療の実践などについても学ぶ機会を提供しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

小児科は、「小児」という患者さんの年齢層が名前になっている珍しい分野です。まさに子どもの専門家です。小児科医になれば、専門分野を決める前に(決めた後も)、あらゆる病気(ときには病気ですらない場合もあります)を診て、診断し、説明し、治療する経験を積みます。時には子どもだけでなく、親やきょうだいにも目を配り、家族を含めて介入する場合もあります。そこで得た経験や知識は、専門分野を決めた後にも非常に役に立ちます。ジェネラリストでありスペシャリストであることは、活動の幅を広げ、医師にできることをどんどん増やしてくれるのです。そのような医師になりたいと思う方は、是非小児科の門を叩いてみてください。

古市宗弘専門班スタッフ
氏名
古市 宗弘
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
さいたま市立病院
専門班
感染班
入局年度
2010年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

感染班では、免疫不全や基礎疾患を有する患者さんの重症感染症診療をはじめ、PICU・NICUで管理される重症患者さんの感染症、母子感染症など、幅広い領域を担当しています。また、ワクチンによる予防医療や病棟・院内における感染制御も重要な役割の一つです。さらに大学ならではの強みとして、診療だけでなく研究・教育にも力を入れており、継続的に研究に取り組める環境の整備と次世代を担う人材育成に努めています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

小児科の日常診療において、感染症は最も身近で重要な領域の一つです。感染症診療の質を高めることはもちろん、日々の診療の中で疑問を持ち、課題を見つけて検証するリサーチマインドを養うことは、どの専門分野に進む上でも大切な力になります。感染班では診療・研究・教育を通して幅広い視点を身につけることができます。皆さんと一緒に学び、成長できることを楽しみにしています。

小柳 喬幸専門班スタッフ
氏名
小柳 喬幸
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
済生会宇都宮病院
専門班
心臓班
入局年度
2007年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

心疾患を有する患者は単に心疾患に留まらず、幾つもの複合疾患を併せ持つ患者も多く、圧倒的な専門性からなる総合力が必要になります。また、近年成人先天性心疾患患者の増加に伴い、成人領域との連携も必要となってきます。慶應義塾大学病院では、周産期小児医療センターとして各分野の専門家が在院しており、垣根の低い総合診療が可能なこと、また、循環器内科及び放射線診断科と密に連携することで、他では出来ない複雑なカテーテルインターベンションも可能となっています。多様化する小児循環器診療のニーズに、1つの施設で全てを完結できることは、患者にとって非常に大きなメリットであると考えます。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

私自身、恥ずかしながら強い意志をもって小児科、循環器を選択してきたわけではありませんでした。ただ、臨床研修医の時に残った小児科研修の「充実感」で、小児科を選択しました。現在は循環器というダイナミックに患者が変動する分野のため、時には壮絶な場面に出会うこともありますが、全てを含めて、かわいい子どもたちと素晴らしい親御さんとの関係の中で、自分自身も成長できているのではないかと思います。改めてこの分野を生業とする選択をして、良かったかなと振り返っております。皆様の今後のご活躍を期待しております。

冠城 祥子専門班スタッフ
氏名
冠城 祥子
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
川崎市立井田病院
専門班
免疫・アレルギー班
入局年度
2007年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

アトピー性皮膚炎や気管支喘息、食物アレルギーなどのアレルギー疾患に対し、専門班ならではの質の高い診療、研究を行っています。
アレルギー班には現在30名以上の班員(内20名がアレルギー専門医)が在籍しており、大学病院や関連病院、小児病院などで勤務しています。大学病院のみならず関連施設にもアレルギー専門医教育研修施設(準教育研修施設を含む)が多数あり、専門研修を受けることが可能です。
また、診療科の垣根を越えた包括的かつ専門性の高い総合アレルギー診療を行うことを目的とした慶應アレルギーセンターが組織されており、内科・皮膚科・耳鼻科・眼科の先生方と連携して診療や研究を行っていることも大きな特徴の1つです。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

小児科の魅力は色々あるのですが、その中でも特に無限の可能性を秘めた時期に関われることは大きな魅力です。例えばアレルギーでは、年齢ごとに様々なアレルギー疾患を次々と発症していく傾向がある(これをアレルギーマーチと呼びます)と言われていますが、近年、そのアレルギーマーチの予防に関連する研究も盛んに行われています。今まさに困っている病気を治療すると同時に、よりよい未来を見据えて診療や研究をしていくことは、小児科医ならではの醍醐味ではないかと思っています。ぜひ一緒に小児科医として、こどもたちの健やかな成長をサポートしていきませんか。お待ちしています。

佐藤武志専門班スタッフ
氏名
佐藤 武志
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
伊勢原協同病院
専門班
代謝内分泌班
入局年度
2006年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

代謝内分泌班は、先天性甲状腺機能低下症や1型糖尿病などの先天的・後天的なホルモン異常のみならず、先天的な酵素欠損に起因する先天代謝異常症を診療しています。ホルモンや代謝は、すべての臓器の機能に密接に関連しています。そのため、代謝内分泌班は、小児科内の他のすべての専門班、ならびに他の多くの診療科と連携しており、代謝内分泌班員は質・量ともに高いレベルの診療経験を積むことができています。我々の強みは、多くの班員が臨床遺伝専門医資格を有し、大学内にある研究室で多くの内分泌代謝疾患の遺伝子解析を自分たちで行っていることです。この強みを生かし、性分化疾患センターの中核として活動しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

いい小児科医になるためには、たくさんの小児患者さんに接し、患者さんに教えていただくという姿勢でいることが大切だと思っています。一方、働き方改革により、そのような臨床経験を積みたいと思っても、さまざまなハードルがあるのも事実です。限られた時間の中で最大限の研修効率を得るためは、経験した1例1例を大切にする必要があります。私が思う「1例1例大切にする」とは、1. 患者さんの経過をすべて覚えること、2. 患者さんが直面している問題を全力で解決しようとすること、3. その患者さんから世界が学ぶことを見出し、学会発表や論文で発信すること、です。ぜひ慶應小児科の仲間になっていただきたいと思います。

嶋 晴子専門班スタッフ
氏名
嶋 晴子
出身大学
秋田大学
専門班
血液・腫瘍班
入局年度
2003年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

私は血液・腫瘍班に所属しており、小児の血液疾患や小児がんの診療を行っています。当班では、最先端の医療技術の導入に努めるとともに、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供することを重視しています。さらに、日本小児がん研究グループの臨床試験にも積極的に参加し、小児がん治療の複雑な特性と専門的な知識が必要な分野で、常に最新の研究に基づいた治療法を追求しています。また、患者さんとその家族に寄り添うことを大切にし、医師、看護師、薬剤師、心理士など多職種が連携して、心身の健康を総合的に支えるチーム医療を展開しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

初期臨床研修医の皆様、小児科医としての道には、子どもたちの健やかな成長を支える大きなやりがいがあります。病気の治療だけではなく、子どもたちの発達や家族の幸せを見守ることが、私たち小児科医の使命です。多様な疾患に対応し、幅広い医療スキルを身につけられることも、小児科医の魅力の一つです。特に、小児がん患者の診療では、深い洞察力と強い使命感が求められます。小児科医としてのキャリアは、医学の深い理解はもちろん、人間としての成長も促します。皆様が小児科医の道を選ぶことで、多くの子どもたちの人生に希望をもたらすことを心から願っています。

沼澤 佑子専門班スタッフ
氏名
沼澤 佑子
出身大学
佐賀大学
専門班
神経班
入局年度
2003年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

私たちは主に発達に関わる神経系疾患の診療を幅広く行っています。神経系は脳という大変複雑な臓器を主な対象とするため、症状が非常に多岐にわたりますが、それゆえに小児科医にしか対応できないところが多くあります。以前は神経系の病気は根本的に治すことが困難でした。近年、核酸医薬品、遺伝子治療、分子標的薬といった新しい治療が進歩し、病気の発症メカニズムに基づいた画期的な治療が次々と診療で使われるようになっています。新しい治療法によって予後が劇的に改善され、以前は乳幼児期に致死的であった疾患も普通の生活ができるほどになったものもあります。そのような意味で非常にやりがいのある分野であると感じています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

人では生活習慣の積み重ねから発症する病気も多いですが、小児科では病気の発症メカニズムは比較的単純なものが多くあります。そこに的確にアプローチし、適切な診断と治療を行うことができれば、患者さんのその先の何十年という人生を大きく変えることができます。小児期に発症する病気の数は数千ともいわれていますが、小児科は長足の進歩を遂げた分子遺伝学の恩恵を最も受けている領域の一つだと思います。これまで知られていなかった新しい病気や診断法、治療法が見つかり続けています。ぜひ皆さんとそのような新しい科学がもたらすエキサイトメントを共有し、一緒に勉強したいと思っています。

有光威志専門班スタッフ
氏名
有光 威志
出身大学
慶應義塾大学
専門班
新生児班
入局年度
2002年
Q1先生が所属する専門班の特徴を教えてください。
A

新生児期はヒトの人生の中で最もダイナミックな変化が起こる時期です。羊水に護られた水中生物の「胎児」が、命の危機にさらされる「分娩」を経て、陸上生物である「新生児」になっていくプロセスは、生物の進化の歴史をギュッと圧縮していると言えます。そのプロセスが問題なく進み、赤ちゃんが健やかに過ごせるよう支援するのが新生児医療です。心肺蘇生や集中治療のようにスピード感を持って攻める医療もあれば、赤ちゃんの成長を見まもる医療もあります。赤ちゃんの家族も含めた多職種との連携および多科連携が重要なチーム医療になります。慶應小児科新生児班ではチームの中心となり優れたオーガナイザーともなる医療者を育成しています。

Q2これから小児科医になる若手の先生にメッセージをお願いします。
A

大きな希望を持って医師になった皆さん、小児医療へようこそ!小児科医は、子どもたちの未来に深く関わり、彼らの健康と幸福に寄与するとてもやりがいのある職業です。子どもたちの成長や発達を、その家族と共に支援することは、医療の中でも喜びと感動のある経験でもあります。慶應小児科は、そのような経験を皆さんと共有しながら、皆さんの成長と活躍を支援していきます。他の職種と同様に、小児科医にも、患者さんと社会の多様なニーズに応える働き方が求められています。小児科医の多様なあり方を皆さんも一緒に考えていきましょう。

各サブスペシャリティで診療・教育を担うスタッフが、専門領域の魅力と学びを紹介します。

連携施設

藤井 雅行連携施設・専攻医
連携施設からの声
国立病院機構埼玉病院
氏名
藤井 雅行
出身大学
広島大学
初期臨床研修施設
自治医科大学附属さいたま医療センター
入局年度
2023年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2023年度:慶應義塾大学病院/新百合ヶ丘総合病院
2024年度:国立病院機構埼玉病院
2025年度:さいたま市立病院

Q2国立病院機構埼玉病院での研修内容について教えてください。
A

入院診療は、指導医とペアをつくりますが、7-9人ほどのチームで毎日カンファレンス・回診を行います。ペアの指導医の先生から細かなご指導いただき、またチーム内の様々な専門の先生からexpert opinionをお聞きすることができます。外来診療では週1日の一般外来と慢性外来を担当します。そのほか、鎮静や負荷試験、VCG、処置番、レスパイト入院などを持ち回りで行います。当直は月に5回前後です。NICUは主に妊娠32週以降の症例です。NICU入室以外の新生児室や健診、NICU退院後外来も行います。一般小児を7ヶ月、NICUを5ヶ月研修しました。
症例数も小児科医の数も多いことが当院の特徴だと思います。その分、多くのことが学べるのではないでしょうか。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科を選んだ後にも、様々な分野を専門とすることができ、自分のやりたいことがみつかると思います。そして、みんなでこどもたちの成長を守り、支えていきましょう。

大河内 達也連携施設・専攻医
連携施設からの声
川崎市立川崎病院
氏名
大河内 達也
出身大学
神戸大学
初期臨床研修施設
慶應義塾大学病院 小児科医育成コース
入局年度
2023年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2023年度:慶應義塾大学病院/川崎市立川崎病院
2024年度:川崎市立川崎病院
2025年度:佐野厚生総合病院

Q2川崎市立川崎病院での研修内容について教えてください。
A

専攻医の大河内です。研修も終盤ですが振り返るとかなり多くの外来、入院数を担当させていただいたなと思います。記憶に残る子ども達や親御さんがたくさんいらっしゃいます。上級医の先生方の専門分野も他病院と比しても多岐に亘っており、どうすればいいかわからない瞬間は随分と頼らせていただきました。手探りで自分流に行うよりも、初めは当院のような確実なサポート体制の元で働き、地盤がしっかりしたような感覚です。また、自分の興味のある分野を見つけたり、自分の興味のある分野を好きでいられる環境であると思います。社会力も身につくのが川崎病院の良さであり、個人的には東京から近いところも好きです。またいつか戻ってきて働きたいなと思います。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

まだ小児科医になって2年目の自分がメッセージするのは少し恥ずかしい気持ちですが、小児科医になって後悔する瞬間はないなと思います。サブスペシャリティもたくさんあり興味がある分野があればずっと働けると感じています。どこかで壁もあるかもしれませんが、どこか道中を楽しむ気持ちを持つといろんなことが広い目で見られると思います。 みなさんも小児科として働く充実感に目を向けて大事にしてください!

松田 知実連携施設・専攻医
連携施設からの声
さいたま市立病院
氏名
松田 知実
出身大学
帝京大学
初期臨床研修施設
さいたま市立病院
入局年度
2023年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2023年度:済生会宇都宮病院
2024年度:さいたま市立病院
2025年度:足利赤十字病院

Q2さいたま市立病院での研修内容について教えてください。
A

小児一般診療に加えて新生児診療も深く研修できるのが特徴だと思います。
関連病院では一番大きなNICUを有しており、4ヶ月間指導医の先生のもと新生児医療の基礎から学ぶことができます。研修終盤では極低出生体重児の主治医を経験させて頂き大変勉強になりました。
小児科診療では症例のバランスがよく、一般的な疾患から専門性のある疾患まではば広く経験することができます。各専門班所属の上級医の先生方がいらっしゃるため、外来や病棟で困ったことはすぐに専門の先生に聞ける環境も魅力と感じています。救急当番日の当直では130万都市のさいたま市の救急医療を一手に受けるため、とても力がつく環境だと思います。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

専門班が豊富で指導が手厚いところが慶應小児科の魅力だと思います。医局内の人の繋がりが強固であり、関連施設に勤務していても診療で困ったことがあれば大学の専門班の先生に意見を伺うことができるコミュニティーの広さが心強いです。また、出身大学も様々で垣根がないところも働きやすさにつながっていると思います。
慶應小児科で皆様と切磋琢磨できる日を楽しみにしています。

魚躬 理沙連携施設・専攻医
連携施設からの声
東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)
氏名
魚躬 理沙
出身大学
弘前大学
初期臨床研修施設
横浜労災病院
入局年度
2023年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2023年度:新百合ヶ丘総合病院/慶應義塾大学病院
2024年度:東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)
2025年度:横浜市立市民病院

Q2東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)での研修内容について教えてください。
A

外来・病棟ともに主治医を担当し、上級医の指導を受けながら日々診療しています。
当院は二次救急医療機関のため、重症患者を経験するというよりcommon diseaseを幅広く経験できる研修施設です。市川市内では数少ない小児科病床を持つ総合病院ということもあってか、近隣クリニックからの紹介は多く外来症例は豊富です。数多くのcommonな症例の中にまぎれこんでいる重症例や専門的治療を要する症例を見逃さないようにする、という小児科らしい鍛錬を積めると思います。
また、小児科クリニックや産科クリニックでの外勤が月に3-4回ほどあります。専攻医のうちにクリニックでの診療を経験できるのは当院での研修ならではだと思います。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科は子どもの心身を診るだけでなく、健やかな成長発達を見守る、患者さんご家族をサポートする等の側面もあります。学ぶべき分野や気を配るべきことは多岐にわたりときに苦労もありますが、その分やりがいも大きいです。
複数の研修施設をまわり、それぞれの地域性や施設の体制に応じた診療を経験できるという点が医局での研修で得られるメリットだと感じます。小児科医として一緒に学ぶ仲間がこれからも増えていったら嬉しいです。

鬼頭 直文連携施設・専攻医
連携施設からの声
佐野厚生総合病院
氏名
鬼頭 直文
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
那須赤十字病院
入局年度
2023年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2023年度:慶應義塾大学病院/佐野厚生総合病院
2024年度:佐野厚生総合病院
2025年度:済生会宇都宮病院

Q2佐野厚生総合病院での研修内容について教えてください。
A

佐野厚生総合病院はとても楽しく研修に最適な病院の一つです。新生児から一般小児まで幅広い症例を経験することができます。部長の吉田真先生は優しくユーモラスな方で、先生のご指導の下のびのびと診療できます。小児科医の人数はそれほど多くはないですが、困った時にはいつでも相談ができ、したいことがある時は手厚いサポートをしてもらえる環境があります。医療としては栃木県南の幅広い地域を担っており、栃木県内での連携も強く自治医科大学、獨協医科大学とも協力して診療しています。佐野ラーメンも有名ですので、是非食べてみてください。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

慶應小児科は専攻医として学ぶのに最適な環境です。素晴らしい同期、なんでも相談できる先輩に囲まれて専攻医として充実した小児科医生活を送っています。また専門医になってからは専門班で学ぶ楽しみも待っています。多くの関連病院、専門班があり自分のなりたい医師像を実現できる場所が慶應小児科にはあります。同じ小児科医として一緒に働ける日を心待ちにしています。

中山 まどか連携施設・専攻医
連携施設からの声
横浜市立市民病院
氏名
中山 まどか
出身大学
日本医科大学
初期臨床研修施設
東京都立大塚病院
入局年度
2022年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2022年度:慶應義塾大学病院/平塚市民病院
2023年度:平塚市民病院
2024年度:横浜市立市民病院

Q2横浜市立市民病院での研修内容について教えてください。
A

横浜市立市民病院は横浜市の中核病院であるため昼夜通して多くの症例が集まり、一般的な疾患から比較的稀な疾患まで幅広い症例を経験することができます。NICU・GCUがあり、分娩数も非常に多く、周産期医療も充実しています。時にはCPAやICU症例も経験する機会があり、基礎から応用まで小児科専攻医として必要な経験は身につけられると思います。専攻医の仲間も多く、お互いに教え合い、助け合いながら楽しく学んでいくことができます。研修医も含めてチーム性で患者さんの診療にあたっており、年次が上がるとともにチーム医療に欠かせないリーダーシップも身につける機会があります。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

慶應小児科は多くの指導医に恵まれ、専攻医の同期、先輩や後輩とも出身大学に関わらず、同じ道をすすむ仲間として共に学ぶ環境が整っています。豊富な専門班があり、進路に迷っている人でも自分の理想とする将来像をみつけられると思います。こどもの笑顔に癒され、共に成長を感じることができるのは小児科でしか経験できない魅力のひとつです。ぜひ一緒に小児科医としての第一歩を踏み出しましょう。

手塚 舞花連携施設・専攻医
連携施設からの声
国立病院機構東京医療センター
氏名
手塚 舞花
出身大学
慶應義塾大学
初期臨床研修施設
東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)
入局年度
2022年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2022年度:東京歯科大学市川総合病院(現・国際医療福祉大学市川総合病院)/慶應義塾大学病院
2023年度:国立病院機構埼玉病院
2024年度:国立病院機構東京医療センター

Q2国立病院機構東京医療センターでの研修内容について教えてください。
A

地域を支える中核病院として、24時間365日の二次救急対応を行なっています。NICU・一般病棟の管理、健診、慢性外来など、手厚いサポートの中、自分の裁量で物事を決めることができ、実践的に学べることが多いです。血液・内分泌・腎臓・神経・感染症・アレルギー・遺伝と多岐の分野にわたるスタッフの先生方のもとで、東京医療センターの専攻医と共に和気藹々と研修できることも魅力の一つです。また、国立病院機構のプログラムで様々な研修に参加できます。今年度は南京都病院の重症心身障害児医療に関する研修や、岡山医療センターのチーム医療に関する研修に参加しました。全国から来る多職種のスタッフと交流できたことは良い経験でした。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科を選んでから3年間、可愛い子どもたちに癒され、一度も後悔することなく楽しい日々を過ごせています。様々な選択肢があると思いますが、慶應小児科の強みは「縦と横の強固な繋がり」だと感じます。色々な病院を巡り、困った時に頼れる存在が増えました。また、多様なキャリアパスがあるからこそ、それぞれのライフプランに合わせた希望を叶えてくれることも魅力の一つだと思います。ぜひ一緒に充実した日々を過ごしましょう。

山田美歩連携施設・専攻医
連携施設からの声
平塚市民病院
氏名
山田 美歩
出身大学
山梨大学
初期臨床研修施設
国立病院機構埼玉病院
入局年度
2022年
Q1先生の3年間の専攻医プログラムについて教えて下さい。
A

2022年度:川崎市立川崎病院/慶應義塾大学病院
2023年度:横浜市立市民病院
2024年度:平塚市民病院

Q2平塚市民病院での研修内容について教えてください。
A

平塚市民病院小児科の特徴の一つはアットホームであることです。指導医の先生方は気さくな方々ばかりで、どんなに小さな悩みも相談しやすいです。専攻医が主治医として責任を持てる環境にしつつも困ったときは快く手を差し伸べてくださるため、安心して日々の診療に取り組めています。コメディカルの方々とのコミュニケーションも円滑でとても働きやすい職場です。また、市中病院で経験すべきcommon diseaseは一通り経験できます。時には診断に難渋することや、心理的・社会的な問題を抱えている患者さんに出会うこともありますが、一人ひとりの患者さんやご家族にじっくりと向き合う時間が取れることも良い点だと感じています。

Q3これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

慶應小児科には、ジェネラリストとしてもスペシャリストとしても背中を追いかけたい先生方が数多くいらっしゃいます。また、大学病院と関連病院のそれぞれで、バランス良く小児科医としての土台を築ける環境が整っています。私も小児科医としての人生が始まったばかりで、患者さんやご家族との出会いの中で様々なことを学んでいる成長過程にあります。一緒に切磋琢磨できる仲間が一人でも増えてくれると嬉しいです。

下郷 幸子連携施設・指導医
氏名
下郷 幸子
出身大学
福井医科大学
所属
新百合ヶ丘総合病院
入局年度
2000年
専門班
神経班
Q1先生の病院における専攻医研修の様子について教えてください。
A

小児救急・周産期医療を担うために、東京近郊の緑豊かな高台に2012年に開設された若い病院です。多彩なサブスペシャリティ領域(神経、腎臓、内分泌・代謝、アレルギー、精神保健)の指導医を擁し、将来の専門領域を視野に入れた質の高い専攻医研修を提供しています。小児神経、子どもの心の研修施設でもあり、ビデオ脳波や特殊MRI、PETなどの検査機器も充実しています。
症例検討、小児科専門医取得のための症例要約指導など、丁寧な対面指導を受ける機会が多く、個々の症例を丁寧に深掘り学習する姿勢を養っていただけます。初期研修医や医学部地域実習の受け入れ実績も豊富で、後輩を指導する機会にも恵まれた活気のある研修環境です。

Q2これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医は、子どもたちの成長と発達を見守る総合医です。病気を診断し治療するだけでなく、家庭や学校、地域など子どもを取り巻く環境に目を配り、子育て中のご家族に寄り添います。自分の思いやつらさを十分に伝えることができない子どもたちの声に耳を傾け、その思いを大人や社会に届ける「子どもの代弁者」として子どもの幸せを守ります。
日々の診療は楽ではありませんが、一人ひとりの子ども、そしてそのご家族とともに歩み、子どもが成長していく姿を見届けることができるのは、小児科医に与えられる大きなご褒美です。
子どもたちの笑顔のために、小児科医として一緒に歩んでいきませんか。

堀 尚明連携施設・指導医
氏名
堀 尚明
出身大学
慶應義塾大学
所属
太田記念病院
入局年度
1997年
専門班
代謝内分泌班
Q1先生の病院における専攻医研修の様子について教えてください。
A

当院は地方の基幹病院であり地域の”最後の砦”です(40万人の医療圏で小児が入院できるのは当院のみ)。従って、多くの患者さんが集まってきます。
またメリットでもありデメリットでもあるのが、医師数が決して潤沢でないことです。
小児医療センターや大学病院は医師数が多く、専門家集団なので、すぐに何でも聞くことができるでしょう。地方の病院では専門家がいない中で、我々が出来ることを考え対応する能力が養われますし、度胸が着きます。
当然ですが、慶應小児科の専門班に気軽に相談できますし、近隣の高次医療機関とも連携しているので心配ありません。
専攻医の1か月の当直の回数が5-6回と多い時もありましたが、「大変有意義」と3人中3人が評価・回答してくれました。それはなぜでしょうか?
症例が豊富なのは勿論ですが、病棟やERスタッフがサポートしてくれたこと、困っても必ず上級医が助けてくれたことで、「安心感があったから」です。大変ありがたい言葉です。

Q2これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医はジェネラリストであり、子どもに関してはスペシャリストです。
医師の中で、ジェネラリスト(総合診療医)は小児科医と一部の内科医のみで、その他の科の医師はスペシャリスト(専門家)であると私は考えます。実際に小児科医は新生児期から思春期、青年期のあらゆる疾患に対応します。30~50歳代の患者さんも結構通院されています。
一方、小児科医は子どものスペシャリストです。子どものことでわからないことがあれば、「とりあえず小児科へどうぞ」と宣伝しています。
例えば、椅子から転落して頭部打撲したが意識晴明なので脳外科に断られた症例、爪の形が変だけど何科を受診すればよいかわからない症例(爪は皮膚科ですが基礎疾患の有無を確認する必要あり)、不登校だけど児童精神科の予約は数か月先で困り果てた症例などなど。都内なら専門家が周囲にたくさんいてそんなに困ることはないでしょう。しかし地方には専門家が近くにいません。
慶應小児科の良い点の1つは、関連病院の多さ、それも首都圏から地方までを有することです。1-2年だけでも地方で小児科をやってみませんか。
多くを学ぶことができますし、空気も水も食事も美味しいですよ。

上牧 勇連携施設・指導医
氏名
上牧 勇
出身大学
弘前大学
所属
国立病院機構埼玉病院
入局年度
1991年
専門班
心臓班
Q1先生の病院における専攻医研修の様子について教えてください。
A

当院では、当院の専攻医、慶應義塾大学、さいたま市立病院からの専攻医が研修しています。色々なバックグラウンドを持った専攻医がともに研修することで互いに刺激し合い相乗効果がみられています。当院の特徴である小児救急では、一次救急からCPAまで多くの症例を経験し、貴重な経験になっているようです。一般小児当直は2名体制なので安心して研修できる環境と言えるかもしれません。小児科コースの初期研修医を交えた若手勉強会は、専攻医が中心となって毎週水曜日の朝に開催されています。毎週火曜日には抄読会があり、その他にも地方会での発表、臨床研究で倫理委員会への申請など充実した日々を送っています。

Q2これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科は、病気を見るという面はもちろんありますが、お子さん一人一人に寄り添って、その子(生活環境、家族との関係、身体の状態など)のすべてを診察するという姿勢が大切です。感染症や臓器別の疾患の診療から、今は全人的に子どもの健康を見守ることが小児科医の仕事になってきました。その範囲は幅広くなり、小児科医の活躍すべき場所も拡がっています。子どもたちの笑顔のために働いてみませんか。子どもたちの笑顔に癒され、充実した医師生活を送れると思いますよ。

福島 裕之連携施設・指導医
氏名
福島 裕之
出身大学
慶應義塾大学
所属
国際医療福祉大学市川総合病院
入局年度
1988年
専門班
心臓班
Q1先生の病院における専攻医研修の様子について教えてください。
A

当院の小児科チームは、診てくださいと頼まれたら基本的には断らない、ひとりひとりの患者さんの診療をていねいに行い多くのことを学ぶ、という姿勢で日々活動をしています。このような小児科チームの一員となってくれた専攻医の皆さんも、それぞれの個性を活かしながら、ときには忙しく、ときには伸び伸びと研修を行っています。私たち指導医も、専攻医の皆さんの自主性を引き出して、自ら考え、判断する力を育むよう心がけています。研修を終えて当院を旅立つ頃には、私たちも驚くほどに専攻医の皆さんが成長していて、指導医たちが彼らから元気をもらっています。

Q2これから小児科医になる先生にメッセージをお願いします。
A

小児科医はかっこよくないといけないと思っています。だって、こどもが見てるから。小児科医は誠実でなければいけないとも思っています。なぜなら、こどもは嘘をつく人を見抜いてしまうから。なので、小児科医は楽ではないけれど、こどもが元気になったり、成長したりする姿を見られるのはとても楽しいし、嬉しい。小児科医を続けていれば、自然に、かっこよくて信頼されるおとなになれるという特典もついてきます!? 少子化といっても、この国の将来を担うのはこどもであることに変わりはありませんので、小児科医の仕事がなくなるなんて心配もいりませんよ。

連携施設で研修する専攻医と、現場で専攻医を支える指導医からのメッセージです。

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