オリジナル企画「特別セッション」

第83回学術総会では、前年より一枠多い会場構成を活かし、通常の学術セッションとは別に「東京女子医科大学オリジナル企画」として工夫を凝らしたイベントセッションを企画いたしました。主に全国の若手脳神経外科にスポットの当たる、もしくは若手が聴きたいものに仕上がったと考えております。Green Projectと同様、ぜひ活気ある学会とできるよう皆様のご参加をお待ちしております。

特別セッション1

脳神経外科×SDGs:健康な社会を創るために

世界的には医療も地球環境などを考慮する時代になっています。欧米を中心として病院での脱炭素に向けた活動が加速する世界情勢ですが、我が国の病院や医師はその認識が高いとは言えず、むしろその流れに逆行しているとも言われているようです。例えば脳神経外科ではMRIやCT、更に術中のモニタリング機器やナビゲーションシステム、そして血管内治療における透視機器と言った、数多くの大型医療機器が使用されており、これらの省エネ化を図ることで、温室効果ガスの排出量を削減しSDGsへの貢献が期待できます。脳神経外科学会会員に「医療×SDGs」の認識をもっていただくとともに、ある意味がむしゃらな「患者中心医療」から「社会や環境にもやさしい医療」へと進化できることを脳神経外科から発信して行くことを願い、本特別セッションを企画いたしました。

対象 全参加者
日時 10月16日(水)15:20~16:20
会場 M会場(パシフィコ横浜 ノース 4F G418・G419)
司会・演者 佐藤 公治 (日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院)
朝本 俊司 (Green Sports Alliance/牧田総合病院)

特別セッション2

International Cross Talk/Future for Functional Neurosurgery

世界を代表するfunctional neurosurgeonsが横浜に集結。機能性脳疾患治療における革新と社会との調和を謳い、「運動異常」「てんかん」「難治性疼痛」そして「精神疾患」など、それぞれのテーマに対して平 孝臣・森田明夫先生モデレートのもと、それぞれの立場で歴史・現在・そして未来展望について思い思いに語って頂くワールドクラスセッションに乞うご期待。

対象 全参加者
日時 10月16日(水)16:30~18:30
会場 M会場(パシフィコ横浜 ノース 4F G418・G419)
司会 平 孝臣  (三愛病院機能神経外科)
森田 明夫 (東京労災病院)
演者 Jean Regis (CHU Marseille, France)
John R. Adler, Jr.(University of Stanford, USA)
Jorge A. González-Martínez(University of Pittsburgh, USA)
Bomin Sun (Shanghai Jiao Tong University, China)
堀澤 士朗  (東京女子医科大学脳神経外科)

The world's leading functional neurosurgeons will gather in Yokohama. Regarding current innovation in the treatment of the functional disorders and harmony with society, we look forward to welcome the world-class sessions where each speaker will talk about the history, present, and future prospects of the field of functional neurosurgery from their own perspective, with moderation by prof. Takaomi Taira (past president of WSSFN) and prof. Akio Morita, on the themes of "movement disorders," "epilepsy," "intractable pain," and "psychiatric disorders."

Date and time Wednesday, October 16 16:30~18:30
Venue Room M (Pacifico Yokohama North 4F G418・G419)
Moderators Takaomi Taira(Tokyo Women's Medical University, Japan)
Akio Morita(Tokyo Rosai Hoaspital, Japan)
Speakers Jean Regis(CHU Marseille, France)
John R. Adler, Jr.(University of Stanford, USA)
Jorge A. González-Martínez(University of Pittsburgh, USA)
Bomin Sun(Shanghai Jiao Tong University, China)
Shiro Horisawa(Tokyo Women's Medical University, Japan)

特別セッション3

多忙な臨床の合間に論文を大量作成するには?

これからの若手・中堅脳神経外科医は自分の専門となる臨床や研究を定め、そして極めていくことが求められます。しかし、そこまでに至るまでに研究論文の作成につまづく若手がほとんどであろうと思います。どのように研究テーマを決めて、どのように論文を企画立案し、実際に作成、そして完成に至るまでを自身の経験に基づきご講演を頂きます。悩める若手脳神経外科医を応援すべく、明日からの論文作成に役立てるセミナーです。

対象 研修医・専攻医・若手医師
日時 10月17日(木)9:00~10:20
会場 M会場(パシフィコ横浜 ノース 4F G418・G419)
司会 藤村 幹  (北海道大学)
齋藤 竜太 (名古屋大学)
演者 松川 東俊 (兵庫医科大学)
松島 健  (東京医科大学)
田村 亮太 (慶應義塾大学)
堀澤 士朗 (東京女子医科大学)

特別セッション4

目指せ!支部会甲子園

「目指せ!支部会甲子園」と題し、各支部会にてご発表頂きました若手医師のための啓発の場とすべきセッションを企画いたしました。学会事務局より、事前に今春行われました各支部会会長へ直接ご依頼差し上げ、全発表演題の中から若手医師(35歳以下)最大2名までを順位を付しご推挙頂きました。その後、当学術総会事務局内にて厳正なる審査後、本戦出場候補者7名を決めさせて頂きました。学術総会当日(2日目午前)、各支部各校を代表として7名の演者一同にご登壇頂き、各支部会にて発表されました同じ内容のプレゼンテーションを行って頂きます。全ての演者ご発表後、会場参加者(およびWEB参加者(予定))にて投票をその場で行って頂き、栄えある第一回優勝者を決定いたします。そして、優勝者には学会長より表彰と目録が授与されます。

対象 参加者全体およびGP参加者
日時 10月17日(木)10:30~11:50
会場 M会場(パシフィコ横浜 ノース 4F G418・G419)
司会 林 基弘  (東京女子医科大学)
森谷 圭佑 (西島病院)
森田 修平 (東京女子医科大学)
演者 齋木 俊一郎(中村記念病院)
伊藤 陸人  (東北大学)
宮内 翼   (慶應義塾大学)
一ノ瀬 惇也(金沢大学)
香月 里奈  (大阪医科薬科大学)
山本 和博  (島根大学)
濵田 寛章  (出水郡医師会広域医療センター)

特別セッション5

日米小児脳神経外科レジデント教育比較

小児脳神経外科学分野は、とくに小児を扱う脳神経外科医にとって、その革新とも言うべきピットフォールや高い専門性、そして子供たちや親たちが直面している教育・行政支援の現状や将来を案じた社会との調和がとても大切な分野であります。最近、これからの脳神経外科を志す女性医師にとっても大変関心の高い分野として注目されています。そこで今回、日米各国を代表とする小児脳神経外科医によるレジデント教育についてご講演を頂き、とくに若手脳神経外科医の将来への羅針盤となることを確信しております。

対象 研修医・専攻医および小児脳神経外科専門医
日時 10月17日(木)14:40~15:40
会場 M会場(パシフィコ横浜 ノース 4F G418・G419)
司会 藍原 康雄  (東京女子医科大学)
演者 Daniel J. Curry(Texas Childrens Hospital(USA))
赤井 卓也  (金沢医科大学)

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