日本メンデル協会概要

日本メンデル協会が任意団体として設立されたのは、33年前の1984年12月10日のことです。目次6参照 翌1985年には長野県教育委員会を主務官庁とする財団法人に指定され、1990年になると任意団体であった国際細胞学会が日本メンデル協会に加わり、その機関誌であったキトロギア(CYTOLOGIA)の刊行母体となりました。2013年9月2日には公益財団法人に認定され今日に至っております。目次5参照

  1. 会長挨拶
  2. 協会役員 (平成29年度-31年度)
  3. 日本メンデル協会定款
  4. メンデル協会事業のご案内
  5. 公益財団法人としての出発に際して
  6. 日本メンデル協会の設立に際して

会長挨拶

河野重行(第8代会長)

私が日本メンデル協会にかかわるようになったのは、黒岩常祥先生が第4代キトロギア編集長をお引き受けになった1993年頃からです。当時、黒岩常祥先生の研究室は東京大学本郷キャンパスの南端にある理学部2号館にあって、日本メンデル協会があった本郷2丁目の東真ビル(現エスペランサV)とはつい目と鼻の先でした。私が、東京大学の黒岩先生の研究室に所属していたのは1988年1月から1999年3月まで、その頃は論文の査読を随分手伝わせていただきました。また、1990年に国際細胞学会と日本メンデル協会が合併した頃やその後の運営のご苦労などもよく存じ上げております。

第6代日本メンデル協会会長の廣川秀夫先生から依頼され、私が日本メンデル協会副会長とキトロギア編集長を黒岩先生から引き継いだのは2007年のことです。編集長を11年も務めたことになります。11年というのは随分長いようですが、黒岩先生の14年に及びませんし、初代編集長の藤井健次郎先生は24年(1929-1952)、第2代編集長の篠遠喜人先生は37年(1953-1989)、第3代の田中信徳先生は3年(1990-1992)編集長を務めておいでです。第4代の黒岩先生から私が第5代編集長を引き継いだ頃は、世界がIT化に大きく舵をきった時期で、電子メールによる投稿に切り替えるところから始め、インパクトファクター(IF)を復活させ、Web投稿システムを導入するところまで漕ぎ着けました。ここで編集長は第6代目の日詰雅博先生に替わりますが、これからのキトロギアの発展が楽しみです。

日本メンデル協会は、第7代会長の長田敏行先生のご尽力で、2013年に公益財団法人化し、2016年には下諏訪町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で念願の「メンデル特別展」を開催しており、ギャラリートークやメンデル講演会は大盛況でした。公益財団法人日本メンデル協会の定款には、遺伝学の普及・振興と遺伝学の祖メンデル(J.G.Mendel)の業績の顕彰を行い、社会における細胞遺伝学と細胞生物学の理解を深めることを目的としており(第3条)、第4条2項には「収集したメンデル資料の一層の充実とその整理、さらに一般公開事業の推進」とあります。事業を規定した第4条にはこの2項の他に、5項が定められていて、「講演会開催」、「キトロギア刊行」、「キトロギア優秀論文の顕彰」、「優れた研究の顕彰と助成による国際交流」と「その他の事業」となっています。初代会長の篠遠先生は下諏訪町に「メンデル記念館」を建設することを夢見ておりました。その夢はかないませんでしたが、着実に歩を進め遺伝学の普及や国際交流の先には、チェコのブルノにある「メンデル博物館」との連携などもあるもあるように思います。この博物館はメンデルがエンドウの遺伝の実験をした修道院が改装されたもので、メンデルがエンドウを植えた小さな庭も残っています。

会長以下新執行部としては、第2回メンデル特別展に照準を合わせて、準備万端怠りなくするのが最も着実でしょう。第1回メンデル特別展は、諏訪大社の最大行事の式年造営御柱大祭大祭すなわち「御柱」の年だったので、次も御柱の年がいいでしょう。御柱は数え年で7年に一度なので、次は2022年になります。2022年は奇しくも「メンデル生誕200年」で、チェコをはじめ世界中で関連イベントが開催されるでしょう。日本でも御柱と絡めた独自の「メンデル特別展」が生誕200年を記念して開催できればと思っております。日本メンデル協会の今後の活動にご期待ください。

公益財団法人日本メンデル協会 役 員 (平成29年6月30日~平成31年6月29日)

理事(6名)

河野重行(会長) 東京大学名誉教授・専修大学客員教授
日詰雅博(副会長) 愛媛大学名誉教授・キトロギア編集長
長田敏行 東京大学名誉教授・法政大学名誉教授
松永幸大 東京理科大学理工学部応用生物科学科教授
數藤由美子  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子医学・医療部門 高度被ばく医療センター
計測・線量評価部 生物線量評価グループ グループリーダー
川岸郁朗 法政大学生命科学部学部長・教授

監事(2名)

平野博之 東京大学大学院理学系研究科教授
山口正視 千葉大学真菌医学研究センターグランドフェロー

評議員(12名)

塚田為康 和田薫幸会事務局
永田典子 日本女子大学理学部准教授
田中一朗 横浜市立大学大学院理学総合研究科教授
中村宗一 琉球大学理学部教授
中村俊夫 信州大学名誉教授
馳澤盛一郎 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
宮村新一 筑波大学生命環境系准教授
邑田 仁 東京大学大学院理学系研究科附属植物園教授
草場 信 広島大学大学院理学研究科教授
佐々木成江 名古屋大学大学院理学研究科准教授
酒井 敦 奈良女子大学研究院自然科学系教授
佐野俊夫 法政大学生命科学部教授

公益財団法人  日本メンデル協会  定款

第1章 総 則

(名 称)

第1条 この法人は、公益財団法人日本メンデル協会(英文表記The Japan Mendel Society)と称する。

(事務所)

第2条 この法人は、主たる事務所を東京都文京区に置く。(移転期日 平成26年1月1日)
この法人は、理事会の決議によって従たる事務所を必要な地に置くことができる。

第2章 目的及び事業

(目 的)

第3条 この法人は、遺伝学の普及・振興と遺伝学の祖メンデル(J.G.Mendel)の業績の顕彰を行い、社会における細胞遺伝学と細胞生物学の理解を深めることを目的とする。

(事 業)

第4条 この法人は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1) 遺伝学の普及のための講演会開催
(2) 収集したメンデル資料の一層の充実とその整理、さらに一般公開事業の推進
(3) 細胞遺伝学・細胞生物学国際学術誌キトロギア(CYTOLOGIA)の刊行
(4) 上記キトロギアの優秀論文の顕彰
(5) 優れた研究の推進のための顕彰と研究助成、併せて国際交流
(6) その他この法人の目的を達成するために必要な事業
前項の事業は、本邦及び海外において行うものとする。

第3章 資産及び会計

(基本財産)

第5条 基本財産は、この法人の事業を行うために不可欠な財産として、理事会及び評議員会で定めたものとする。
基本財産は、理事会及び評議員会において別に定めるところにより、この法人の目的を達成するために善良な管理者の注意をもって管理しなければならず、基本財産の一部を処分しようとするとき及び基本財産から除外しようとするときは、あらかじめ理事会及び評議員会の承認を要する。

(事業年度)

第6条 この法人の事業年度は、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。

(事業計画及び収支予算)

第7条 この法人の事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みを記載した書類については、毎事業年度開始の日の前日までに、会長が作成し、理事会の承認を受けなければならない。これを変更する場合も、同様とする。
前項の書類については、主たる事務所及び従たる事務所に、当該事業年度が終了するまでの間備え置き、一般の閲覧に供するものとする。

(事業報告及び決算)

第8条 この法人の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後、会長が次の書類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会の承認を経て、定時評議員会に提出し、第1号及び第2号の書類についてはその内容を報告し、第3号から第6号までの書類については承認を受けなければならない。
(1) 事業報告
(2) 事業報告の附属明細書
(3) 貸借対照表
(4) 損益計算書(正味財産増減計算書)
(5) 貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書
(6) 財産目録
前項の書類のほか、次の書類を主たる事務所に5年間、また、従たる事務所に3年間備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款を主たる事務所及び従たる事務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。
(1) 監査報告
(2) 理事及び監事並びに評議員の名簿
(3) 理事及び監事並びに評議員の報酬等の支給の基準を記載した書類
(4) 運営組織及び事業活動の状況の概要及びこれらに関する数値のうち重要なものを記載した書類

(公益目的取得財産残額の算定)

第9条 会長は、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律施行規則第48条の規定に基づき、毎事業年度、当該事業年度の末日における公益目的取得財産残額を算定し、前条第2項第4号の書類に記載するものとする。

第4章 評議員

(評議員)

第10条 この法人に、評議員8名以上12名以内を置く。

(評議員の選任及び解任)

第11条 評議員の選任及び解任は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第179条から第195条の規定に従い、評議員会において行う。
評議員を選任する場合には、次の各号の要件をいずれも満たさなければならない。
(1) 各評議員について、次のイからヘに該当する評議員の合計数が評議員の総数の3分の1を超えないものであること。
イ 当該評議員及びその配偶者又は3親等内の親族
ロ 当該評議員と婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者
ハ 当該評議員の使用人
ニ ロ又はハに掲げる者以外の者であって、当該評議員から受ける金銭その他の財産によって生計を維持しているもの
ホ ハ又はニに掲げる者の配偶者
ヘ ロからニまでに掲げる者の3親等内の親族であって、これらの者と生計を一にするもの
(2) 他の同一の団体(公益法人を除く。)の次のイからニに該当する評議員の合計数が評議員の総数の3分の1を超えないものであること。
イ 理事
ロ 使用人
ハ 当該他の同一の団体の理事以外の役員(法人でない団体で代表者又は管理人の定めのあるものにあっては、その代表者又は管理人)又は業務を執行する社員である者
ニ 次に掲げる団体においてその職員(国会議員及び地方公共団体の議会の議員を除く。)である者
① 国の機関
② 地方公共団体
③ 独立行政法人通則法第2条第1項に規定する独立行政法人
④ 国立大学法人法第2条第1項に規定する国立大学法人又は同条第3項に規定する大学共同利用機関法人
⑤ 地方独立行政法人法第2条第1項に規定する地方独立行政法人
⑥ 特殊法人(特別の法律により特別の設立行為をもって設立された法人であって、総務省設置法第4条第15号の規定の適用を受けるものをいう。)又は認可法人(特別の法律により設立され、かつ、その設立に関し行政官庁の認可を要する法人をいう。)
評議員に異動があったときは、2週間以内に登記し、登記事項証明書等を添え、遅滞なくその旨を行政庁に届け出なければならない。

(任期)

第12条 評議員の任期は、選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時までとする。
任期の満了前に退任した評議員の補欠として選任された評議員の任期は、退任した評議員の任期の満了する時までとする。
評議員は、第10条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお評議員としての権利義務を有する。

(評議員に対する報酬等)

第13条 評議員に対して、各年度の総額が40万円を超えない範囲で、評議員会において別に定める報酬等の支給の基準に従って算定した額を、報酬として支給することができる。
評議員には、その職務を行うために要する費用の支払をすることができる。

第5章 評議員会

(構成)

第14条 評議員会は、すべての評議員をもって構成する。

(権限)

 第15条 評議員会は、次の事項について決議する。
(1) 理事及び監事の選任又は解任
(2) 理事及び監事の報酬等の額
(3) 評議員に対する報酬等の支給の基準
(4) 貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の承認
(5) 定款の変更
(6) 残余財産の処分
(7) 基本財産の処分又は除外の承認
(8) その他評議員会で決議するものとして法令又はこの定款で定められた事項

(開催)

第16条 評議員会は、定時評議員会として毎事業年度終了後3箇月以内に1回開催するほか、必要がある場合に開催する。

(招集)

第17条 評議員会は、法令に別段の定めがある場合を除き、理事会の決議に基づき会長が招集する。
評議員は、会長に対し、評議員会の目的である事項及び招集の理由を示して、評議員会の招集を請求することができる。

 (招集の通知)

第18条 会長は、評議員会の開催日の5日前までに、評議員に対して、会議の日時、場所、目的である事項を記載した書面又は電磁的方法により通知を発しなければならない。
前項の規定にかかわらず、評議員全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく評議員会を開催することができる。

(議長)

第19条 評議員会の議長は、開催の都度その評議員会において出席した評議員の中から選出する。

(決議)

第20条 評議員会の決議は、決議について特別の利害関係者を有する評議員を除く評議員の過半数が出席し、その過半数をもって行う。
前項の規定にかかわらず、次の決議は、決議について特別の利害関係を有する評議員を除く評議員の3分の2以上に当たる多数をもって行われなければならない。
(1) 監事の解任
(2) 評議員に対する報酬等の支給の基準
(3) 定款の変更
(4) 基本財産の処分又は除外の承認
(5) その他法令で定められた事項
理事又は監事を選任する議案を決議するに際しては、各候補者ごとに第1項の決議を行わなければならない。理事又は監事の候補者の合計数が第24条に定める定数を上回る場合には、過半数の賛成を得た候補者の中から得票数の多い順に定数の枠に達するまでの者を選任することとする。

(決議の省略)

第21条 理事が評議員会の目的である事項について提案した場合において、その提案について、議決に加わることのできる評議員の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、その提案を可決する旨の評議員会の決議があったものとみなす。

(報告の省略)

第22条 理事が評議員の全員に対し、評議員会に報告すべき事項を通知した場合において、その事項を評議員会に報告することを要しないことについて、評議員の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、その事項の評議員会への報告があったものとみなす。

(議事録)

第23条 評議員会の議事については、法令で定めるところにより、議事録を作成する。
前項の議事録には、議長及び出席した評議員のうちから選出された議事録署名人2名以上が記名押印する。

第6章 役 員

(役員の設置)

第24条 この法人に、次の役員を置く。
(1) 理事 4名以上8名以内
(2) 監事 2名以内
理事のうち1名を会長、1名を副会長とする。
前項の会長をもって一般社団法人及び一般財団法人に関する法律上の代表理事とし、副会長をもって同法第91条第1項第2号の業務執行理事とする。

(役員の選任)

第25条 理事及び監事は、評議員会の決議によって選任する。
会長及び副会長は、理事会の決議によって理事の中から選定する。
理事のうちには、理事のいずれか1名及びその親族その他特殊の関係がある者の合計が、理事総数(現在数)の3分の1を超えて含まれることになってはならない。監事についても同様とする。
他の同一の団体(公益法人を除く)の理事又は使用人である者その他これに準ずる相互に密接な関係にある者である理事の合計数は、理事の総数の3分の1を超えてはならない。監事についても同様とする。
監事には、この法人の理事(親族その他特殊の関係がある者を含む。)及び評議員(親族その他の特殊の関係がある者を含む。)並びにこの法人の使用人が含まれてはならない。また、各監事は、相互に親族その他特殊の関係があってはならない。
理事又は監事に異動があったときは、2週間以内に登記し、登記事項証明書等を添え、遅滞なくその旨を行政庁に届け出なければならない。

(理事の職務及び権限)

第26条 理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより、職務を執行する。
会長は、法令及びこの定款で定めるところにより、この法人を代表し、その業務を執行し、副会長は、理事会において別に定めるところにより、この法人の業務を分担執行する。
会長及び副会長は、毎事業年度に4箇月を超える間隔で2回以上、自己の職務の執行の状況を理事会に報告しなければならない。

 (監事の職務及び権限)

第27条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告を作成する。
監事は、いつでも、理事及び使用人に対して事業の報告を求め、この法人の業務及び財産の状況の調査をすることができる。

(役員の任期)

第28条 理事の任期は、選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時までとする。
監事の任期は、選任後4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時までとする。
補欠として選任された理事又は監事の任期は、前任者の任期の満了する時までとする。
理事又は監事は、第24条に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお理事又は監事としての権利義務を有する。

(役員の解任)

第29条 理事又は監事が、次のいずれかに該当するときは、評議員会の決議によって解任することができる。ただし、監事を解任する場合の決議は、議決に加わることのできる評議員総数の3分の2以上をもって行わなければならない。
(1) 職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき。
(2) 心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪えないとき。

(役員の報酬等)

第30条 理事及び監事に対して、評議員会において別に定める総額の範囲内で、評議員会において別に定める報酬等の支給の基準に従って算定した額を報酬等として支給することができる。
理事及び監事には、その職務を行うために要する費用を支払うことができる。

第7章 理事会

(構成)

第31条 理事会は、すべての理事をもって構成する。

(権限)

第32条 理事会は、次の職務を行う。
(1) この法人の業務執行の決定
(2) 理事の職務の執行の監督
(3) 会長及び副会長の選定及び解職

(招集)

第33条 理事会は、会長が招集する。
会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、各理事が理事会を招集する。
会長は、理事会を招集するときは、会議の日時、場所、目的及び審査事項を記載した書面をもって、開催日の5日前までに、各理事及び各監事に対して通知しなければならない。
前項の規定にかかわらず、理事及び監事の全員の同意があるときは、招集の手続を経ることなく理事会を開催することができる。

(議長)

第34条 理事会の議長は、会長がこれに当たる。
副会長は、議長の職務を代行することができる。

(決議)

第35条 理事会の決議は、決議について特別の利害関係を有する理事を除く理事の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

( 決議の省略)

第36条 理事が、理事会の決議の目的である事項について提案をした場合において、その提案について議決に加わることのできる理事の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、その提案を可決する旨の理事会の決議があったものとみなすものとする。ただし、監事が異議を述べたときは、この限りではない。

(報告の省略)

第37条 理事又は監事が理事及び監事の全員に対し、理事会に報告すべき事項を通知した場合においては、その事項を理事会に報告することを要しない。
前項の規定は、第26条第3項の規定による報告には適用しない。

(議事録)

第38条 理事会の議事については、法令で定めるところにより、議事録を作成する。
出席した会長及び監事は、前項の議事録に記名押印する。

第8章 定款の変更及び解散等

(定款の変更)

第39条 この定款は、評議員会の決議によって変更することができる。
前項の規定は、この定款の第3条、第4条及び第11条についても適用する。

(解散)

第40条 この法人は、基本財産の滅失によるこの法人の目的である事業の成功の不能その他法令で定められた事由によって解散する。

(公益認定の取消し等に伴う贈与)

第41条 この法人が公益認定の取消しの処分を受けた場合又は合併により法人が消滅する場合(その権利義務を承継する法人が公益法人であるときを除く。)には、評議員会の決議を経て、公益目的取得財産残額に相当する額の財産を、当該公益認定の取消しの日又は当該合併の日から1箇月以内に、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第5条第17号に掲げる法人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。

(残余財産の帰属)

第42条 この法人が清算をする場合において有する残余財産は、評議員会の決議を経て、公益社団法人および公益財団法人の認定等に関する法律第5条第17号に掲げる法人であって租税特別措置法第40条第1項に規定する公益法人等に該当する法人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。

第9章 委員会及び事務局

(編集委員会)

第43条 この法人の事業を推進するため、編集委員会を設置する。
編集委員会の組織及び運営に関し必要な事項は、理事会の決議により別に定める委員会規程による。

(事務局)

第44条 この法人の事務を処理するため、事務局を設置する。
事務局には、事務局長及び所要の職員を置く。
事務局長は、理事会の承認を得て会長が任免する。
事務局の組織及び運営に関し必要な事項は、理事会の決議により別に定める。

第10章 公告の方法

(公告の方法)

第45条 この法人の公告は、主たる事務所の公衆の見やすい場所に掲示する方法により行う。

(実施細則)

第46条 この定款に定めるもののほか、この法人の運営に必要な事項は、理事会の決議により別に定める。

附 則

  1. この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。
  2. 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第1項に定める特例民法法人の解散の登記と、公益法人の設立の登記を行ったときは、第6条の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立の登記の日を事業年度の開始日とする。
  3. この法人の最初の代表理事(会長)は長田敏行、業務執行理事(副会長)は河野重行とする。

平成25年12月20日  認可

メンデル協会事業のご案内

平成30年度事業計画書

  1. 学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)
    1)学術講演会: メンデル遺伝学を含む遺伝学の進歩を一般に知ってもらう講演会を平成30年秋(11月24日)に行う。
  2. 研究表彰事業
    1)研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田記念賞を推薦し、表彰する。
    2)研究表彰(公募型):CYTOLOGIA奨励賞を公募し、応募者より候補者を選定し、表彰する。
  3. 国際学術誌CYTOLOGIA刊行: CYTOLOGIA第83巻の2号、3号、4号及び、第84巻1号を刊行予定。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No. 33を刊行する。

平成29年度事業報告および附属証明書

平成29年4月1日から平成30年3月31日まで

学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)

  1. 国際学術誌(CYTOLOGIA:キトロギア)刊行: CYTOLOGIA第82巻の3号、4号、5号、第83巻1号を刊行した。
  2. 研究表彰事業
    1) 研究表彰(推薦型): CYTOLOGIAに掲載された論文の執筆者の中から柳 智博博士(香川大学農学部)に和田賞を授与することに決定した。授賞式は、平成30年6月2日、本協会評議員会の後で行った。
    2) 研究表彰(公募型):秋田佳恵博士(東京大学大学院新領域創成科学研究科・特任助教)にCYTOLOGIA奨励賞を授与した。授賞式は、平成30年3月16日に行った。
  3. 学術講演会:平成29年12月2日に、長野県下諏訪町で学術講演会を開催した。講演者は、石浦章一博士(同志社大学特別客員教授、東京大学名誉教授)、馳澤盛一郎博士(東京大学教授)であった。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No.32を刊行した。

「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」第34条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」が存在しないので作成しない。


平成29年度事業計画書

  1. 学術及び科学技術の進行を目的とする事業(公益目的事業)
    1)学術講演会:メンデル遺伝学を含む遺伝学の進歩を一般に知ってもらう講演会を平成29年秋に行う。
  2. 研究表彰事業
    1)研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田賞受賞者を推薦し、表彰する。
    2)研究表彰(公募型):キトロギア奨励賞を公募し、応募者より候補者を選定し、表彰する。
  3. 国際学術誌(CYTOLOGIA)刊行:CYTOLOGIA第82巻の2号、3号、4号、及び第83巻1号の刊行予定。
  4. 遺伝学啓蒙活動:日本メンデル協会通信No.32を刊行する。

平成28年度事業報告

平成28年4月1日から平成29年3月31日まで

学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)

  1. 国際学術誌(CYTOLOGIA:キトロギア)刊行: CYTOLOGIA第81巻の2号、3号、4号、第82巻1号、2号を刊行した。
  2. 研究表彰事業
    1) 研究表彰(推薦型): CYTOLOGIAに掲載された論文の執筆者の中からMasaud Sheidai博士(テヘラン大学、イラン)に和田賞を授与した。
    2) 研究表彰(公募型):稲田のり子博士(奈良先端科学技術大研究員)にCYTOLOGIA奨励賞を授与した。
  3. 学術講演会:平成28年12月3日に、長野県下諏訪町で学術講演会を開催した。講演者は、草場信博士(広島大学教授)、数藤由美子博士(放射線医学研究所グループリーダー)、酒泉満博士(新潟大学教授)であった。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No.31を刊行した。
  5. 資料公開:本協会のメンデル関連資料を、平成28年10月8日より12月18日まで長野県下諏訪町諏訪湖博物館で「メンデル特別展」として公開した。期間中、長田敏行博士(東京大学・法政大学名誉教授)と河野重行博士(東京大学教授)により、ギャラリー・トークが行われた。

平成28年度事業計画書

  1. 学術及び科学技術の進行を目的とする事業(公益目的事業)
    1)学術講演会:本協会保有のメンデル資料と遺伝学の形成の資料を作成し平成28年10-12月に公開し、合わせて講演会を行う。
    2)資料公開:本協会保有のメンデル資料と遺伝学の形成の資料を作成し平成28年10-12月に公開する。
  2. 研究表彰事業
    1)研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田賞受賞者を推薦し、授与する。
    2)研究表彰(公募型):キトロギア奨励賞を公募し、応募者より候補者を選定し、授与する。
  3. 国際学術誌(CYTOLOGIA)刊行:CYTOLOGIA第81巻の2号、3号、4号、臨時号、及び第82巻1号の刊行予定。冊子の形態はA4版にする予定である。
  4. 遺伝学啓蒙活動:日本メンデル協会通信No.31を刊行する。

平成27年度事業報告および附属証明書

平成27年4月1日から平成28年3月31日まで

学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)

  1. 国際学術誌(CYTOLOGIA:キトロギア)刊行:CYTOLOGIA第80巻の2号、3号、4号、第81巻1号を刊行した。また81巻1号より雑誌のB5判からA4判への大判化が移行しつつあると報告があった。
  2. 研究表彰事業
    1) 研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田賞に数藤由美子博士(放射線医学研究所研究室長)を推薦し、平成28年2月27日に講演していただき、賞を授与した。
    2) 研究表彰(公募型):CYTOLOGIA奨励賞を公募したが、応募者のうち内田英伸博士(東京大学大学院農学生命科学研究科)、柴田洋博士(愛媛大学理学部)を選定し、平成28年2月27日に講演していただき、賞を授与した。
  3. 学術講演会:平成27年12月3日に長野県下諏訪町町民センターで学術講演会を開催した。講演者は、河野重行博士(東京大学大学院新領域創成科学研究科教授)、長田敏行博士(東京大学・法政大学名誉教授)であった。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No. 30を刊行した。
  5. 資料公開:本協会所蔵のメンデル関連資料を平成28年度に公開展を行う準備を開始するために、日程の調整、展示資料の選定作業を開始した。

「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」第34条第3項に規定する附属明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」が存在しないので作成しない。


平成27年度事業計画書

学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)

  1. 国際学術誌(CYTOLOGIA:キトロギア)刊行: CYTOLOGIA第80巻の2号、3号、4号、及び第81巻1号刊行予定。インパクトファクターの向上を図る。今年度中に電子投稿システムに移行を目指す。
  2. 研究表彰事業
    1)研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田記念賞を推薦し、授与する。
    2)研究表彰(公募型):CYTOLOGIA奨励賞を公募し、授与する。
  3. 学術講演会:平成27年11月21日に長野県下諏訪町で学術講演会を開催予定。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No. 30を刊行する。
  5. 資料公開:本協会所蔵のメンデル関係資料を平成28年度公開の準備に入るため、資料の整理と公開原案作成。

平成26年度事業報告書

平成26年4月1日から平成27年3月31日まで

学術及び科学技術の振興を目的とする事業(公益目的事業)

  1. 国際学術誌(CYTOLOGIA:キトロギア)刊行: CYTOLOGIA第79巻の2号、3号、4号、及び第80巻1号を刊行した。
  2. 研究表彰事業
    1)研究表彰(推薦型):CYTOLOGIAに掲載された論文中から和田記念賞をR.C.Gupta博士、V.K.Singhal博士(いずれもPunjabi University, India)を推薦し、授与した。
    2)研究表彰(公募型):CYTOLOGIA奨励賞を公募したが、5名に応募があり、奈良女子大学酒井敦博士と決定し、授与した。
  3. 学術講演会:平成26年度11月22日に長野県下諏訪町で学術講演会を開催した。講演者は、数藤由美子博士(放射線医学研究所)、長田敏行博士(法政大学)であった。
  4. 遺伝学啓蒙活動:メンデル協会通信No. 29を刊行した。
  5. 資料公開:本協会所蔵のメンデル関係資料を平成28年度に公開するための準備に入るため、資料の整理を開始した。

平成26年度事業計画書

  1. メンデル資料の展示公開の準備(2016年度へ向けて)
    会長より下諏訪町諏訪湖博物館に保管を依頼している、メンデル資料の公開企画展への準備に入る旨説明があり、その概要が説明された。これに対し、数藤理事より「ディジタル化での公開も考慮されているかどうか」質問があった。会長より「経験も踏まえ、公開に際し、そのような配慮もしている」旨の返答があった。
  2. 日本メンデル協会主催シンポジウムの開催
    松永理事より「2014年9月に明治大学生田校舎で開催される日本植物学会の大会において(公財)日本メンデル協会主催のシンポジウムを企画しており、当協会とキトロギアのアピールを会長、編集長が行い、その他細胞生物学、細胞遺伝学関連の三つ程度のトピックスで講演を企画しており、若手奨励賞(仮称)の受賞者にも講演をいただくよう等企画中である」旨報告があった。なお、詳細は今後検討し、その内容に関しては理事にフィードバックする旨であるとの説明があった。但し、数藤理事には講演を依頼したらという発言が複数の理事からあり、これに対し、松永理事はその点は確定事項としたい旨の返答があった。
  3. 若手奨励賞の授与及び和田記念賞の授与
    河野理事より「和田賞は既に二名に授与し、現在3人目を決めるべく審査中である」という説明があった。また、若手奨励賞(仮称)は、名称も含めどのような性格の賞にするか、選考基準については現在検討中である旨の説明があった。規定については、松永理事に原案を作成してもらい、それに基づき稟議で定めることが了解された。
  4. CYTOLOGIAの刊行
    河野理事(編集長)より、第78巻が現在刊行予定であり、編集はやや遅れ気味であるが、2014年6月までには遅れを取り戻すことが出来る予定であり、中国からの投稿者が減ったこと以外は順調であるとの概況の説明があった。
  5. 長野県下諏訪町でのメンデル講演会開催
    長田理事(会長)より2014年度も準備中であり、期日、演者については近日中に定めるとの説明があった。
  6. メンデル通信の発行
    野崎理事より「メンデル通信」は、従来通り刊行する予定であり、現在印刷中の内容は、会長、編集長、数藤理事からの報告とメンデル講演会の概要である旨説明があった。

平成25年度事業報告書

公益財団法人となった平成25年9月1日から平成26年3月31日まで

  1. 平成26年1月1日付で公益財団法人日本メンデル協会の事務所を東京都文京区へ移転した。
  2. 平成25年11月9日に長野県下諏訪町で町民大学・日本メンデル協会による公開講演会を開催した。講演者は、当協会河野重行、長田敏行であった。
  3. 国際細胞学雑誌キトロギア(CYTOLOGIA)の第78巻第2号、第3号を刊行した。第4号の編集は終了しているので、近日中に発刊の予定である。また、第79巻第1号については論文審査は完了しているので、やや遅れるが発刊の予定である。
  4. 日本メンデル教科通信No.28が平成26年3月10日に刊行され、関係者に配布された。

平成25年度事業計画書

  1. 公益財団法人日本メンデル協会は、認定化委員会に申請中であるが、特に問題点は指摘されていないので、承認され次第公益財団法人へ移行する。
  2. メンデル関係資料の収集・整理とリスト化を推進する。
    1) 諏訪湖博物館に保管されている、篠遠喜人博士、中沢信午博士の資料の整理とリスト化を行う。
    2) 資料の公開の第一歩として、メンデル資料企画展を準備する。
  3. 試験研究
    遺伝学基礎研究への援助を行う。
  4. 国際学術交流
    メンデル生誕地チェコ共和国ブルノのメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学およびチェコ科学アカデミーとの交流、諸外国の遺伝学、細胞遺伝学、細胞生物学関係者との学術交流を推進する。また、遺伝学関連国際集会への研究者の援助を行う。
  5. 国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第78巻2号、3号、4号、第79巻1号の刊行を行う。
  6. 和田論文賞の授与。
  7. 講演会の開催
    長野県下諏訪町の町民大学に講師を派遣し、公開講演会を行う。今年度は11月9日(土)の予定である。
  8. 協会機関誌「メンデル通信」No. 28号を刊行する。
  9. その他当協会の目的を達成するための必要な事項を行う。

平成24年度事業報告書

平成24年4月1日より 平成25年3月31日まで

I.事業の状況

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    下諏訪町立諏訪湖博物館に保管を依頼してある資料につきその状況を、町民大学の終了後確認した。
  2. 国際交流
    本年度は特に実施しなかった。
  3. 学術刊行事業
    国際細胞学雑誌 「キトロギア」(CYTOLOGIA: International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回(季刊)発行した。第77巻第2号、3号、4号 ならびに第78巻第1号である。本文総頁:510頁
    刊行部数は各号350部、総計1400部 国内購読会員:83部
    国外購読会員:128部、 寄贈・交換 30部
    掲載原著論文数:66編 (投稿論文数:100篇、採択率:60%)
    編集委員の構成
    編集長:河野重行、副編集長:日詰雅博、平井百樹、松永幸大、編集実務責任者:長田敏行、編集委員:福井希一、Sodmergen、廣川秀夫、編集顧問:G.Barasbas 以下32名
  4. キトロギアの電子化
    第67巻からJ-Stage 上に抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち要請のあった者に ID、パスワードを開示した。2002年までの者については誰でも自由に閲覧できる。
  5. 和田論文賞
    第1回はA.A. Alam博士(バングラデシュ)、第2回は、A. Tanomtong 博士(タイ)に決定し、楯を準備した。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は下諏訪町教育会ならびに公民館事業との共催により 平成24年11月19日(土)に下諏訪町民ホールにて 河野重行(東京大学教授・本会副会長)、平井百樹(東京大学名誉教授・理事) を講師として講演会を開催した。
  7. 本協会機関紙「メンデル」の刊行
    本年度は 日本メンデル協会通信 No.27が刊行された。
  8. 長野県教育委員会による査察
    8月2日下諏訪町役場において公益法人実地検査が行われ会長が対応した。
  9. その他
    1月10日に内閣府公益法人等認定委員会に公益法人財団の相談を行った。
    3月14日公益法人財団日本メンデル協会の申請を内閣府公益法人等認定委員会に行った。それに対する返答が3月22日に届き、3月25日に面談を行った。その内容に基づき、改正版を4月15日に提出した。

II. 庶務の状況

  1. 役員に関する事項
    役員の改選時にあたっているが、公益法人財団申請の絡みで、全員に留任を依頼した。
  2. 寄付金に関する事項
    財団法人 和田薫幸会より 平成24年度キトロギア刊行費補助金の寄付を受けた。
    補助金額 1,500,000円

平成24年度事業計画書

  1. 公益財団法人格取得に向けて、具体的手続きを行う。定款の制定、関連事務処理規則および職員関係規則等の整備を行う。
  2. メンデル関係資料の収集・整理とリスト化を更に進展させる。
    1) 諏訪湖博物館に保管されている資料の整理とリスト化
    2) 故中沢信午顧問より寄贈された資料の整理とリスト化
  3. 試験研究
    遺伝学基礎研究の公募と試験研究費の援助を行う。
  4. 国際学術交流
    メンデル生誕地チェコ共和国ブルノのメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学および科学アカデミー研究所との交流、諸外国の遺伝学、細胞遺伝学、細胞生物学関連研究者との学術交流を推進する。また、遺伝学関連国際集会への研究者への援助を行う。
  5. 国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第77巻2号、3号、4号、第78巻1号の刊行を行う。
  6. 和田論文賞を授与する。
  7. 講演会の開催
    長野県下諏訪町での町民大学に講師を派遣し、公開講演会を行う。
  8. 協会機関誌「メンデル通信」No. 27号を刊行する。
  9. その他当協会の目的を達成するための必要な事項を行う。

平成23年度事業報告書

平成23年4月1日より 平成24年3月31日まで

I.事業の状況

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    諏訪湖博物館に保管されているメンデル資料ならびに、故中沢信午顧問の遺族に寄贈された関連資料の整理とリスト化は継続中。
  2. 国際交流
    会長 長田敏行はウイーンでのメンデル資料の調査の補助を行った。
  3. 学術刊行事業
    国際細胞学雑誌「キトロギア」(CYTOLOGIA: International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回刊行した(季刊)。第76巻第2号、3号、4号ならびに第77巻1号である。本文総ページ: 529ページ、刊行部数は350部、総計1400部、国内購読会員: 75部、国外購読会員: 131部、寄贈・交換: 80部、ネット会員: 10名 掲載原著論文数: 66編(投稿総数123編、採択率: 54%) 編集長: 河野重行、編集委員: 日詰雅博、平井百樹、松永幸大 編集実務責任者: 長田敏行 編集顧問: Francesco Salamini博士他33名 なお、第77巻よりM.Kiehn博士(ウイーン大学)を編集顧問とし, 松永幸大博士(東京理科大)を編集委員に委嘱した。常脇恒一郎博士、黒岩常祥博士を、Honorary Membersとし、故田中信徳博士、故飯野徹雄博士、故田中隆壮博士、故佐藤正一博士をMemorable Membersとした。 また、今期のインパクトファクターは、047であった。また、DOIナンバーを取得した。
  4. キトロギアの電子化
    第67巻よりJ-Stageに抄録を公開している。本文のネット上での閲覧については冊子購読会員とネット会員にID、パスワードを提示し、自由に閲覧できるようになっている。編集作業は、現在全てネットで行なわれている。なお、キトロギアのVol.1-60と藤井博士記念号は、2009年3月19日よりJSTのJournal@rchiveで公開されており、誰でも自由に閲覧できる。
  5. 和田論文賞
    和田薫幸会の援助の下、論文賞を授与することを決定した。第1回はS,S,Alam(バングラデシュ)、第2回はA,Tanomtong(タイ)であった。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は、下諏訪町町民大学として公民館事業との共催により、平成23年11月5日に、下諏訪町町民ホールにて、講演会を開催し、長田敏行(法政大学教授・本会会長)と平井百樹氏(東京大学名誉教授)が講演した(参加者約30名)。
  7. 本協会機関紙「メンデル」の刊行
    日本メンデル協会通信No. 26が刊行された。河野重行博士が、黒岩常祥博士文化功労者を讃える文をよせ、また博物館事業についての記事をよせた。長田敏行博士が、日本メンデル協会の近況と「進化論の紹介者としてのモース博士」について記事をよせた。

II. 庶務の状況

  1. 補助金に関する事項
    本年度は、日本学術振興会の刊行助成は申請後、採択され290万円を受けた。
  2. 寄付金に関する事項
    財団法人 和田薫幸会より、平成23年度キトロギア刊行費補助として、150万円を受けた。

平成23年度事業計画書

  1. 公益法人としての認定を指向して、評議員選考委員会を設け、定款を定め、事務処理関連規則および職員関係規則を整備する。
  2. メンデル関連資料の収集・整理とリスト化
    諏訪湖博物館に保管されている資料の整理を図る。
  3. 国際学術交流
    世界各国のメンデル研究者との交流、特に、チェコ共和国のメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学、カレル大学、チェコ科学アカデミーとの学術交流を図る。
  4. 国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第76巻、2号、3号、4号、第77巻1号を刊行する。
  5. 講演会の開催
    本年度も下諏訪町町民大学において11月5日(土)に、下諏訪町役場企画課・公民館との共催により中高生、一般市民を対象とする遺伝学関連講演会が予定されている。
  6. 協会機関紙「メンデル」を引き続き刊行する。
  7. その他、本協会の目的達成に関する事項の達成

平成22年度事業報告書

平成22年4月1日より 平成23年3月31日まで

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    故中沢信午顧問の遺族に寄贈された関連資料の処遇について説明を行った。
  2. 国際交流
    本年度は、特別事業は行わなかった。
  3. 学術刊行事業
    国際細胞学雑誌「キトロギア」(CYTOLOGIA: International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回刊行した(季刊)。第75巻第2号、3号、4号ならびに第76巻1号である。本文総ページ: 461ページ、刊行部数は400部、総計1600部、国内購読会員: 121部、国外購読会員: 128部、寄贈・交換: 90部  掲載原著論文数: 64編(投稿総数120編、採択率: 53%)
    編集長: 河野重行、編集実務責任者: 長田敏行、編集委員: 日詰雅博、福井希一、廣川秀夫、黒岩常祥、Sodmergen、平井百樹
    編集顧問: Francesco Salamini他30名。
    なお、先の、臨時理事・評議員会で副編集長を二名置くことが賛意を得られたので、日詰雅博、平井百樹氏に就任を依頼した。また、最近Dorothea Bartels(Planta編集長、ボン大学教授)、Dirk Inze(VIB研究所長、ゲント大学教授、ベルギー)が編集顧問への参加を応諾された。
  4. キトロギアの電子化
    第67巻よりJ-Stageに抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち要求のあったものにID、パスワードを提示している。本年度、特記すべきは、河野編集長が実務にかかわってより、編集作業を可能な限りネットで行うようにしたことであり、ほぼ完了した。なお、キトロギアのVol.1-60と藤井記念号は、JSTのJournal@rchiveにより2009年3月19日より公開された。
  5. 論文賞(仮称)
    前年度より検討中であるが、本年度は日本学術振興会の刊行助成が付かなかったので、優先順位としてはキトロギア発行が高いので、引き続き検討することとした。これは、先の稟議による臨時理事・評議員会で承認された。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は、下諏訪町町民大学として公民館事業との共催により、平成22年11月6日(土)に、下諏訪町町民ホールにて、講演会を開催し、中込弥男(東京大学医学部元教授)と長田敏行(法政大学教授・本会会長)が講演した。 (参加者約60名、遠方よりの参加者もあった)
  7. 本協会機関紙「メンデル」の刊行
    日本メンデル協会通信No. 25が刊行された。

平成22年度事業計画書

  1. 公益法人としての認定を指向して、評議員選考委員会を設け、定款を定め、事務処理関連規則および職員関係規則を整備する。
  2. メンデル関連資料の収集・整理とリスト化
    諏訪湖博物館に保管されている資料の整理を図る。
  3. 国際学術交流
    世界各国のメンデル研究者との交流、特に、チェコ共和国のメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学、カレル大学、チェコ科学アカデミーとの学術交流を図る。
  4. 国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第75巻、2号、3号、4号、第76巻1号を刊行する。
  5. 講演会の開催
    本年度も下諏訪町町民大学において11月6日(土)に、下諏訪町役場企画課・公民館との共催により中高生、一般市民を対象とする遺伝学関連講演会が予定されている。
  6. 協会機関紙「メンデル」を引き続き刊行する。
  7. その他、本協会の目的達成に関する事項の達成

平成21年度事業報告書

平成21年4月1日より 平成22年3月31日まで

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    故中沢信午顧問の遺族に寄贈された関連資料の処遇について説明を行った。
  2. 国際交流
    本年度は、特別事業は行わなかった。
  3. 学術刊行事業
    国際細胞学雑誌「キトロギア」(CYTOLOGIA: International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回刊行した(季刊)。第74巻第2号、3号、4号ならびに第75巻1号である。本文総ページ: 482ページ、刊行部数は400部、総計1600部、国内購読会員: 121部、国外購読会員: 128部、寄贈・交換: 90部  掲載原著論文数: 63編(投稿総数116編、採択率: 54%)
    編集長: 河野重行、編集実務責任者: 長田敏行、編集委員: 日詰雅博、福井希一、廣川秀夫、黒岩常祥、Sodmergen、平井百樹
    編集顧問: Francesco Salamini他30名。
    なお、先の、臨時理事・評議員会で副編集長を二名置くことが賛意を得られたので、日詰雅博、平井百樹氏に就任を依頼した。また、最近Dorothea Bartels(Planta編集長、ボン大学教授)、Dirk Inze(VIB研究所長、ゲント大学教授、ベルギー)が編集顧問への参加を応諾された。
  4. キトロギアの電子化
    第67巻よりJ-Stageに抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち要求のあったものにID、パスワードを提示している。本年度、特記すべきは、河野編集長が実務にかかわってより、編集作業を可能な限りネットで行うようにしたことであり、ほぼ完了した。なお、キトロギアのVol.1-60と藤井記念号は、JSTのJournal@rchiveにより2009年3月19日より公開された。
  5. 論文賞(仮称)
    前年度より検討中であるが、本年度は日本学術振興会の刊行助成が付かなかったので、優先順位としてはキトロギア発行が高いので、引き続き検討することとした。これは、先の稟議による臨時理事・評議員会で承認された。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は、下諏訪町町民大学として公民館事業との共催により、平成20年11月14日(土)に、下諏訪町町民ホールにて、講演会を開催し、河野重行(東京大学教授・本会副会長)と吉沢淑(東京農業大学名誉教授)が講演した。(参加者約60名、遠方よりの参加者もあった)
  7. 本協会機関紙「メンデル」の刊行
    日本メンデル協会通信No. 24が刊行された。

平成21年度事業計画書

  1. 公益法人としての認定を指向して、評議員選考委員会を設け、定款を定め、事務処理関連規則および職員関係規則を整備する。
  2. メンデル関連資料の収集・整理とリスト化
    諏訪湖博物館に保管されている資料の整理を図る。
  3. 国際学術交流
    世界各国のメンデル研究者との交流、特に、チェコ共和国のメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学、カレル大学、チェコ科学アカデミーとの学術交流を図る。
  4. 国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第74巻、2号、3号、4号、第75巻1号を刊行する。
  5. 講演会の開催
    本年度も下諏訪町町民大学において11月14日(土)に、下諏訪町役場企画課・公民館との共催により中高生、一般市民を対象とする遺伝学関連講演会が予定されている。
  6. 協会機関紙「メンデル」を引き続き刊行する。
  7. その他、本協会の目的達成に関する事項の達成

平成20年度事業報告書

平成20年4月1日より 平成21年3月31日まで

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    故中沢信午顧問の遺族に寄贈された関連資料の処遇について説明を行った。
  2. 国際交流
    本年度は、特別事業は行わなかった。
  3. 学術刊行事業
    国際細胞学雑誌「キトロギア」(CYTOLOGIA: International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回刊行した(季刊)。第73巻第2号、3号、4号ならびに第74巻1号である。本文総ページ: 485ページ、刊行部数は400部、総計1600部、国内購読会員: 121部、国外購読会員: 128部、寄贈・交換: 90部  掲載原著論文数: 57編(投稿総数147編、採択率: 39.3%)
    編集長: 河野重行、編集実務責任者: 長田敏行、編集委員: 日詰雅博、福井希一、廣川秀夫、黒岩常祥、Sodmergen、平井百樹
    編集顧問: Francesco Salamini他30名。
    なお、先の、臨時理事・評議員会で副編集長を二名置くことが賛意を得られたので、日詰雅博、平井百樹氏に就任を依頼した。また、最近Dorothea Bartels(Planta編集長、ボン大学教授)、Dirk Inze(VIB研究所長、ゲント大学教授、ベルギー)が編集顧問への参加を応諾された。
  4. キトロギアの電子化
    第67巻よりJ-Stageに抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち要求のあったものにID、パスワードを提示している。本年度、特記すべきは、河野編集長が実務にかかわってより、編集作業を可能な限りネットで行うようにしたことであり、ほぼ完了した。なお、キトロギアのVol.1-60と藤井記念号は、JSTのJournal@rchiveにより2009年3月19日より公開された。
  5. 論文賞(仮称)
    前年度より検討中であるが、本年度は日本学術振興会の刊行助成が付かなかったので、優先順位としてはキトロギア発行が高いので、引き続き検討することとした。これは、先の稟議による臨時理事・評議員会で承認された。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は、下諏訪町町民大学として公民館事業との共催により、平成20年11月8日(土)に、下諏訪町町民ホールにて、講演会を開催し、長田敏行(法政大学教授・本会会長)と河野重行(東京大学教授・本会副会長)が講演した(参加者約60名、遠方よりの参加者もあった)。
  7. 本協会機関紙「メンデル」の刊行
    日本メンデル協会通信No. 23が刊行されたが、No.24は、今年度中に刊行予定である。

平成20年度事業計画書

  1. 公益法人制度改革に伴い、本協会も事務処理関連規則および職員関係規則を整備する
  2. メンデル関連資料の収集・整理とリスト化
    諏訪湖博物館に保管されている資料の整理を図る。
  3. 国際学術交流
    世界各国のメンデル研究者との交流、特に、チェコ共和国のメンデル記念館、マサリク大学、メンデル農林大学、カレル大学、チェコ科学アカデミーとの学術交流を図る。
  4.  国際細胞学雑誌「キトロギア」の刊行
    第73巻、2号、3号、4号、第4巻1号を刊行する。
  5. 講演会の開催
    本年度も下諏訪町町民大学において11月8日(土)に、下諏訪町役場企画課・公民館との共催により中高生、一般市民を対象とする遺伝学関連講演会が予定されている。
  6. 協会機関紙「メンデル」を引き続き刊行する。
  7. その他、本協会の目的達成に関する事項の達成

平成19年度事業報告書

平成19年4月1日より 平成20年3月31日まで

  1. 公益法人制度改革に伴い当協会の事務処理関係規則 および 職員関係規則等の整備
  2. メンデル関係資料の収集・整理とリスト化
    1. 前年度に引き続き篠遠喜人初代会長の収集された資料(現在諏訪湖博物館に保管 されている)の整理とくに書簡・文献の整理とリスト化
    2. 中沢信午顧問より寄贈された関係資料の整理とリスト化
  3. 試験研究
    遺伝学関連の研究に対し公募により試験研究費の援助を行う
  4. 国際学術交流
    メンデル生誕の地、チェコ共和国ブルノのメンデル記念館、大学および科学アカデミーの研究所をはじめ世界各国の遺伝学、細胞遺伝学、細胞生物学等の分野の研究者との学術交流、また遺伝学関連の国際集会への研究者派遣の援助を行う
  5. .国際細胞学雑誌 「キトロギア」 の刊行
    第72巻2号、3号、4号、第73巻1号の刊行
  6. 講演会の開催
    例年の様に本年度も11月10日(土)下諏訪町文化センターにおいて下諏訪町役場企画課・公民館との共催により中高生ならびに一般を対象とする講演会開催を予定している
  7. 協会機関誌 「メンデル」No.23号を引き続き刊行する
  8. その他本協会の目的を達成するために必要な事項

平成18年度事業報告書

平成18年4月1日より平成19年3月31日まで

Ⅰ.事業の状況

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    1. 下諏訪町立諏訪湖博物館に保管を依頼した資料につき 青木 悟町長に説明し 今後の協力をお願いした。
    2. 中沢信午顧問のご遺族から寄贈された関係資料は引き続き山崎裕評議員によって整理されつつあり、その一部は諏訪湖博物館に移管した。
  2. 国際交流
    本年度は10月4日に長田敏行(東大教授)の国際会議出席をかねて、R. Hookeの「ミクログラフィア」の原本をたずねてのオックスフォード大学訪問を一部支援した。
  3. 学術誌刊行事業
    国際細胞学雑誌 「キトロギア」(CYTOLOGIA:International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回(季刊)発行した。第71巻第2号、3号、4号 ならびに第72巻第1号である。本文総頁:481頁
    刊行部数は各号600部、総計2,400部
    国内購読会員:70部
    国外購読会員:253部、
    寄贈・交換 120部
    掲載原著論文数:64編 (投稿論文数:98篇、採択率:68%)
    編集委員の構成
    編集長:黒岩常祥、編集実務責任者:廣川秀夫、編集委員:日詰雅博、福井希一     河野重行、長田敏行、Sodmergen、平井百樹
    編集顧問:Gyoergy Barsbas 以下30名
  4. キトロギアの電子化
    第67巻からj-stage 上に抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち要請のあった者に ID、パスワードを開示した。
  5. 論文賞(仮称)新設の検討
    昨年度から引き続き検討中である。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は下諏訪町教育会ならびに公民館事業との共催により 平成18年12月2日に諏訪湖博物館において 長田敏行(東大教授・本会副会長)、河野重行(東大教授・常務理事) を講師として講演会を開催した。本講演会を下諏訪町教育会・諏訪湖博物館との連携により継続して行く。
  7. 本協会機関誌 「メンデル」 の刊行
    本年度は 日本メンデル協会通信 No.22の編集に手間取り年度末にようやく原稿がそろい 次年度 初めに刊行を予定している。
  8. 長野県教育委員会による査察
    8月30日下諏訪町役場において公益法人実地検査が行われ会長が対応した。
  9. 公益法人制度改革の関する説明会
    10月24日 長野県県民文化会館において公益法人行政の動向、制度の概要、現行の公益法人の移行について説明会があり会長が出席した。

Ⅱ.庶務の状況

  1. 役員に関する事項
理事
廣川秀夫 会長 上智大学名誉教授
黒岩常祥 副会長 立教大学教授・東京大学名誉教授
長田敏行 副会長 東京大学大学院理学系研究科教授
河野重行 常務理事 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
米田好文 常務理事 東京大学大学院理学系研究科教授
東江昭夫 常務理事 東京大学名誉教授
石川清子   (財)和田薫幸会会長
荻原保成   横浜市立大学木原生物学研究所教授
青木 悟   長野県下諏訪町町長
武部 啓   近畿大学教授・京都大学名誉教授
常脇恒一郎   福井大学学長・京都大学名誉教授
中村俊夫   信州大学理学部化学科教授
蓮沼仰嗣   横浜市立大学木原生物学研究所教授
日詰雅博   愛媛大学教育学部教授
平井百樹   東京女子医科大学循環器内科学教授
福井希一   大阪大学大学院工学研究科教授
三井道子   故三井養蔵帝京大学教授夫人
吉田迪弘   北海道大学名誉教授
監事
阿部三夫 弁護士
星 武典 公認会計士
評議員
井上 弘一 埼玉大学理学部生体制御学科教授
大場 秀章 東京大学総合研究博物館教授
近江戸伸子 神戸大学発達科学部助教授
長舩 哲斉 日本体育大学生命科学科教授
沓掛 和弘 岡山大学理学部生物学科教授
近藤 勝彦 広島大学大学院理学研究科教授
酒井 敦 奈良女子大学理学部生物科学科助教授
鮫島 正純 弘前大学農学生命理学部生物機能科学科教授
鈴木 孝仁 奈良女子大学理学部生物科学科教授
高野 博嘉 熊本大学大学院自然科学研究科教授
田中 一朗 横浜市立大学大学院理学総合研究科教授
辻本 壽 鳥取大学農学部植物遺伝育種学教授
寺坂 治 東京慈恵会医科大学自然科学生物研教授
中村 宗一 琉球大学理学部海洋自然科学科教授
野崎 久義 東京大学大学院理学系研究科助教授
箸本 春樹 東京大学大学院総合文化研究科助教授
馳澤 盛一郎 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
原山 重明 バイオテクノロジーセンター製品評価技術基盤機構特別顧問
東山 哲也 名古屋大学理学系研究科教授
松永 幸大 大阪大学大学院工学研究科講師
丸山 肇子 関東学院大学工学部教授
宮村 新一 筑波大学生物科学系講師
本村 泰三 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授
山口 正視 千葉大学真菌医学研究センター助教授
山崎  裕 東北芸術工科大学非常勤講師
吉野 達治  (株)裳華房代表取締役社長
米澤 義彦 鳴門教育大学自然系教授
渡部  真 元神戸市看護大学教授
顧問
飯野 徹雄 東京大学名誉教授
石川 辰夫 東京大学名誉教授
木村陽二郎 東京大学名誉教授
廣長敬太郎 元ユネスコ担当大使
吉田 幸弘 東京都立立川短期大学名誉教授
  1. 役員会に関する事項
    第35回理事会ならびに平成17年度第1回評議委員会
    開催日時 平成18年5月20日
    1.平成17年度事業報告の承認に関する件      承認
    1.平成17年度収支決算の承認に関する件    承認
    1.平成18年度事業計画に関する件       承認
    1.平成18年度補正予算に関する件       了承
  2. 許・認可、証明に関する事項
    1.資産の総額変更登記
    1.役員変更登記
  3. 補助金に関する事項
    日本学術振興会より 平成18年度科学研究費(学術定期刊行物)補助金を受けた。
    補助金額:5,100,000円
  4. 寄付金に関する事項
    財団法人 和田薫幸会より 平成18年度キトロギア刊行費補助金の寄付を受けた。
    補助金額 1,500,000円
  5. 訃報
    本協会の監事 星 武典氏が、平成19年2月5日に逝去されました。
    ここに衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。

平成18年度事業計画書

  1. メンデル関係資料の収集・整理とリスト化
    1. 前年度に引き続き篠遠喜人初代会長の収集された資料の整理、とくに書簡・文献の整理とリスト化
    2. 中沢信午顧問より寄贈された関係資料の移送ならびに整理とリスト化
  2. 国際学術交流
    メンデル生誕の地、チェコ共和国ブルノのメンデル記念館、大学および科学アカデミーの研究所等の遺伝学、細胞遺伝学、細胞生物学等の分野の研究者との学術交流
  3. 国際細胞学雑誌 「キトロギア」の刊行
    第71巻2号、3号、4号、第72巻1号の刊行
  4. 講演会の開催
    本年12月2日(土)下諏訪町の諏訪湖博物館において中高生ならびに一般を対象とする講演会開催を予定している
  5. 協会機関誌 「メンデル」No.22号を引き続き刊行する
  6. その他本協会の目的を達成するために必要な事墳

平成17年度 事業報告書

平成17年 4月1 日より平成18年3月31日まで

  1. メンデル関係資料の収集、整理およびリスト化
    1. 下諏訪町立諏訪湖博物館に保管を依頼した資料につき、故高橋文利氏に代わり就任された青木悟町長にあらためて説明し、今後の協力をお願いした。
    2. 中沢信午顧問のご遺族から寄贈された関係資料は山崎裕評議員によって整理されつつあり、その一部は諏訪湖博物館に移管した。
    3. 山田卓三氏(元理事)より、故篠遠喜人初代会長の収集された資料の一部が諏訪湖博物館に移管された。
  2. 国際交流
    本年度は8月9日に東江昭夫(東大教授)、8月23~26日に高野博嘉(熊大教授)が、それぞれ国際会議出席をかねて、ブルノのメンデル博物館を訪問された。
  3. 学術誌刊行事業
    国際細胞学雑誌「キトロギア」(CYTOLOGIA:International Journal of Cytogenetics and Cell Biology)を年4回(季刊)発行した。第70巻第2号、3号、4号ならびに第71巻第1号である。本文総頁:440頁 刊行部数は各号600部、総計2,400部 国内購読会員:70部 国外購読会員:253部、寄贈・交換:120部
    掲載原著論文数:64編 (投稿論文数:100編、採択率:64%)
    編集委員の構成
     編集長: 黒岩常祥
     編集実務責任者: 廣川秀夫
     編集委員: 日詰雅博、福井希一、河野重行、長田敏行、Sodmergen、平井百樹
    編集顧問: Gyoergy Barsbas以下30名
  4. キトロギアの電子化
    第67巻からj-stage上に抄録を公開している。本文の閲覧については冊子購読会員のうち、要請のあった者に、ID,パスワードを開示した。
  5. 論文賞(仮称)新設の検討
    昨年度から引き続き検討中である。
  6. 下諏訪町における講演会
    本年度は下諏訪町教育会ならびに公民館事業との共催により、平成17年11月12日に諏訪湖博物館において長田敏行(東大教授・本会副会長)、河野重行(東大教授・常務理事)を講師として講演会を開催した。 本講演会を下諏訪町教育会・諏訪湖博物館との連携により継続して行く。
  7. 本協会機関誌 「メンデル」の刊行
    本年度は、日本メンデル協会通信 No.21を12月に刊行した。

公益財団法人としての出発に際して

公益財団法人日本メンデル協会   会長 長田敏行

日本メンデル協会は、2013年9月2日より公益財団法人として出発いたしました。かなり複雑な手続きと相当な労力を払い、会員諸兄姉にもたびたびお手を煩わせて、ここに到達いたしました。しかし、これで公益財団法人日本メンデル協会として認められたわけですから、先ずはこのことを喜びたいと思います。

この機会に、いささかの感慨を込めて関係される諸兄姉に当協会成立の経緯を知っていただくことは意義有と思い本稿をしたためます。というのは、財団の経てきた道は正確には我々にも伝わっていないことをかねがね気にしていたからです。ところが、公益法人化を機に経緯を調査したところこれらが明らかになりました。本協会は、1984年に故篠遠喜人教授(東京大学理学部遺伝学教室教授で、後に国際基督教大学学長)の主宰で最初任意団体として出発しますが、1985年長野県教育委員会を主務官庁とする財団法人となりました。その折の主要な基金である基本財産は、主として故三井養藏氏より提供されました。当初の財団の意図は遺伝学の振興、メンデルの功績顕彰と長野県下諏訪町にメンデル記念館を作ることでしたが、それには基金は十分ではありませんでした。その後、1990年になって任意団体であった国際細胞学会が日本メンデル協会に加わりました。

国際細胞学会とはキトロギア(CYTOLOGIA)の刊行母体ですが、こちらは1929年に創立されたわが国で最も古い生命科学関係の欧文編集の国際学術誌です。これについては、2009年に詳しくその経過を述べているので、詳細はそちらへ譲るとして1)、簡単に要点のみ述べます。コムギの合成の研究で世界的に著名な木原均博士の主要な論文が、本誌に度々登場しておりますが、特に第1巻第1号の最初の論文が木原博士のものです。これらの論文は、今日でも古典として引用されております。更に、第二次世界大戦中、そして戦後の混乱期に学術誌の多くは休刊になりましたが、キトロギアは紙質を落とすことなく刊行し続け、後に学問の花を咲かせる著名な研究者が寄稿されており、神谷宣郎博士、木村資生博士、柴谷篤弘博士などです。しかし、その後分子生物学の勃興とともに、やや後塵を拝する時期がしばらくありましたが、黒岩常祥前編集長、現在の河野重行編集長の尽力の下で向上しつつあるとだけ申します。

国際細胞学会が日本メンデル協会へ加わったと申しましたが、書面の上では、当時の責任者であった田中信徳教授より、やはり同教授が代表であった法人格の日本メンデル協会へ全ての権限を委譲していることになっております。その際、創立時の基本金に匹敵する基金が何回かに分けて国際細胞学会より、日本メンデル協会へ寄託となっております。従って、私どもとしては、これら先人の意図と努力を十分認識して、公益財団法人としてより発展させていくことを心すべきであると思います。

さて、こういう重要な節目に当たり、今後の抱負を簡単に述べさせていただきます。会務は会員全員で支えることとし、キトロギアはこれまでも十分に国際的学術雑誌でしたが、その質をより高め、遺伝学関連領域の進展に貢献するとともに、遺伝学の啓蒙活動に一層の力を注ぎたいと思います。ついては、関係者各位の一層のご支援をお願いしたいともいます。

ニューヨークJFK空港から成田への機中にて。 2013年9月14日

引用文献

  1. 長田敏行: 「キトロギア」(CYTOLOGIA)は、創刊80年を迎える! 遺伝63、16-19(2009)

日本メンデル協会の設立に際して

篠遠喜人(初代会長)

日本メンデル協会が、1984年12月10日に設立されました。その目的は、遺伝学の祖メンデルの業績を顕彰し、国際的に情報を交換し、遺伝学の資料を公開して世界の平和と繁栄とをはかる(会則第3条)にあります。その事業は多くをめざしますが、主なものは、メンデル記念館を設立し、メンデル個人に関する大小の資料ならびに日本における遺伝学の発達の資料を集めて展示し、かつ国際的な交流を促すほか、遺伝学とその教育との普及発展に寄与したい(会則第4条)と願っています。

メンデル記念館の建設予定地は、信州諏訪湖畔の下諏訪町有地で、付近は文化地区として風光にもすぐれています。メンデル記念館には、展示室、研究室、講堂、図書室、会議室、売店その他をそなえます。また展示は、室内のほか、室外にてもおこないます。たえず講演会、映画会、音楽会などをもよおして、一般文化の高揚をはかります。
メンデル記念館設立の理由としては、次のようなものがあげられます。

  1. 1900年に、3名の研究者によって、独立に、メンデルの遺伝法則が再発見され、これがもとで現代のすばらしい遺伝学が発達しました。今や遺伝学は、人類の運命を方向づけている、ともいわれています。メンデルの得た成果は、35年の間、眠っていました。しかし、彼が、必ず来る、といったといわれるように、“メンデルの時代"は来ました。
    日本の外山亀太郎は、カイコを使って動物で初めてメンデルの法則を追試しました(1906)。日本は世界に先がけて“日本遺伝学会"を創設し、また、『遺伝学雑誌』を創刊しました。日本はまた、世界に先がけてメンデルのドイツ語論文を日本語にうつし、その訳者の数も、世界に首位を占めるほどです。1965年には、メンデル法則発見100年の記念展を日本でも開き、記念図書やメダルなども創りました。
  2. このメンデルを記念する事業を日本に起こすことには、このように深い意義があります。
  3. この計画の直接の動機は、1970年にブルーノで開かれた“グレゴール メンデル国際会議"の際に、出席した私が、放送によって、日本にメンデル文庫を創りたい、と発言したことに始まります。しかし、その機がまだ熟さないでいましたが、私は、雑誌『遺伝』に“メンデルの会を創りたい"と訴え(1981-7)、ついで中沢信午博土が同じ雑誌に、“日本メンデル協会を実現したい”を載せて(1981-11)世に広く訴えました。
  4. 設立の地を東京でなく、なぜ長野県に選んだかをよくきかれます。それには次の理由があげられます。
    a)文化の中心が地方にあってもよいのではないかと考えました。
    b)ダーウィンの進化学説を、はじめて日本に紹介したのは、信州人の、伊沢修二でありました。(『生種原始論 1879、進化原論1887)。また、
    c)メンデルの遺伝学説を、はじめて日本に紹介したのは、やはり信州人の臼井勝三でありました。(『信濃博物学 雑誌』1903)。
  5. 昨1984年は、メンデルが亡くなってから100年目にあたり、世界各地でいろいろな記念事業がありました。私どもの日本メンデル協会も、その記念事業の一つと考えております。

本会に対し、多くのご理解とご援助とをいただきたく存じます。

注)「日本メンデル協会通信No.1―March 1985」から転載しました。転載に際して、一部の漢字を新しい用法に変えました。