閲覧と論文公開、DOI

DOIについてのお知らせ

Cytologiaにつきましては、既に創刊号から全ての公開分につきましてDOIが付与されておりますので、ご活用ください。

メンデル協会のホームページから、Archive2をクリックすると表紙コレクションが見られます。表紙をクリックすると表紙が拡大され、その上に<ON THE COVER> <CONTENTS> <ARCHIVE>のボタンが表示されます。三番目の <ARCHIVE>をクリックすると、J-STAGEのCytologiaの目次のページにつながります。そこで、論文タイトルをクリックすると論文情報と抄録が表示されるのですが、抄録の論文タイトルの上の黄色い帯にキトロギアの巻号とページ、その下の左部分にDOIを含むURLが表示されております。

例えば、http://dx.doi.org/10.1508/cytologia.76.111 となっている場合、 10.1508がCytologiaに固有のDOI番号で、76.111はCytologiaの76巻の111ページであることを意味しています。したがって、この論文のDOIは以下のようになります。

DOI: 10.1508/cytologia.76.111

逆に、例えば、76巻の119ページの論文を見たいときは、

http://dx.doi.org/10.1508/cytologia.76.119

というURLにアクセスすると目的の論文をJ-STAGEで読むことができます。

なお、DOI番号は自動的に決まっても、そのDOI番号がネット上で機能するようになるのは、雑誌が発行されてから半年から1年ほどかかることをご承知おきください。

2012年6月22日

CYTOLOGIAの閲覧に関するお知らせ

日本メンデル協会のCYTOLOGIAは、創刊号の年の1929年からJ-STAGEで無料で閲覧できます。ただし最新号は除きます。

日本メンデル協会への入会方法は日本語版はございませんので英語版のHPをご覧ください。

2009年11月13日

誌掲載論文の電子化およびその公開に関するお知らせ

財団法人日本メンデル協会では、1929年から1997年までの期間にCytologia -International Journal of Cytogenetics and Cell Biology- を刊行してきました。このCytologia誌(につきまして、創刊号から最終号に至る全巻号の掲載論文の電子アーカイブ化を行い、インターネットを通じて無料公開する計画を進めております。

この作業を推進するために、独立行政法人・科学技術振興機構(JST)が運用する「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)の利用を検討しておりましたところ、平成18年度電子アーカイブ事業の対象誌にCytologia誌が採択され、これを受けて日本メンデル協会では、Cytologia誌に掲載されている各論文を電子アーカイブ化する作業の準備を進めております。この過程で、各論文の著作権のうち、電子アーカイブ事業に必要な部分について、日本メンデル協会が各著作権者から譲渡または許諾を受けていることが必要となりました。日本メンデル協会では協議の結果、各論文の著作権者に対し、著作権法第21条~28条に規定された権利の一部を日本メンデル協会、あるいは電子化・オンライン化を行なう第三者が行使することの許諾をお願いしたいと考えております。より具体的には次の2項目について著作権者のご了承を得たいと考えております。

  1. 日本メンデル協会は学術目的のためにCytologia誌の該当する記事の全部または一部を複製する権利(著作権法第21条「複製権」)、および公衆送信する権利(同23条「公衆送信権」)を有する。
  2. 日本メンデル協会は学術目的のために第三者に上記1と同様の権利を行使させる権利を有する。

該当する掲載論文の著作権者の方には、書面にて上記2項目のご了承をいただくべく、著作権の許諾手続きに関係する書類をお送りする手続きを始めております。著作権者の方におかれましては、ご多用中まことに恐縮ではございますが、2008年9月30日までに関係書類に必要事項をご記入のうえ、発送元の日本メンデル協会までご返送いただければ幸甚に存じます。もし、郵便事情等により、お手元に関係書類をお届けできなかった場合で、上記2項目をご了承いただけない場合、またはご異議がある場合にも、同じく2008年9月30日までに日本メンデル協会までお申し出ください。

甚だ勝手ではありますが、ご連絡がない場合には、ご了承を得たものとして処理させていただきたく存じます。日本メンデル協会といたしましては、このお知らせがすべての該当する方々の目に触れることを願っておりますが、なんらかの事情でこれを知る機会がなかったという理由で期限後に該当者からのお申し出があれば、期限後におきましても可能な限り善処させていただく所存です。

なお、本件にかかる著作権行使の日本メンデル協会への許諾は、Cytologia誌を電子公開することが目的であり、著者が著者自身の研究活動に使用する場合には許可なく使用ができるものとします。

本件の連絡先

財団法人日本メンデル協会
〒113-0033 東京都文京区本郷 2-27-2 エスペランサⅤ
Fax: 03-3814-5352 
E-mail: ISC-Mendel-Cytologia@edu.k.u-tokyo.ac.jp

就任のご挨拶

日本メンデル協会会長 長田敏行 (法政大学教授・東京大学名誉教授)

既に旧聞ではあるかと思いますが、私は、昨年来、廣川前会長の後を受けて、日本メンデル協会の代表を務めております。就任とともに「日本学術振興会のCytologiaに対する学術刊行助成が2007年度はなされない」という通知を受けて、急遽財務の見直しなどの作業に追われて、ご挨拶が遅くなりました。
 廣川前会長は日本メンデル協会の諸業務とCytologiaの刊行の業務を併せて遂行されておりましたが、今回は日本メンデル協会の業務は私が責任を持ち、Cytologiaの刊行業務は新編集長の河野重行氏が行うということになりました。今後は、Cytologiaの編集は、出来るだけインターネットを通じて行うということで、英語版のホームページも充実してきております。

この間光明を見るようなニュースもありました。現在審査中ではありますが、懸案であったCytologiaにインパクトファクターを付けてもらう件で、Thomson Scientificとのコンタクトの結果は、実に好意的でし た。それは、Cytologiaに掲載された論文の分析から、何故この雑誌にインパクトファクターが付いていないか不思議であるという先方の回答にも表れております。審査結果を待つ必要はありますが、これはCytologiaの国際的位置を反映していると思います。また、数多くの生物で全ゲノムが決定された今日、染色体研究の重要性が増していることは、Cytologiaがその地位を再度向上できる状況にあろうかと思います。そして、それ以上に、Cytologiaがインド、ブラジル、エジプトを始めとする世界の多くの国々に投稿者を持っているという国際性は重要かと思います。

私としても、鋭意日本メンデル協会の運営と発展に努めるつもりですので、会員各位には是非日本メンデル協会への一層のご協力をお願いいたします。新年度にあたり是非次のことをお願いしたいと存じます。

  1.  財務状態の改善のために、これまでネット会員になっておられる会員は是非とも正会員になってくださるようお願いいたします。
  2. 上記のCytologiaのネットでの運営とも絡んで、各位にはE-mailアドレスをお知らせください。
  3. Cytologiaの向上は会の発展に直結しますので、積極的な投稿をお願いいたします。

上記を勘案して新年度の会費納入をお願いいたします。会員諸氏の一層のご助力をお願いして、就任のご挨拶といたします

2008年3月10日掲載

日本メンデル協会の現況

廣川秀夫 (上智大学名誉教授)

私がメンデル協会に責任を持たされてからほぼ1年がたちました。メンデル通信の場を借りて協会の現況を報告することにより、会長就任の挨拶に代えたいと思います。

そもそも、本協会との係わり合いが始まったのは、1999年の春浅い頃でした。 滞在先のマックスプランク分子遺伝学研究所(ベルリン)に本協会会長の平野正先生(当時)から理事就任の話が持ち上がり、さらに、これに関連してブルノーのメンデル記念館を訪問する様にとの話でありました。

私は分子遺伝学領域で主にDNA複製、とくにタンパク質をプライマーとするDNA複製機構の解析を中心に研究をしてきました。また上智大学を定年退職後、古巣のマックスプランク分子遺伝学研究所で26年前と同じ研究室でコケ植物(蘚類)ゲノムからDNAトランスメチラーゼ遺伝子を釣り上げる仕事をして居りました。ですから平野先生からの話には極めて唐突の感を抱きました。 しかし、メンデルが研究を行ったブルノーに機会があれば一度訪問したいものとかねがね思っておりましたので、先生のお話に従う事に致しました。これが言ってみれば本協会との係わり合いの始まりでした。

当時、本協会に対する情報としては、初代会長の篠遠喜人先生の遺志をついで長野県下諏訪町にメンデル記念館を作ろうという夢を抱きつづけているが、現今の諸情勢から計画そのものも全く宙に浮いていると言った程度でした。本協会が刊行している国際細胞学雑誌 キトロギア については その刊行の実体について全く認識が有りませんでした。

さて1999年に初めて理事会に出席してすこしづつ協会の現状を知る事になりました。その第一はキトロギア刊行こそが現在の協会の主な事業であるということでした。キトロギアについては、黒岩常祥立教大教授・協会副会長が本メンデル通信No.18(2001年)に詳しく書かれて居ります。 第二には協会設立地であり、また財団法人の本籍地でもある下諏訪町、所管の長野県教育委員会とは年一度の事務報告程度の関係である事です。さらに第三としては、故篠遠喜人先生のお手元にあったメンデル関連資料が分散保管されており、保管されている先生方が扱いに苦慮されいる、等々の実状でした。

キトロギアの刊行については後で触れますが、早速やらねばならぬと感じた事は、先達の先生方が収集されたメンデル関係資料の安全な保管という事でした。そこで渉外担当理事として、本協会理事でもあった新村益雄下諏訪町町長(当時)に資料保管について相談したところ、下諏訪町町立の諏訪湖博物館が適当であろうと言うことで、ここに保管される運びになりました(2003年3月)。これに関連して本協会の目的の一つである遺伝学の啓蒙・普及事業として学術講演会を下諏訪町で開催する事を提案しました所、町および教育会の賛同を得て2002年6月に長田敏行東大教授(協会副会長)、米田好文東大教授(理事)のお二人に、主に中・高等学校の教員、さらには下諏訪中学校生徒を対象に講演をして頂き、2003年11月には中込弥男先生(元日本人類遺伝学会会長)と伊藤建夫信大教授に下諏訪町公民館との共催で一般の方々を対象に講演会を開催致しました。このような活動は協会設立当時、1985年頃には数回行われて以来、長い休眠を経て地域活動の一環として再開された事になります。今後とも毎年このような講演会を実行して下諏訪町と諏訪湖周辺の方々と接することで初代会長の志の一端を稔りあるものとしたいと考えて居ります

下諏訪町立諏訪湖博物館
下諏訪町立諏訪湖博物館
故篠藤喜人先生(元会長)、故中沢信午先生(元副会長)が収集されたメンデル関連の貴重な資料が収集されている下諏訪町立諏訪湖博物館。
研究・整理の後、展示公開の予定です。

キトロギアの刊行については先に述べた様に本誌18号に黒岩副会長が記されていますので、ここでは補足的に現在の状況を報告致します。キトロギアは協会内の組織である国際細胞学会(会長・黒岩常祥立教大教授)が世界各国からの投稿論文の審査・編集を担当し、編集事務(論文受付、受理事務、投稿者との連絡、印刷原稿作成・校正等々)と投稿者、購読者、国内外の販売代理店との管理事務をメンデル協会が担当しています。これまでは キトロギア刊行がメンデル協会に移る以前(1981年)から事務一切を任せられていた、林よしえさんが、入稿原稿作成、校正を除き 長期に亘って献身的に担当してこられました。残念なことに協会の財政事情から昨年末をもちまして退職という事になりました。

長い間、ベテランの林さんに任せきりにしてきた協会の事務処理を整理・簡素化して誰でもが引き継いで行ける体制に変革が始まったところです。また数年前 黒岩編集長のもとで交渉が始まったキトロギアのIT化が2003年度から実行にうつされ、j-stageに67巻から公開されております。また河野理事によって、メンデル協会のホームページが作られ公開されて居ります。
http://square.umin.ac.jp/mendel/

以上概略を述べてみましたが、2003年は集中的にいろいろの意味での変革の時期に当たったということでしょう。とはいってもキトロギアの年4回の刊行を滞らせるわけにはいきません。 昨年度末に、69巻第1号を滞り無く刊行する事が出来ました。目下第2号を6月末に刊行する段取りとなって居ります。有り難い事に諸外国から沢山の投稿が途切れることなく続いております。この現状が有る限り重い責任を自覚せざるを得ません。協会の運営に協力頂いた黒岩、長田両副会長、米田、河野両常務理事と論文査読に当たられた先生方に感謝申しあげる次第です。財政的にキトロギア発刊以来多大なご援助を頂いております財団法人和田薫幸会には厚くお礼を申しあげます。また日本学術振興会から研究成果公開促進費として研究補助金を頂き刊行が維持されております。

協会の新しい体制が整うまでには まだ少し時間がかかる事でしょう。協会の理事、評議員ならびに遺伝学、細胞学、生物学に関心をお持ちの方々からのご支援をお願いする次第です。

注)「日本メンデル協会通信No.20-June2004」から転載しました。