研究内容

経気管支的局所肺機能検査のための微細気流計の開発

呼吸器系の画像診断は飛躍的な進歩を遂げているが、近年その重要性が強く認識されている内径2mm未満の末梢気道の病変は従来の検査では検出するのは非常に困難である。この部位の病変は慢性閉塞性肺疾患 (Chronic Obstructive Pulmonary Disease; COPD)の気流閉塞に関係し早期に病変を検出することが重要ある。しかし現行の肺機能検査でも末梢気道の病変の検出は難しく、また病変部位の特定は不可能である。

当研究室ではMEMS (Micro Electro Mechanical Systems)微細加工技術を用いて外径2mmの超小型流量センサを経気管支的に末梢気道の観察が可能な微細気流計を開発している。

本研究は名古屋大学大学院工学研究科 式田光宏准教授との共同研究である。