プログラムハイライト
特別企画セッション(会長企画) 学会2日目午前
脂肪をインクとして3Dバイオプリンターで作成した細胞外マトリックス(ECM)パッチを用いた創傷治療と今後の展開
- 演者:
- 松村会長ら
韓国で開発されたスーパーパーソナライズ再生医療プラットホームに関して企画講演です。皮膚領域では、患者の脂肪組織から採取したECMのインクを用いて、3Dバイオプリンターで組織欠損通りにECMパッチを作製して欠損に移植するという革新的な治療技術が確立されています。本邦での治療例を供覧します。それと同時に、今後の発展に関して、軟骨再生や腎機能再生の今後の展開に関しても話題提供をいたします。
文化特別講演 学会1日目午前
- 演者:
- 佐々木 宏 氏
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 JAXA 理事
2010年度文部科学大臣特別賞受賞。
1987年宇宙開発事業団入社、有翼往還機(HOPE)の研究、ロケットエンジン(LE-7)の開発等、宇宙輸送系研究開発 に従事.
著書に「イオンエンジンによる動力航行」コロナ社。
佐々木氏には、これまでと今後の宇宙開発に関しての様々な話題に関して講演いただきます。
(会長の松村とは、中高校の同級生)
国際委員会企画 学会2日目午前
- 演者:
- Prof. Naichen Cheng
National Taiwan University形成外科教授のProf. Chengから‘The Challenge of Necrotizing Fasciitis: from Microbiology to Wound Management(壊死性筋膜炎への挑戦:微生物学から創傷管理まで)というタイトルでご講演をいただきます。国際的に有名な先生から、壊死性筋膜炎に対する最新・最適な検査や治療方法を教えてもらえると思います。
シンポジウム「実践法」シリーズ
本会のシンポジウムでは、下記の4つのテーマで、確立しつつある最新の創傷治療に関してのコンセンサスを得て、明日からにでも使える「実践法」として落とし込んでいきたいと思います。しっかり学んでLearning curveをshiftしましょう!
- 最新熱傷治療の実践法:如何に、綺麗に、早く、低侵襲で治すか
- ケロイド・肥厚性瘢痕治療の実践法:薬剤・放射線・外科療法のプロトコール
- TIMEからTIMERSへの実践法:Advanced wound careの最前線
- 糖尿病性足病変に対するSurgical offloading の実践法:その適応、手技、その習得
パメルディスカッション「我々のやり方を教えます!」シリーズ
本会のパネルディスカッションでは、下記の6つのテーマで、まだまだ一定の治療法としての確立がなされていない領域の治療において、エキスパートからその方法を紹介してもらいます。こちらも会員の明日からの臨床に役立つものと考えています。
- 我々のやり方を教えます! Biofilm対策の実際
- 我々のやり方を教えます! 陳旧性顔面骨骨折に対する低侵襲な骨切り術
- 我々のやり方を教えます! 我々の瘻孔治療の工夫~患者のQOLを妨げる瘻孔に対峙する!
- 我々のやり方を教えます! 形成外科領域でのBarbed Sutureの使い方
- 我々のやり方を教えます! 手術創に対する東洋医学の応用
- 我々のやり方を教えます! 創傷管理に特化した看護師と一緒に行う創傷治療