宇都宮賞
学術的に優れた臨床症例報告の発表者2名に賞状と副賞を授与する。
受賞者
第10回 2024年度
高 起良 | 大阪鉄道病院 血液内科 | HTLV-1水平感染キャリアから発症したATLの一症例 |
北村 佐和子 | 岩手医科大学 内科学講座 血液腫瘍内科 | mogamulizumab及びvalemetostat後に同種移植を行ったATLの1例 |
第9回 2023年度
古本嵩文 | 長崎大学病院 血液内科 | レナリドミドによる腫瘍フレア反応と治療奏効を認めた再発成人T細胞白血病リンパ腫 |
西谷恒星 | 京都大学 皮膚科学 | 急性型ATLLの病像を呈するもHTLV-1感染細胞はoligoclonalでskin-directed therapyが著効した全身性紅皮症 |
第8回 2022年度
藤 重夫 | 大阪国際がんセンター 血液内科 | ATLに対する臍帯血移植後のATL様のHTLV-1感染細胞増多を認めた1例 |
伊佐早 健司 | 聖マリアンナ医科大学内科学 脳神経内科 | 成人T細胞白血病移植後の神経障害例2例の検討 |
第7回 2021年度
西村 直 | 国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科 | SARS-CoV-2感染後に同種造血幹細胞移植のタイミングに苦慮した成人T細胞白血病の1例 |
中村 貴久 | 熊本大学病院 血液・膠原病・感染症内科 | クローナリティの証明が困難であり確定診断に苦慮した成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)症例 |
第6回 2019年度
蒲池 和晴 | 佐賀大学医学部 血液・呼吸器・腫瘍内科 | Mogamulizumb 投与後にもT 細胞再構築が得られずEBV 関連中枢神経原発B 細胞リンパ腫を発症したATL |
岩尾 千紘 | 宮崎大学医学部附属病院 膠原病感染症内科 | トシリズマブが有効であったHTLV-1 関連脊髄症を合併した関節リウマチ |
2019年度宇都宮賞受賞者(左から、蒲池和晴、渡邉理事長、岩尾千紘)
第5回 2018年度
牧山純也 | 東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科 | 抗リウマチ薬使用後にHTLV-1感染細胞クローンが消失した関節リウマチ合併ATLくすぶり型 |
窪田歩 | 今村総合病院 血液内科 | 局所放射線治療によるアブスコパル効果を認めた成人T細胞白血病・リンパ腫 |
第4回 2017年度
平野光人 | 東京大学医科学研究所 先端医療研究センター | ATL患者の同種造血幹細胞移植後に慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチーを発症した3症例の解析 |
松崎敏男 | 鹿児島大学 難治ウイルス病態制御研究センター | ABL1チロシンキナーゼ阻害薬を使用したHAM合併CMLの1例 |
第3回 2016年度
中尾久美子※ | 鹿児島大学学術研究院 眼科学 | HTLV-1関連ぶどう膜炎症例の全身的予後 |
日本HTLV-1学会宇都宮賞に関する規定
2019年8月23日改定
2018年8月31日制定
第1条
本賞は、日本HTLV-1学会宇都宮賞と称する。
第2条 趣旨
HTLV-1関連疾患の臨床研究の進展と知識の普及を図るため、学術的に優れた臨床症例報告に対し、日本HTLV-1学会宇都宮賞と副賞を授与する。
第3条 受賞候補者資格
一.日本HTLV-1学会学術集会で筆頭演者として口演ないしポスター演題の抄録を提出した者。
二.発表時において正会員の資格を有すること。
三.過去に本賞の受賞歴がないこと。
第4条 選考方法
次の選考方法により毎年2名を選考する。
一. 年度毎に、臨床症例報告の抄録について、本学会学術集会の査読者による採点結果を参考に、本学会賞等選考委員会が候補者を選考し、理事会において決定する。
第5条 表彰内容
一.日本HTLV-1学会総会にて、理事長が表彰し、副賞を授与する。
二.副賞は1件5万円とする。