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研究成果

JCウイルス感染の標的、PMLボディ

研究協力者
杏林大学病理学教室
宍戸-原 由紀子

  1. 進行性多巣性白質脳症では、JCウイルスはグリア細胞の核内にあるドット状の構造、PMLボディを標的に感染する。
  2. PMLボディは細胞周期制御に関与し、ウイルス感染によるその機能破綻が、グリア細胞の変性・脱髄をもたらすと推測される。
  3. PMLボディは腫瘍抑制にも関与する。このため、長く議論されている“JCウイルスはヒトに腫瘍発生を誘導するか?”を解明する糸口となる可能性がある。

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