研究成果
多発地域パプアニューギニアにおけるSSPE発症リスク
研究分担者
長岡西病院神経内科、日本大学
高須俊明
- 乳幼児期に麻疹に罹患した場合(AM<1y、AM<2y)、SSPEの発症リスクが著しく高かった
- 1992年より前に麻疹に罹患した場合(DMD92)、SSPEの発症リスクが著しく高かった
- 麻疹に罹患した後にワクチンを受種した場合(VAM&NoVBM)、SSPEの発症リスクが著しく高かった
- ワクチンを受種した場合(1Vac)、とくにワクチンを受種、麻疹に罹患しなかった場合(1Vac&HadNoM)、SSPEの発症リスクが著しく低かった
- AM<1y、AM<2y、DMDB92、VAM&NoVBMのSSPE発症リスクの病院コントロールによる値は、地域コントロールによる値に比べて低かったのは、病院コントロールの麻疹罹患頻度が地域コントロールの麻疹罹患頻度より高かった(p<0.01)ためと考えた