研究成果
G2チェックポイントシグナル阻害によるJCウイルスの増殖抑制
研究分担者
北海道大学 人獣共通感染症リサーチセンター
澤 洋文
- JCウイルスの早期タンパク質であるlarge T抗原(TAg)が宿主細胞のDNA損傷シグナルであるG2チェックポイントを活性化し、細胞周期をG2期に停止させる。
- G2期に停止した細胞は分裂が阻止され、その細胞ではJCウイルスのDNA複製が促進する。
- G2チェックポイントの阻害薬であるカフェインを用いて、感染細胞のG2期停止を阻害すると、JCウイルスの増殖が抑制される。