研究成果
SSPEにおける疾患感受性候補遺伝子の検討
研究分担者
産業医科大学小児科
楠原浩一
共同研究者
九州大学大学院医学研究院成長発達医学分野
石崎義人, 鳥巣浩幸, 原 寿郎
これまで私たちは、遺伝子多型を用いた関連解析により、自然免疫に関わる遺伝子の中でMxAとTLR3、獲得免疫に関わる遺伝子の中でIL-4とPD-1のバリエーションがSSPEの発症に関与していることを報告してきた。今回、
- DC-SIGN:麻疹ウイルス感染の初期過程であるDCへの感染に重要な役割を果たしていると報告されているパターン認識受容体 (①)
- IL-27 :Th1分化を誘導する機能を持つサイトカイン (②)
- ADAR:脳内におけるMVゲノムのhypermutationに関与している可能性がある酵素(③)
を新規候補遺伝子として関連解析を行ったが、SSPEとの関連を認めなかった。