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研究成果

致死性家族性不眠症の1家系 -咽頭違和感で発症した死亡時55歳男性例を中心に-

国立精神・神経センター武蔵病院同臨床検査部:有馬 邦正

 

研究成果
プリオン蛋白(PrP)遺伝子D178N変異で codon 129 MM多型を持つ場合は致死性家族性不眠症(fatal familial insomnia, FFI)の臨床病理像を示し,codon 129 MV多型を持つ場合はCreuzfeldt-Jakob病(CJD)の臨床病理像を示す事が知られている.
自験例はD178N-129 MMでFFIの臨床病理診断であったが,その母はD178N-129 MMで,CJDの臨床病理像を示した.本家系ではFFIとCJDの臨床病理表現形はcodon 129多型以外の要因によることが明らかになった.


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