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研究成果

亜急性硬化性全脳炎(SSPE)ウイルスの特性に関する研究

神戸大学大学院医学系研究科微生物学分野:堀田 博

麻疹ウイルス野生株(Ichinose-B株)のMタンパク質に特定の単一アミノ酸変異(L165P、L250P、Y282H)を導入すると、SSPEウイルスMタンパク質の特徴の一つである0.5% Triton X-100不溶性(及び0.5% deoxycholate可溶性)が見られるようになるとともに、Mタンパク質の細胞内局在が変化し、SSPEウイルスの特徴である感染性ウイルス粒子非産生性に近似する性質を獲得することが明らかになった。SSPEウイルスの特性を解明するうえで重要な知見である。

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