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研究成果

進行性多巣性白質脳症(PML)の治療ガイドラインの作成(黒田康夫(佐賀大学内科))

解説:当班PML分科会では2005年度中にPML治療ガイドラインを作成することを目標にして、着手した。目的は、PMLが非常に稀な疾患であり、大規模のRCTがこれまでなされておらず、過去の文献を検索して少しでもエビデンスを有する治療法を紹介することにあった。
エイズに合併するPMLではある程度のエビデンスがある治療法を推奨レベルBとして記載した。非エイズーPMLでは、少数例の非RCTの治療しか行われておらず、抗ウイルス薬の有効性も確認できなかった。このことから、今後、わが国の非エイズーPMLの治療に当たっては、当班が何らかの治療指針を打ち出して、客観的な評価をすべきと思われた。

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