サーベイランス体制と結果
サーベイランス体制
全国10の地域ブロックに担当のサーベイランス委員を配置し、全都道府県のプリオン病担当専門医の協力のもとに原則として訪問調査を行っています。また、サーベイランス委員会を定期的に開催し、プリオン病の可能性があると登録された個々の症例のプリオン病の診断(病型、診断の確実性、他)について検討し認定を行っています。プリオン病サーベイランス委員会の構成と担当項目・地域、最近のサーベイランスの結果を別図に示します。
2023年度 プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究班
プリオン病サーベイランス委員会 委員及び担当一覧
担当領域 担当の項目、地域 |
氏名 | 所属等 |
---|---|---|
委員長 | 水澤 英洋 | 国立精神・神経医療研究センター |
班長 | 山田 正仁 | 国家公務員共済組合連合会 九段坂病院 |
病理 | 高尾 昌樹 | 国立精神・神経医療研究センター病院臨床検査部 |
2次感染予防 | 齊藤 延人 | 東京大学医学部附属病院脳神経外科 |
太組 一朗 | 聖マリアンナ医科大学脳神経外科 | |
遺伝子、病理、プリオン蛋白質 | 北本 哲之 | 東北大学大学院医学系研究科病態神経学分野 |
疫学 | 阿江 竜介 | 自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 |
脳波 | 黒岩 義之 | 帝京大学医学部附属溝口病院脳神経内科・脳卒中センター |
画像 | 原田 雅史 | 徳島大学大学院医歯薬学研究部放射線医学分野 |
脳脊髄液 | 佐藤 克也 | 長崎大学医歯薬学総合研究科保健科学分野 |
病理 | 村山 繁雄 | 東京都健康長寿医療センター老年病理学研究チーム神経病理学 |
北海道 | 矢部 一郎 | 北海道大学大学院医学研究院神経病態学分野 神経内科学 |
青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県 | 青木 正志 | 東北大学大学院医学系研究科神経・感覚器病態学講座神経内科学分野 |
新潟県、長野県、群馬県 | 小野寺 理 | 新潟大学脳研究所脳神経内科学分野 |
東京都、千葉県、栃木県、茨城県、埼玉県 | 三條 伸夫 | 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学分野 |
村井 弘之 | 国際医療福祉大学医学部脳神経内科学 | |
塚本 忠 | 国立精神・神経医療研究センター病院脳神経内科・医療連携福祉部 | |
神奈川県、静岡県、山梨県 | 田中 章景 | 横浜市立大学大学院医学研究科神経内科学・脳卒中医学 |
石川県、富山県、福井県 | 濵口 毅 | 金沢医科大学脳神経内科学 |
愛知県、岐阜県、三重県 | 道勇 学 | 愛知医科大学医学部神経内科学 |
大阪府、滋賀県、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県 | 望月 秀樹 | 大阪大学大学院医学系研究科神経内科学 |
岡山県、広島県、鳥取県、島根県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 | 石浦 浩之 | 岡山大学学術研究院医歯薬学域脳神経内科学 |
山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県 | 磯部 紀子 | 九州大学医学研究院神経内科学 |
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
プリオン病サーベイランス事務局: E-mail: prion-ncnp@ncnp.go.jp
サーベイランス結果
2024年2月サーベイランス委員会結果
プリオン病:発病者数と死亡者数の年次推移(n=5055)
1999年4月から2024年2月までにプリオン病サーベイランス委員会にて調査された9678例の内、プリオン病と判定された5055例の内訳
ダウンロード
- プリオン病の剖検マニュアル(PDF944KB)
厚生労働行政推進調査事業費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))
プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究班
日本神経病理学会 プリオン病剖検・病理検査推進委員会 - クロイツフェルト・ヤコブ病(プリオン病)と診断をされた患者さんとご家族の皆様へ(PDF370KB)
厚生労働行政推進調査事業費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))
プリオン病のサーベイランスと感染予防に関する調査研究班
日本神経病理学会プリオン病剖検・病理検査推進委員会
国立精神・神経医療研究センター 水澤英洋
[作成担当:埼玉医科大学国際医療センター神経内科・脳卒中内科高尾昌樹]