Skill Up
ストーマ認定士の皆様に向けた本講座は、今回で10回目を迎えます。
この認定士限定の講座では、日頃の臨床において「スキルアップ」に繋がることを目指し内容を構成しています。これまで、ストーマ合併症や合併症を招きやすい要素のあるストーマを「極める」シリーズで開催し、昨年は様々な患者背景を鑑み「退院支援」について、医師・看護師それぞれの立場で実践を交えて述べてきました。
第10回では、2024年の診療報酬の改定で、6月から対象となった「ストーマ処置 ストーマ合併症加算」をテーマにしました。
ストーマ造設者の背景の多様性や高齢化と治療の発展に伴い、ストーマ保有期間は延長している傾向にあります。そのためストーマ合併症の発生も増加しており、対応する場面も増えていることが推察されます。
合併症のあるストーマ対応には、知識と技術が必要であり、また対応にも時間を有することが多く、本学会からの申請が認められ保険収載された価値は大きいものです。加算要件の施設基準に、「排泄ケア関連領域における適切な研修を受けた常勤の看護師の配置」とあり、適切な研修に認定講習会(ストーマリハビリテーション講習会)が該当します。多くの認定士の方が含まれていることと思います。
これを機にストーマ保有者のQOL維持・向上のために、ストーマ合併症に関する知識と対応を再確認+スキルアップを目指して参りましょう!
2025年2月7日(金)午後60分 詳細は決まり次第掲示いたします。
ビッグパレットふくしま
長嶋 康雄 (東邦大学医療センター大森病院 消化器センター外科)
石井 美紀子 (河野名島病院 看護部)
中田 健(市立東大阪医療センター 消化器外科)
「ストーマ合併症の診断と治療選択肢」
工藤 礼子(国立がん研究センター中央病院 看護部)
「どうする?〈ストーマ静脈瘤・腫瘤・瘻孔・難治性潰瘍・肉芽腫〉へのケア」
ストーマ認定士、事前申込制(詳細は後日掲載)