第9回日本老年薬学会学術大会

大会長挨拶

  大会長 飯島 勝矢
 
 

第9回日本老年薬学会学術大会
大会長 飯島 勝矢
東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
高齢社会総合研究機構 機構長

 この度2025年6月27日(金)・28日(土)・29日(日)の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)におきまして「第9回日本老年薬学会学術大会」を開催させていただく運びとなり、鋭意準備を進めております。

 高齢化の流れが進む中で、ポリファーマシーをはじめとする薬学上の喫緊の課題に対応するべく誕生したのが老年薬学という新たな学術分野であり、日本老年薬学会は2016年1月に設立されました。本学会では、高齢者の薬物治療に関する実践と研究の振興及び知識の普及を目指しております。よって、今回2025年の学術大会を通して、会員相互及び内外の関連学会との連携協力を行うことにより、今まで以上に老年薬学の進歩を狙い、最終的に我が国における高齢者医療の発展に寄与し、社会に貢献することを願っております。

 そして、日本老年薬学会は2023年6月13日に「日本老年学会(The Japan Federation of Gerontological Societies)」に新規に加盟し、仲間入りいたしました。この日本老年学会は、日本老年医学会、日本老年歯科医学会、日本老年看護学会、日本老年社会科学会、日本ケアマネジメント学会、日本基礎老化学会がすでに加盟している連合体であり、多角的な方面から学術的に高齢社会に向き合っております。国内の老年学研究者の交流を増やすとともに社会に対する老年学の啓発を行い、対外的にはわが国の老年学を代表する重要な組織です。2年に1回行われている日本老年学会は1万人以上の参加者を誇り、この分野の研究者数の増加を示すだけではなく、学会で発表される研究の質も明らかに向上しています。

 今回の本学術大会は隔年で開催される第34回日本老年学会総会との合同開催となります。老年医学および総合老年学(ジェロントロジー)に携わる多職種の参加者が一堂に会するこの合同大会において、構成学会としての務めを果す所存でございます。また、学会員には領域を超えて幅広い学びの場になると確信しております。

令和6年7月吉日

【大会事務局】
東京大学 未来ビジョン研究センター
高齢社会総合研究機構

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