共催セミナー
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー1
「BPSDは“いつ”介入すべきか―アルツハイマー病におけるNPSのネットワーク解析から見えたアジテーションの早期介入への提言―」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第1会場 つくば国際会議場 2F Leo Esaki メインホール)
- 座長:
- 池内 健(新潟大学脳研究所遺伝子機能解析学分野)
- 演者:
- 新井 哲明(筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学)
共催:大塚製薬株式会社
▼概要
神経精神症状(NPS)はアルツハイマー病(AD)患者の多くに認められ、患者QOLや介護者負担に大きな影響を及ぼす。一方で、個々の症状がどのような時間軸で出現し、相互に関連するかについての知見は限られている。本講演では、日本の電子カルテデータを用いた症状ネットワーク解析から明らかになったNPSの時間的パターンを紹介し、特にアジテーションに着目して、その前兆となる症状や進展過程を踏まえた早期介入の可能性について考察するとともに、新たな治療選択肢であるブレクスピプラゾールの有効活用につながる臨床的示唆を提示する。
ランチョンセミナー2
「認知症疾患診療ガイドラインおよび抗アミロイドβ抗体薬治療のアップデート」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 清水聰一郎(東京医科大学高齢診療科)
- 演者:
- 「認知症疾患診療ガイドライン2026の改訂ポイントとこれからの認知症診療」
和田 健二(川崎医科大学認知症学)
「抗アミロイドβ抗体薬治療のアップデート―投与完了の意義」
栗原 正典(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター脳神経内科)
共催:日本イーライリリー株式会社 研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部
▼概要
本講演では、最新の「認知症疾患診療ガイドライン2026」における改訂の要点を包括的に解説する。診断技術の進歩や治療選択肢の拡大を踏まえた臨床における変更点を整理し、本人や家族の意思決定支援や地域連携を含む、今後の認知症診療の実践的な在り方について提示する。続いて、アルツハイマー病の実臨床に導入された抗アミロイドβ抗体薬2剤を取り上げる。両剤ともに18ヵ月間の臨床試験で有効性を示し承認されたが、標的とするアミロイドβや試験デザインの違いから投与完了に対する考え方が異なる。薬剤承認から2-3年が経過し症例が蓄積するなかで、投与開始から12-18ヵ月を経た症例の経過や患者・家族とのコミュニケーションについて、投与完了の意義を中心に概説する。
ランチョンセミナー3
「抗認知症薬」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 葛谷 聡(国立病院機構宇多野病院)
- 演者:
- 「アルツハイマー病医療の意義を再考する ―Precision Medicine時代に―」
黒田 岳志(昭和医科大学医学部内科学講座脳神経内科学部門)
「抗Aβ抗体薬時代のアルツハイマー病治療 ―症状改善を支えるアリドネパッチの臨床的意義―」
伊賀 淳一(愛媛大学大学院精神神経科学講座)
共催:興和株式会社
▼概要
講演1:アルツハイマー病医療は、認知症発症後の対症療法から、予防と治療により認知症への移行を可能な限り遅らせる医療へと変化している。本講演では、Precision Medicineの視点から、早期診断・早期治療へとつなげる医療と、患者・家族の生活や社会参加を支えるアルツハイマー病医療の意義について考察する。
講演2:抗Aβ抗体薬の登場により、アルツハイマー病治療は病態修飾と症状改善を組み合わせる時代となった。本講演では、アリドネパッチの薬理、臨床試験、実臨床での有用性と皮膚症状への対応を整理し、抗Aβ抗体薬との併用を含む治療継続の工夫を症例とともに考察する。
講演2:抗Aβ抗体薬の登場により、アルツハイマー病治療は病態修飾と症状改善を組み合わせる時代となった。本講演では、アリドネパッチの薬理、臨床試験、実臨床での有用性と皮膚症状への対応を整理し、抗Aβ抗体薬との併用を含む治療継続の工夫を症例とともに考察する。
ランチョンセミナー4
「アルツハイマー病診療における血液バイオマーカーの活用と今後の展望」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第4会場 つくば国際会議場 2F 中会議室201)
- 座長:
- 山田 正仁(国家公務員共済組合連合会九段坂病院)
- 演者:
- 岩田 淳(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター)
共催:富士レビオ株式会社/H.U.フロンティア株式会社/株式会社エスアールエル
▼概要
抗Aβ抗体薬は、国民皆保険下で最適使用推進ガイドラインに基づき導入されているが、治療対象となり得る患者への到達はなお限られ、早期介入による生活機能維持と介護負担軽減という目標には道半ばである。普及を阻む大きな壁の一つが、PET・脳脊髄液検査へのアクセスである。本講演では、p-tau217やAβ42/40比などの血液バイオマーカーについて、特性、交絡因子、判定限界、確認検査へのつなぎ方を整理し、実臨床での安全かつ適切な活用法を概説してみたい。
ランチョンセミナー5
「認知症と不眠症」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第5会場 つくば国際会議場 2F 中会議室202)
- 座長:
- 數井 裕光(高知大学医学部神経精神科学講座)
- 演者:
- 「睡眠からウェルビーイング向上を考える」
小原 知之(九州大学大学院医学研究院精神病態医学)
「最新の不眠症治療について」
内村 直尚(久留米大学)
共催:第一三共株式会社
▼概要
「睡眠」は心身の健康、行動、認知機能に深く関わる重要な要素である。認知症者では睡眠– 覚醒リズムの乱れがしばしば認められ、介護者のQOLにも大きな影響を与える。本発表では、睡眠を通じたウェルビーイングの向上を臨床の視点から検討し、症状の緩和や支援のあり方について多面的に考察する。
日本人の約20%が不眠を訴え、睡眠休養感の低下は抑うつリスクや高齢者の転倒・夜間頻尿との関連も報告され、睡眠障害は身体的・精神的健康に広く影響する。本講演では、不眠症の睡眠衛生指導を含め、薬物療法・認知行動療法を組み合わせた治療戦略と睡眠障害の標榜に伴う睡眠医療ネットワーク構築について概説する。
ランチョンセミナー6
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第6会場 つくば国際会議場 3F 中ホール300)
- 座長:
- 粟田 主一(社会福祉法人浴風会認知症介護研究・研修東京センター/東京都健康長寿医療センター認知症未来社会創造センター)
- 演者:
- 「認知症患者におけるインスリン療法―糖尿病領域の事例を通じた考察―」
杉本 研(川崎医科大学総合老年医学)
「アミロイド病態から考えるアルツハイマー病治療」
小野賢二郎(金沢大学医薬保健研究域脳神経内科学)
共催:エーザイ株式会社/バイオジェン・ジャパン株式会社
▼概要
演題1:インスリン療法は、認知機能、ADL、社会環境、さらには家族や介護者を含めた支援体制によって治療継続の可否が左右される代表的な治療である。本講演では、糖尿病診療をモデルケースとして、治療導入時の患者指導や継続支援における実践的な工夫を紹介し、認知症診療への応用可能性について考察する。
演題2:本講演では、可溶性Aβプロトフィブリルの病態的意義とレカネマブの作用機序について概説する。さらに、実臨床における使用経験を踏まえ、有効性・安全性に関する知見と、診療体制なども含めて、抗アミロイド抗体療法の現状と課題について考察する。
演題2:本講演では、可溶性Aβプロトフィブリルの病態的意義とレカネマブの作用機序について概説する。さらに、実臨床における使用経験を踏まえ、有効性・安全性に関する知見と、診療体制なども含めて、抗アミロイド抗体療法の現状と課題について考察する。
ランチョンセミナー7
「認知症診療における睡眠障害マネジメント~BPSDとケア負担軽減を目指して~」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)12:00~12:50(第7会場 つくば国際会議場 4F 中会議室406)
- 座長:
- 新堂 晃大(三重大学大学院医学系研究科脳神経内科学)
- 演者:
- 北薗 久雄(川崎市立川崎病院脳神経内科)
共催:株式会社ツムラ
▼概要
高齢化に伴い認知症患者は増加の一途をたどっている。抗アミロイドβ抗体薬の登場により認知症診療は新たな時代を迎えたが、その適応や効果には限界があり、患者・介護者を悩ませるBPSDへの対応は依然として重要な課題である。BPSDは認知症の初期から現れることがあり、睡眠障害はBPSDや介護負担を増悪させる要因となる。非薬物療法を基本としつつ薬物療法が必要となる際、西洋薬では十分な効果が得られない場合や副作用が問題となることも少なくない。本講演では、睡眠障害およびBPSDマネジメントにおける漢方薬の役割について、症例を交えながら、ケア負担軽減の視点も含めて概説する。
ランチョンセミナー8
「抗アミロイドβ抗体薬治療の診察・医療連携とMeaningful Benefit:
患者さんおよびそのご家族とのコミュニケーション」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第1会場 つくば国際会議場 2F Leo Esaki メインホール)
- 座長:
- 深澤 隆(青南病院)
- 演者:
- 「病態を見える化し、対話をひらく」
島田 斉(千葉大学大学院医学研究院脳神経内科学)
「“アルツハイマー病と共に生きる”を支える視点から診療を考える」
平野 成樹(千葉大学大学院医学研究院脳神経内科学)
共催:日本イーライリリー株式会社
▼概要
症候性早期アルツハイマー病を対象とした抗アミロイドβ抗体薬治療の時代を迎え、アミロイドPETによる病理の可視化が実現した。これにより、医師・患者・家族間で疾患理解にとどまらず、病態や治療方針に関する対話の基盤が形成された。治療開始後も薬理効果のモニタリングが治療評価の透明性を担保し、医師と患者さんならびにそのご家族への説明を通じた理解に加え、信頼関係向上にも寄与している。可視化情報はMeaningful Benefitの観点から臨床的な進行抑制評価を補完し、" 自分の病気を知り、病状を把握できる" という患者・家族の満足度にも寄与する。多職種・医療機関連携のもとで「ADと共に生きる」を支える包括的な診療体制の重要性についても解説する。
ランチョンセミナー9
「抗Aβ抗体治療の臨床的意義を考える―実臨床における評価の工夫と今後の課題―」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 冨本 秀和(済生会明和病院/三重大学大学院)
- 演者:
- 木下 彩栄(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻在宅医療・認知症学)
共催:エーザイ株式会社メディカル本部/バイオジェン・ジャパン株式会社メディカル本部
▼概要
抗Aβ抗体療法が臨床導入され約3年が経過し、認知機能低下や病期進行の抑制に加え、その治療効果を患者・家族が日々の生活の中で実感できる支援が求められている。患者・家族が求めているのは、認知機能検査の点数の維持ではなく、「今までどおりの生活」をできるだけ長く維持することである。医療者には、患者・家族が維持したい生活や今後の希望を具体的に理解し、日常生活の小さな変化、あるいは「変わらないこと」の価値を共有しながら伴走する姿勢が重要である。本講演では、生活機能の簡便な評価法と患者のナラティブを通して抗Aβ抗体療法の意義を考えるとともに、家族の負担も含めた長期伴走支援の課題について述べる。
ランチョンセミナー10
「データと臨床で考える、認知症の治療継続と介護負担軽減」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 新井 哲明(筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学/筑波大学附属病院認知症疾患医療センター)
- 演者:
- 「日本における認知症に伴う社会経済的負担」
池田 俊也(国際医療福祉大学医学部公衆衛生学)
「認知症治療の継続を支える製剤選択~介護者負担軽減を考慮した実践~」
丸木 雄一(社会福祉法人シナプス埼玉精神神経センター)
共催:東和薬品株式会社
▼概要
「治療継続」と「介護者負担の軽減」は、認知症治療において極めて重要な課題である。本セミナーでは、認知症に伴う社会経済的負担の現状を国内外の研究動向を踏まえて整理し、治療がもたらす追加的価値や疾病負担を考察する。さらに、週2回貼付型製剤(リバルエン®LAパッチ)の実臨床における評価を交え、独居や施設入所者を含む幅広い患者の介護負担を考慮した実践的なアプローチを提示する。データと臨床、すなわち医療経済と実臨床の双方の視点からこれからの認知症治療戦略を展望する。
ランチョンセミナー11
「抗Aβ抗体薬のモニタリングを含むアミロイドPETの必要性とその解釈」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第4会場 つくば国際会議場 2F 中会議室201)
- 座長:
- 小野賢二郎(金沢大学医薬保健研究域医学系脳神経内科学)
- 演者:
- 「神経精神症状をふまえた抗Aβ抗体薬のモニタリングとその意義」
笠貫 浩史(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)
「抗Aβ抗体薬診療におけるアミロイドPET読影―治療前後で何を見て、どう判断するか―」
石井 賢二(東京都健康長寿医療センター研究所神経画像研究チーム)
共催:日本脳神経核医学研究会/日本核医学会/日本メジフィジックス株式会社
▼概要
講演1:ATTの意義を測る各指標の知見は蓄積し、説得力と更なる課題を同時に提起している。ATTという新たな治療文化の醸成にあたり、イメージングおよび体液バイオマーカーが臨床現場でどのように「語られるのか」を踏まえ、治療前後モニタリングの臨床的意義について、神経精神症状との関連も含めた話題を共有したい。
講演2:抗Aβ抗体薬診療では、治療導入時のAβ病理確認に加え、治療後のアミロイド除去効果を適切に評価することが重要である。本講演では、視覚読影の基本、境界例や治療後画像の注意点、VIZTrackなど診断補助ソフトの使い方と定量値の補助的活用、判定結果を臨床判断へつなげる際の要点を整理する。
講演2:抗Aβ抗体薬診療では、治療導入時のAβ病理確認に加え、治療後のアミロイド除去効果を適切に評価することが重要である。本講演では、視覚読影の基本、境界例や治療後画像の注意点、VIZTrackなど診断補助ソフトの使い方と定量値の補助的活用、判定結果を臨床判断へつなげる際の要点を整理する。
ランチョンセミナー12
「認知症リスクの解読:プロテオミクス・遺伝学・神経画像を統合した健康長寿へのアプローチ」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第5会場 つくば国際会議場 2F 中会議室202)
- 座長:
- 勝野 雅央(名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学)
- 演者:
- Keenan Walker(Multimodal Imaging of Neurodegenerative Disease Section, National Institute Health(NIH)
共催:フォーネスライフ株式会社
▼概要
認知症は数十年にわたり進行するため、発症前の生物学的変化を捉えることが重要です。血漿プロテオミクス技術の進歩により、血液中のタンパク質を測定し、将来の認知症リスクや病態形成に関わる分子過程を把握可能となりました。本セミナーでは、血漿プロテオミクス、遺伝学、神経画像を統合した研究が、脳の加齢と神経変性疾患の理解をいかに深めるかを解説します。長期追跡データから、血管や炎症、代謝、免疫の経路から高リスク者を特定する手法を示します。また、血液バイオマーカーとMRI・PETを組み合わせ、全身の健康が脳に与える影響を解明します。これらの知見を通じ、早期リスク把握による認知機能維持の可能性も展望します。
ランチョンセミナー13
「BPSD治療におけるトレードオフをどう乗り越えるか
―ブレクスピプラゾール登場後の治療戦略を考える―」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第6会場 つくば国際会議場 3F 中ホール300)
- 座長:
- 三村 將(慶應義塾大学予防医療センター)
- 演者:
- 「精神科救急・急性期の経験から」
森川 文淑(医療法人社団圭泉会旭川圭泉会病院)
「外来・地域連携の経験から」
秋山 正則(特定医療法人緑会佐藤病院)
共催:大塚製薬株式会社
▼概要
行動・心理症状(BPSD)の薬物療法では、有効性と安全性の両立が重要な課題である。有効性を重視した治療では過鎮静やADL低下などの問題が生じる一方、安全性を優先するあまり十分な効果が得られず、効果不十分な治療が漫然と継続されてポリファーマシーにつながることも少なくない。本セミナーでは2名の演者より、BPSD治療における安全性と有効性のトレードオフを整理するとともに、ブレクスピプラゾールの急性期から維持期までの有用性と実践的な使用方法について概説する。認知症診療医に求められる最適な治療戦略を考える機会としたい。
ランチョンセミナー14
「不眠症と認知症 Update ~オレキシン受容体拮抗薬の位置づけを含めて~」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)12:00~12:50(第7会場 つくば国際会議場 4F 中会議室406)
- 座長:
- 馬場 元(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック)
- 演者:
- 岡 靖哲(愛媛大学医学部附属病院睡眠医療センター)
共催:大正製薬株式会社
▼概要
不眠を訴える患者はあらゆる診療科で遭遇するが、認知症に伴って現れる行動・心理症状(BPSD)としても高頻度に見られる。それぞれの認知症疾患によって不眠・睡眠障害の頻度や特徴は異なる。アルツハイマー病においては、健常高齢者と比べて睡眠時間の短縮、睡眠効率の低下、睡眠の分断化、浅睡眠の増加などがみられる。レビー小体型認知症においてはレム睡眠行動異常症がみられる頻度が高い。認知症に伴う不眠症のマネジメントとしては、睡眠衛生指導などの非薬物療法が重要であるが、最近は、効果ならびに副作用に留意した上で、オレキシン受容体拮抗薬を薬物治療の選択肢とすることも多い。
ランチョンセミナー15
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第1会場 つくば国際会議場 2F Leo Esaki メインホール)
- 座長:
- 池内 健(新潟大学脳研究所遺伝子機能解析学分野)
- 演者:
- 「レカネマブ皮下注製剤の臨床開発戦略」
中川 雅喜(エーザイ株式会社ニューロロジー日本・アジア臨床開発部)
「これからのアルツハイマー病診療―レカネマブの最新知見とペン製剤の臨床実装―」
武田 景敏(大阪公立大学大学院医学研究科脳神経内科学)
共催:エーザイ株式会社/バイオジェン・ジャパン株式会社
▼概要
レカネマブの承認からおよそ3年が経過し、有効性・安全性に関する長期的知見が蓄積されつつある。近年、可溶性Aβプロトフィブリルの病態的意義やレカネマブ投与下での動態への理解が深まるとともに、Aβ蓄積とタウ病理進展との関連も明らかになりつつある。本講演では、これらの知見を概説するとともに、当院での実臨床経験を踏まえ、認知機能指標に加えて、ADLや本人らしい生活の維持をどのように捉えるかを考察する。さらに、抗Aβ抗体治療を取り巻く診療環境を踏まえ、院内外の連携を含む治療実施体制と今後の運用のあり方について論じる。
ランチョンセミナー16
「アルツハイマー病連続体と血液バイオマーカー」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 三村 將(慶應義塾大学予防医療センター)
- 演者:
- 「AD continuum アルツハイマー病連続体:アミロイド病理から臨床症状出現まで」
新美 芳樹(東京大学医学部附属病院認知症共生社会創成治療学)
「プレクリニカルアルツハイマー病:血液バイオマーカー研究の最前線と臨床実装の課題」
春日 健作(国立長寿医療研究センター診断イノベーション研究部)
共催:日本イーライリリー株式会社 研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部
▼概要
アルツハイマー病(AD)は症状が出現する20年ほど前から病理学的変化が始まると考えられており、認知機能が保たれている病期(プレクリニカル期)から症状が進行するまでを連続的に捉える概念、AD continuum(アルツハイマー病連続体)として理解されるようになってきた。ADの病態として想定されるAβカスケード仮説では、より早期での治療開始がより効果をもたらす可能性があり、顕性遺伝性AD観察研究等のバイオマーカーデータは支持的な結果を示す一方、孤発性ADでは進行様式が様々であることも知られている。
近年、血液バイオマーカーの進歩により、認知機能が保たれた段階でのAD病理検出が可能となった。しかし国内外のガイドラインでは、症状がない病期でのバイオマーカー検査は現時点で推奨されていない。
本講演では、まずAD continuumについて概説し、続いてプレクリニカルADに関する最新のバイオマーカー研究とその臨床的課題を解説する。
近年、血液バイオマーカーの進歩により、認知機能が保たれた段階でのAD病理検出が可能となった。しかし国内外のガイドラインでは、症状がない病期でのバイオマーカー検査は現時点で推奨されていない。
本講演では、まずAD continuumについて概説し、続いてプレクリニカルADに関する最新のバイオマーカー研究とその臨床的課題を解説する。
ランチョンセミナー17
「老年期うつ病診療の新たな指針―うつ病診療ガイドライン2025と薬物療法の実践―」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 東 晋二(東京医科大学茨城医療センターメンタルヘルス科)
- 演者:
- 馬場 元(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院メンタルクリニック/順天堂大学大学院医学研究科精神・行動科学)
共催:武田薬品工業株式会社/ルンドベック・ジャパン株式会社
▼概要
日本うつ病学会は2025年、9年ぶりとなる『うつ病診療ガイドライン2025』を公表した。本ガイドラインはMinds診療ガイドライン作成マニュアルに準拠し、システマティックレビューに基づく推奨を提示するとともに、ライフステージ別の診療指針を充実させた。本セミナーでは、老年期うつ病の特徴を踏まえ、身体疾患・認知症・アパシーとの鑑別、Measurement-Based Care(MBC)に基づく治療戦略、有効性のみならず副作用や薬物相互作用も考慮した抗うつ薬選択など、日常診療に直結するポイントを解説する。
ランチョンセミナー18
「AIを活用した認知機能評価は認知症診療をどのように変えるのか?
―会話音声AIの臨床応用と在宅利用への展望」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第4会場 つくば国際会議場 2F 中会議室201)
- 座長:
- 池田 学(大阪精神医療センター脳とこころの未来医療センター/大阪大学健康支援・相談センター)
- 演者:
- 黒田 岳志(昭和医科大学医学部内科学講座脳神経内科学部門)
共催:株式会社ExaMD
▼概要
抗アミロイドβ抗体薬の登場により、軽度認知障害(MCI)段階での早期発見と医療介入の意義が高まっている。しかし、日本の地域医療現場でMCIを早期に発見し診断・治療に結びつけることは容易ではない。その一因として、MCIによる認知機能低下は健常者との区別が難しいこと、またかかりつけ医が日常診療の中で負担なく実施でき、認知症の病態に適した測定法が乏しく、十分な評価が行われていない現状があげられる。
本セミナーでは、約1分間の会話音声からMCIをスクリーニングするAI 医療機器を題材に、認知症専門医の立場から臨床上の有用性、在宅測定の重要性、血液バイオマーカー等他の検査法との位置づけについて講演する。
本セミナーでは、約1分間の会話音声からMCIをスクリーニングするAI 医療機器を題材に、認知症専門医の立場から臨床上の有用性、在宅測定の重要性、血液バイオマーカー等他の検査法との位置づけについて講演する。
ランチョンセミナー19
「認知症領域における漢方薬の展望」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第5会場 つくば国際会議場 2F 中会議室202)
- 座長:
- 笠貫 浩史(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)
- 演者:
- 「evidenceと自験からみたBPSD治療における漢方製剤」
眞鍋 雄太(神奈川歯科大学臨床先端医学系認知症医科学分野)
「抗アミロイド抗体療法時代における漢方の役割」
大田 秀隆(秋田大学高齢者医療先端研究センター)
共催:クラシエ薬品株式会社
▼概要
故小阪憲司先生が主導された多施設臨床研究を契機に、抑肝散を始めとする漢方製剤はBPSD治療において重要な選択肢として広く認識されるようになった。一方で、BPSDに対して一律に使用される傾向もみられるが、漢方製剤も対象症状を適切に選択することが重要である。本講演では、エビデンスと自験例を踏まえ、BPSD治療における漢方製剤の適応と位置づけについて概説する。
抗アミロイド抗体薬の登場により、認知症診療は新時代を迎えた。本講演では、新たな疾患修飾療法の基盤を支える漢方の役割に焦点を当て、フレイルに対する人参養栄湯、感覚遮断を防ぐ難聴へのアプローチ、BPSDを和らげる抑肝散加陳皮半夏の活用など、多彩な視点から統合的漢方治療の可能性を提示する。
抗アミロイド抗体薬の登場により、認知症診療は新時代を迎えた。本講演では、新たな疾患修飾療法の基盤を支える漢方の役割に焦点を当て、フレイルに対する人参養栄湯、感覚遮断を防ぐ難聴へのアプローチ、BPSDを和らげる抑肝散加陳皮半夏の活用など、多彩な視点から統合的漢方治療の可能性を提示する。
ランチョンセミナー20
「行動・心理症状に対する非薬物療法と薬物療法~アジテーションを中心に~」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第6会場 つくば国際会議場 3F 中ホール300)
- 座長:
- 布村 明彦(東京都立松沢病院)
- 演者:
- 數井 裕光(高知大学医学部神経精神科学)
共催:大塚製薬株式会社メディカル・アフェアーズ部
▼概要
認知症の行動・心理症状は、認知症の人の苦痛や介護者への負担となっており、認知症の人が住み慣れた地域での生活を維持するためにも、適切なアセスメントやケアや治療が求められているかと存じます。本セミナーでは、「行動・心理症状とは?」、「行動・心理症状の要因、疾病負担、アセスメントの方法、対応方法」等に関し、ご講演を頂く予定でございます。
ランチョンセミナー21
「メディカルスタッフも見るポイントがわかる!認知症の脳画像」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)12:05~12:55(第7会場 つくば国際会議場 4F 中会議室406)
- 座長:
- 羽生 春夫(総合東京病院認知症疾患研究センター)
- 演者:
- 根本 清貴(筑波大学医学医療系医療情報マネジメント学・精神医学)
共催:PDRファーマ株式会社/日本脳神経核医学研究会/日本核医学会
▼概要
抗アミロイドβ抗体薬が利用可能となった現在、認知症の早期診断の重要性はますます高まっている。日本では診断のために脳MRI、脳血流SPECT、MIBG/DaTシンチグラフィ、アミロイドPETなど多様な脳画像検査が用いられている。近年、認知症診療は医師だけでなく多職種が関わることが一般的となっており、メディカルスタッフがこれらの画像の読影ポイントを理解することは、日々のカンファレンスでの議論だけでなく、患者やその家族との日々のやりとりにも大いに役立つと考えられる。本講演では、認知症診療で汎用される代表的な脳画像について、それぞれの読影のポイントをわかりやすく紹介し、参加者の理解を深めることを目指す。
イブニングセミナー
イブニングセミナー1
- 日時:
- 11月13日(金曜日)18:05~18:55(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 中村 祐(香川大学医学部精神神経医学講座)
- 演者:
- 「レカネマブ治療の新たなステージ―将来を見据えた診療連携と治療戦略―」
井原 涼子(東京都健康長寿医療センター健康長寿イノベーションセンター/脳神経内科)
「かかりつけ医から見た新たな地域連携の広がり」
北村 ゆり(菜の花診療所)
共催:エーザイ株式会社/バイオジェン・ジャパン株式会社
▼概要
演題1:レカネマブ治療開始から約3年が経過し、実臨床での知見が蓄積してきた。中長期的な将来を見据え、患者アクセス向上を実現するための病診連携、多職種連携、長期治療を支える診療体制について、実臨床経験と最新エビデンスを交えて展望する。
演題2:レケンビの登場によりかかりつけ医と認知症専門医の連携は、必要不可欠となり大きく広がった。しかし医療資源の偏在のため、この治療が届いていない地域が依然存在している。今後レケンビのさらなる広がりには、訪問看護、調剤薬局といった地域に足を運び、訪問する人たちとの連携が必須であり、その構築が課題である。
演題2:レケンビの登場によりかかりつけ医と認知症専門医の連携は、必要不可欠となり大きく広がった。しかし医療資源の偏在のため、この治療が届いていない地域が依然存在している。今後レケンビのさらなる広がりには、訪問看護、調剤薬局といった地域に足を運び、訪問する人たちとの連携が必須であり、その構築が課題である。
イブニングセミナー2
「高齢者の不眠と過眠、その背景にある心理-社会-生物学的な問題」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)18:05~18:55(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 根本 清貴(筑波大学医学医療系臨床医学域医療情報マネジメント学・精神医学)
- 演者:
- 三島 和夫(秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座)
共催:塩野義製薬株式会社
▼概要
高齢者の睡眠医療では総睡眠時間の短縮や睡眠維持能の低下に目が向きがちだが、午睡の増加は見落とされやすい。とりわけ認知症では原因を特定しがたい不眠と過眠が併存し、睡眠が昼夜に分散する。背景には日中の覚醒度低下があり、睡眠覚醒を制御する神経核の器質的障害に加え、意欲低下やデイケア等での過ごし方といった心理・社会的要因が関与する。近年、日中の眠気がアルツハイマー型認知症の発症リスクとなることが示され、睡眠薬やグリンパティックシステムとの関連も注目される。本講演では高齢者の不眠と過眠を心理- 社会- 生物学的視点から捉え直し、昼夜双方の睡眠評価に基づく治療戦略を概説する。
イブニングセミナー3
「Blood biomarkers and early symptomatic Alzheimer’s disease」
※同時通訳あり
- 日時:
- 11月13日(金曜日)18:05~18:55(第4会場 つくば国際会議場 2F 中会議室201)
- 座長:
- 池内 健(新潟大学脳研究所附属生命科学研究リソース研究センター)
- 演者:
- Sebastian Palmqvist(Skåne University Hospital/Lund University)
共催:日本イーライリリー株式会社 研究開発・メディカルアフェアーズ統括本部
▼概要
Plasma p-tau217 and the p-tau217/Aβ42 ratio detect Alzheimer’s pathology with accuracy approaching CSF, but the interpretation differs compared with CSF and PET. This talk covers these blood biomarkers for Alzheimer’s disease, the rationale for a two-cutoff approach that could limit confirmatory testing to the intermediate zone, and how to handle intermediate results. It also presents the updated Alzheimer’s Association clinical practice guideline and the gap in diagnostic accuracy between memory clinics and primary care, where most patients are first assessed.
イブニングセミナー4
「認知症診療の新時代~SaMD(プログラム医療機器)による検査の可能性~」
- 日時:
- 11月13日(金曜日)18:05~18:55(第6会場 つくば国際会議場 3F 中ホール300)
- 座長:
- 小林 良太(藤田医科大学医学部認知症・加齢脳科学科)
- 演者:
- 「金沢大学附属病院における早期アルツハイマー病治療外来」
篠原もえ子(金沢大学医薬保健研究域医学系脳神経内科学)
「SaMD(プログラム医療機器)を活用した新しい認知症診療」
武田 朱公(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学)
共催:大塚製薬株式会社
▼概要
講演①:金沢大学附属病院脳神経内科では、抗アミロイド抗体療法を希望する患者向けの外来(早期アルツハイマー病治療外来)の認知機能評価にミレボを活用している。ミレボは短時間で客観的なスコアが可能な点にメリットがある。
本講演では、当院の早期アルツハイマー病治療外来の現状とミレボ活用の実際を報告する。
講演②:SaMD(プログラム医療機器)の活用は、早期診断による重症化予防、検査の効率化による医療従事者の負担軽減、僻地・遠隔医療への応用など、認知症診療に大きなメリットをもたらす。本邦では、2025年に認知症領域で初の保険適用SaMDが登場した。本セミナーでは、SaMDの基本的な特徴と実践的な活用法について解説したい。
本講演では、当院の早期アルツハイマー病治療外来の現状とミレボ活用の実際を報告する。
講演②:SaMD(プログラム医療機器)の活用は、早期診断による重症化予防、検査の効率化による医療従事者の負担軽減、僻地・遠隔医療への応用など、認知症診療に大きなメリットをもたらす。本邦では、2025年に認知症領域で初の保険適用SaMDが登場した。本セミナーでは、SaMDの基本的な特徴と実践的な活用法について解説したい。
イブニングセミナー5
「【看護師向けセミナー】認知症看護とBPSD治療における“鎮静”についていま一度考える」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)18:05~18:55(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 川井 元晴(医療法人茜会脳神経筋センターよしみず病院/認知症の人と家族の会)
- 演者:
- 「医師の視点から」
中村 祐(香川大学医学部精神神経医学講座)
「看護師の視点から」
岡山 多寿(医療法人財団光明会明石こころのホスピタル)
共催:大塚製薬株式会社
▼概要
行動・心理症状(BPSD)への対応では、非薬物療法を基本としながらも、薬物療法を適切に活用することが求められる。
一方で、過度な鎮静による患者の生活機能への影響や、適応外使用を含む薬剤選択の課題について、改めて考える必要がある。本イブニングセミナーでは、中村祐先生(香川大学)より、アジテーションの病態理解や最新のガイドラインを踏まえた知見、新たな治療選択肢であるブレクスピプラゾールの位置づけと実臨床での活用ポイントについて解説いただく。さらに岡山多寿先生(明石こころのホスピタル)より、看護師の立場から鎮静に頼りすぎないBPSDケアの実践、患者の「その人らしさ」を支えるための観察・関わり方について紹介いただく。本セミナーを通じて、認知症看護とBPSD治療のあり方を多職種で考える機会としたい。
一方で、過度な鎮静による患者の生活機能への影響や、適応外使用を含む薬剤選択の課題について、改めて考える必要がある。本イブニングセミナーでは、中村祐先生(香川大学)より、アジテーションの病態理解や最新のガイドラインを踏まえた知見、新たな治療選択肢であるブレクスピプラゾールの位置づけと実臨床での活用ポイントについて解説いただく。さらに岡山多寿先生(明石こころのホスピタル)より、看護師の立場から鎮静に頼りすぎないBPSDケアの実践、患者の「その人らしさ」を支えるための観察・関わり方について紹介いただく。本セミナーを通じて、認知症看護とBPSD治療のあり方を多職種で考える機会としたい。
イブニングセミナー6
「早期アルツハイマー病治療計画:治療後を見据えた治療医とのかかわりと地域サポート」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)18:05~18:55(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 池田 学(大阪府立病院機構大阪精神医療センター/脳とこころの未来医療センター)
- 演者:
- 「“アルツハイマー病と共に住み慣れた地域で生きる”を支える 早期介入の意義」
木村 成志(大分大学医学部神経内科学講座)
早期アルツハイマー病のマネジメント:地域ネットワーク」
新井 哲明(筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学)
共催:日本イーライリリー株式会社
▼概要
アルツハイマー病の早期診断の目的は、抗アミロイドβ抗体薬治療のみならず生活環境・習慣の改善を含む非薬物的介入が可能となり、当事者にとって住み慣れた地域で自分らしく生きることを支えるための選択肢が得られることであると考える。長期的視点から、当事者にとって抗アミロイドβ抗体薬治療による進行抑制が、治療期間のみの生活における短期的なベネフィット向上のみならず、医療・福祉連携の活用による長期的な地域社会生活支援につなげられることが重要である。ADの地域介入研究結果から見えてきたADの予防・診断・治療(薬物・非薬物)介入の意義と、抗アミロイドβ抗体薬治療を通じた地域連携体制について解説する。
イブニングセミナー7
- 日時:
- 11月14日(土曜日)18:05~18:55(第4会場 つくば国際会議場 2F 中会議室201)
- 座長:
- 池内 健(新潟大学脳研究所ブレインヘルスケア領域遺伝子機能解析学分野)
- 演者:
- 「認知症診療とAPOE遺伝学的検査」
中村 勝哉(信州大学医学部脳神経内科・リウマチ・膠原病内科)
「APOE遺伝学的検査における患者・家族とのコミュニケーション―保険診療時代の意思決定支援―」
竹内 千仙(東京慈恵会医科大学附属病院遺伝診療部)
共催:シスメックス株式会社
▼概要
アルツハイマー病(AD)診療は、抗アミロイドβ抗体薬の上市により大きな転換期を迎えている。患者ごとの副作用リスク評価に資する指標として、APOE遺伝学的検査(以下、APOE検査)の重要度が高まっている。APOE検査は、抗アミロイド抗体薬の副作用を評価する薬理遺伝学的検査として薬事承認され、2026年7月より保険適用となった。他の薬理遺伝学的検査とは異なり、ADの発症リスクに関する遺伝的情報も含み、血縁者にも共有される。本セミナーでは、APOE検査を適正な活用と、求められるコミュニケーションのあり方を提示し、検査前説明、結果開示、共同意思決定の実践検討と、保険診療時代に求められる認知症診療のあり方を展望する。
イブニングセミナー8
「血液バイオマーカーとPETで捉える認知症の分子病理―生物学的診断からステージングへ―」
- 日時:
- 11月14日(土曜日)18:05~18:55(第5会場 つくば国際会議場 2F 中会議室202)
- 演者:
- 伊東 大介(慶應義塾大学医学部内科学(神経)/メモリーセンター)
共催:ライフテクノロジーズジャパン株式会社-Olink/アプロサイエンス(株式会社ファーマフーズ)
▼概要
アルツハイマー病の診断は、症候に基づく診断から、分子病理を捉える生物学的診断へと移行しつつある。当院では、血漿Aβ42/40比やリン酸化タウなどの血液バイオマーカーの測定・解析を進め、臨床実装を目指している。さらに、網羅的血漿プロテオミクスによる病期や脳領域特異的変化の解析を試みている。また、タウ病理を可視化するFlorzolotau(^18F)PETを導入し、原発性タウオパチーの生物学的診断や診断困難例の鑑別に活用している。本講演では、血液バイオマーカーとPET イメージングを組み合わせたマルチモーダル診断戦略と、抗Aβ抗体療法時代における適応症例選択への応用について概説する。
イブニングセミナー9
- 日時:
- 11月14日(土曜日)18:05~18:55(第6会場 つくば国際会議場 3F 中ホール300)
- 座長:
- 岩田 淳(東京都健康長寿医療センター)
- 演者:
- 「アルツハイマー病を規定するバイオマーカーの新展開」
堀江 勘太(エーザイ株式会社/Washington University School of Medicine)
「バイオマーカーから迫るアルツハイマー病の病態と治療戦略」
徳田 隆彦(大阪公立大学大学院医学研究科健康長寿医科学講座病因診断科学)
共催:エーザイ株式会社/バイオジェン・ジャパン株式会社
▼概要
演題1:アルツハイマー病の病態を規定するバイオマーカーとして、タウ凝集体を反映するMTBR-tau243とTau-PETを中心に最新知見を概説する。さらに、アミロイドβプロトフィブリルの定量化を通じて、レカネマブの作用機序と効果を考察する。
演題2:アルツハイマー病の病態を捉えるバイオマーカーとして、アミロイド・タウ関連指標が反映する病理学的変化を整理する。さらに、レカネマブの臨床試験で示されたバイオマーカーの変化を臨床データと併せて考察し、病態に及ぼす影響と作用機序への理解を深める。
演題2:アルツハイマー病の病態を捉えるバイオマーカーとして、アミロイド・タウ関連指標が反映する病理学的変化を整理する。さらに、レカネマブの臨床試験で示されたバイオマーカーの変化を臨床データと併せて考察し、病態に及ぼす影響と作用機序への理解を深める。
モーニングセミナー
モーニングセミナー1
「症候性早期アルツハイマー病の治療評価(18ヵ月):治療対象者及びそのご家族の理解と同意の視点から」
- 日時:
- 11月15日(日曜日)7:50~8:40(第2会場 つくば国際会議場 1F 大会議室101+102)
- 座長:
- 繁田 雅弘(栄樹庵診療所)
- 演者:
- 「症候性早期アルツハイマー病の治療計画」
猪原 匡史(国立循環器病研究センター脳神経内科)
「MCI者・支援者とともに進める抗アミロイドβ抗体治療とその先」
古和 久朋(神戸大学大学院医学系研究科健康科学専攻脳神経・精神機能学分野)
共催:日本イーライリリー株式会社
▼概要
抗アミロイドβ抗体薬の適応となるアルツハイマー病の当事者とそのご家族にとって、薬物治療が選択肢の1つとなった。原則18ヵ月間の治療期間を通じ、期待できる効果は進行抑制であり、治療に伴うリスクを当事者とそのご家族が治療検討時に正しく理解し、意思決定を促すことで、その後の生活を考える契機となる。治療後も続く生活支援を目的にした抗アミロイドβ抗体薬治療として、治療完了後の臨床評価指標を用いわかりやすくその患者さんやご家族に説明され、理解いただくことが必要である。治療後も続く生活が重要であり、多職種連携での支援を実現するためにも、医療の役割が不可欠であることを参加者の皆様と考えたい。
モーニングセミナー2
- 日時:
- 11月15日(日曜日)7:50~8:40(第3会場 つくば国際会議場 2F 中ホール200)
- 座長:
- 新井 哲明(筑波大学医学医療系臨床医学域精神医学/筑波大学附属病院認知症疾患医療センター)
- 演者:
- 「当事者の視点から抗Aβ抗体薬治療を考える」
小林 良太(藤田医科大学医学部認知症・加齢脳科学科)
「抗アミロイドβ抗体療法における社会実装の展望―長期アウトカムを見据えた治療戦略を踏まえて―」
伊東 大介(慶應義塾大学医学部神経内科/慶應義塾大学病院メモリークリニック)
共催:エーザイ株式会社/バイオジェン・ジャパン株式会社
▼概要
演題1:2023年末から抗Aβ抗体薬治療が実臨床に導入され、早期AD診断の重要性が高まっている。本講演では、病態・病理学的背景を踏まえつつ、レケンビ処方の振り返りと、本治療を選択・継続した当事者の想いや期待を交えながら、これからの認知症診療について考える。
演題2:アルツハイマー病(AD)における抗アミロイドβ抗体療法は社会実装から2年半が経過し、当院のレカネマブ導入例や血液バイオマーカーを用いた症例選択の知見が蓄積してきた。今後の投与体制や前臨床期ADへの先制医療の動向を含め、AD診療の現状と展望を概説する。
演題2:アルツハイマー病(AD)における抗アミロイドβ抗体療法は社会実装から2年半が経過し、当院のレカネマブ導入例や血液バイオマーカーを用いた症例選択の知見が蓄積してきた。今後の投与体制や前臨床期ADへの先制医療の動向を含め、AD診療の現状と展望を概説する。

