日本HTLV-1学会

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A Comprehensive Study of the Immunophenotype and its Clinicopathologic Significance in Adult T-cell Leukemia/Lymphoma

ジャーナル:Modern Pathology
著者:Tomoko Tamaki, Kennosuke Karube, Shugo Sakihama, et al.
責任著者:筆頭著者:琉球大学病院 病理診断科
https://doi.org/10.1016/j.modpat.2023.100169

要約・インパクト

成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)の典型的な免疫表現型はWHO分類に記載されているが、各マーカーの発現の相互関係や、T濾胞ヘルパー(TFH)・T細胞受容体(TCR)などT細胞リンパ腫に関連する新規マーカーの発現については明らかでなかった。本研究では117例のATLLに対して21種類の免疫組織化学染色を実施し、ATLLの免疫表現型と、組織形態・下山分類・全生存期間などの臨床病理学的因子を比較した。
CD3・CD4・CD25・CCR4がいずれも陽性であるのはATLLの典型的な免疫表現型と考えられたが、 約2割の症例は当てはまらないことが判明した。また、多くがTCR-β・TCR-δともに陰性(104例, 88.9%)であり、TCR発現の陰性化が他のT細胞リンパ腫との鑑別に有用である可能性が示された。さらに、TFHマーカー陽性例(12例, 10.3%)などの非典型例が確認された。本研究の結果はATLLの表現型の多様性を示している。HTLV-1キャリアに発生したT細胞リンパ腫では、非典型的な表現型を示す場合でもATLLの可能性を排除せず、組織中のHTLV-1を確認することが推奨される。

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