日本HTLV-1学会

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Proteomic profiling of HTLV-1 carriers and ATL patients reveals sTNFR2 as a novel diagnostic biomarker for acute ATL

ジャーナル:Blood Adv 2020: 4: 1062-71
著者Guerrero CLH, Fukushima T, et al.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32196559/

要約

成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の新規発症診断バイオマーカー探索を目的に、沖縄HTLV-1/ATLバイオバンクの血漿試料を用いてプロテオーム解析を行った。ATL患者、HTLV-1キャリア (HC)各40例、および化学療法後寛解に到達したATL患者5例を対象に、SOMAscan (SomaLogic Operating Co., Inc., CO, USA)により1,305蛋白について発現を解析した。そしてATL患者群とHC群との間で比較したところ、333蛋白で発現の有意差を認め、そのうち210蛋白はATL患者群で有意な上昇が見られた。次ぎにHeatmap分析によりバイオマーカーとして有望な蛋白を絞り込み、候補蛋白についてELISA法で検証を行ったところ、可溶性tumor necrosis factor receptor 2 (sTNFR2)がHCに比べATL、特に急性型ATL患者で著明に上昇していることを見出した。またTNFR2がATL細胞表面に高発現していることも確認した。さらにsTNFR2値は寛解時にHCレベルまで低下していた。sTNFR2はATLの新規バイオマーカーとして有用性が期待される。

(本研究は日本電気株式会社の研究資金により、共同研究として実施した。)

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