「成人T細胞白血病・リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法とWatchful Waiting 療法の第 III 相ランダム化比較試験(JCOG1111)」
登録再開のお知らせ(2017年6月8日)
2013年9月より、JCOG(日本臨床腫瘍グループ)のリンパ腫グループによる臨床試験として、標記試験を行っています。先進医療BとしてATLに保険適用のないインターフェロンαとジドブジンを用いて臨床試験を行い、この併用療法の有用性を検証し、両薬剤の本疾患に対する薬事承認(効能追加)を目指しています。
試験薬剤の入手方法変更の必要が生じたため新規登録を2017年4月から中断しておりましたが、先進医療技術審査部会などでその承認が得られたので、2017年6月より最新版のプロトコールが施設IRBで承認された国立がん研究センター中央病院、東病院で新規登録が再開されました。これから順次、IRBで承認された施設で本試験の登録再開となります。
目標症例74名に対し、これまでに31名の患者さんが登録されています。インターフェロンα/ジドブジン併用療法は、エビデンスレベルは低いものの海外ではATLの標準治療の1つとみなされています。希少疾患であるATL患者さんの治療向上のため、この検証的第3相試験への皆さまのご協力をお願い申し上げます。
◇適格基準、実施医療機関、問い合わせ先など、詳細につきましては下記URLを御参照ください。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/division/jcog1111/index.html