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近畿大学薬学部 臨床薬学部門

TEL. 06-6721-2332

〒577-8502東大阪市小若江3-4-1

臨床薬学におけるデータサイエンス

  日々、膨大な医療情報が医療ビッグデータとして蓄積されています。これらのデータは、実際の医療によって得られたデータという意味でリアルワールドデータ(RWD)と呼ばれています。RWDには未知の因果関係を示す情報が眠っているといわれており、RWDを用いた疫学研究が盛んに行われています。
RWDを用いた研究によって、医療の状況について俯瞰的に可視化されます。航海における地図のように、RWDから得られた結果は、医療現場において意思決定や課題解決の重要な位置づけになりえます。また、患者さんの受療行動や行政の政策立案において、効率的で質の高い医療に向けた変容を促す可能性もあります。
 当研究室では、設立以来、RWDをもとにデータマイニング手法を駆使し、宝物を発掘する感覚で、薬と未知の事象との関係を掘り起こそうとする研究を行っています。更には、RWDとバイオインフォマティクス関連データベースの統合解析を行い、既存薬の新規効能探索(ドラッグ・リポジショニング、DR)を進めています。


 主な研究テーマ

・医療ビッグデータの解析による医薬品安全性評価研究
・リアルワールドデータ(RWD)の多角的解析に関する研究
・アンメットメディカルニーズを指向したドラッグ・リポジョシニング(DR)研究
・医薬品適正使用に関する臨床薬学研究
・医療資源最適化に関する研究

※)患者さんのQOL向上を念頭に、医薬品、疫学、医療経済など様々な視点から研究成果を発信します。

※)医薬品有害事象の新規知見や既存医薬品の新規効能の探索、ならびに医薬品の使用実態や限られた医療資源(医療費)の最適化の解明に向けた研究を進めています。

※)医療資源(医療費)の研究は、医療サービスの経済評価ともいえます。患者さんに適応される医療サービスの費用対効果(ミクロ視点)や、医療のあり方(マクロ視点)等が研究目的になります。

<現在進行中の研究>
1. 高齢者の受療行動と介護認定の関連性を検証する研究




 臨床薬学研究

 実際の医療現場である病院薬剤部および病院薬剤師との臨床薬学研究をおこない、臨床的課題(クリニカルクエスチョン)に向けて、医療データベースを利活用し新たな価値(Evidence)を創造する研究に取り組んでいます。連携大学院や社会人大学院の院生としての研究実績もあります。




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バナースペース

連絡先

〒577-8502
東大阪市小若江3-4-1
近畿大学薬学部
医薬品情報学分野

細見光一

TEL 06-6730-5880(内3834)
e-mail:hosomi(at)phar.kindai.ac.jp