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北海道
北海道立子ども総合医療・療育センター 小児集中治療科

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病床数

PICU 6床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 215床

2021年度入室数

総入室数 238(直送・転送 30、術後 193、病棟 25)

施設紹介

北海道唯一の小児総合専門病院(愛称:コドモックル)のPICUです。
小児集中治療科医師2名・病床数6床と広大な大地をカバーするには極めて小さな規模ですが、北の国の「最後の砦」として道内各地の中核病院と連携し、救急車・ヘリコプター・メディカルウイングなどの搬送手段を駆使して重症患者を受け入れ、ECMO・CRRTを含めた集学的治療を行っています。小さな規模であるぶん、各専門診療科やメディカルスタッフ(看護師・薬剤師・療法士・臨床工学技士・公認心理師など)との垣根は低く、互いに協力し合い診療を行なっています。
心臓血管外科・脳神経外科をはじめとした術後患者の入室が7割以上を占め、周術期管理についても各専門診療科・メディカルスタッフと密に連携し、良好な術後経過となることはもちろん、患者とそのご家族に寄り添う最良の集中治療を目指しています。
吉沢亮もいない ドラマの取材も来ない「ちいさなPICU」ですが未来を担うこども達にとっての「おおきなき」になれるよう仲間を熱烈に募集しています!
北海道で小児集中治療を学びたい・実践したい方、ぜひ北の大地へ!

東北
宮城県立こども病院 集中治療科

  • 宮城県立こども病院
  • 宮城県立こども病院

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 241床

2021年度入室数

総入室数 305(直送・転送 48、術後 189、病棟 70)

施設紹介

東北地方唯一の小児病院にあるPICUです。規模としては決して大きくはありませんが、宮城県内にとどまらず周辺医療圏からも重症患者を紹介頂き、最善の集中治療を提供するよう努めています。当ユニットの特徴は、病院理念「すべての子どもにいのちの輝きを」が示すように、医師、看護師のみならずスタッフ全体が「患者のために何ができるか」を常に考え、何事にも前向きに取り組む風土があること、それを可能とするスタッフ間の良好なコミュニケーションです。東北地方で小児集中治療を実践したい方、学びたい方、杜の都仙台にどうぞお越し下さい。

関東甲信越
東京都立小児総合医療センター救命・集中治療部 集中治療科

  • 東京都立小児総合医療センター
  • 東京都立小児総合医療センター

病床数

PICU 20床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 561床

2021年度入室数

総入室数 769(直送・転送 271、術後 390、病棟 108)

施設紹介

当ユニットは、東京都こども救命センターの一つとして都内最大小児人口52万人(多摩地区)を所管する最後の砦として内因・外因すべての重症患者を受け入れます。隣接する多摩総合医療センターをはじめ近隣救命救急センター・2次小児医療施設と密接に連動し、病院前救護から集中治療の提供を目指します。その守備範囲はPrimary ECMO搬送から、最近では多摩総合と共同運行ラピッドカーへの乗車や、COVID-19診療における東京都ネットワークの構築、緩和ケアとしての退院支援までと多岐にわたります。
こうした診療を支えるために培って頂きたいものは、1)麻酔科学に基づいたリスクヘッジ、2)救命救急医学に則った迅速果敢なチームダイナミクス、そして3)災害医学で問われるコミュニケーションスキル、4)小児科学による発育・発達過程にあるこどもへのリスペクト、5)こどもと家族を中心に、仲間とともに向かう適切なゴールセッティングになります。これらすべてを止揚した先に、私たちが目指す小児集中治療医学があります。ひとりひとりのこどもの超急性期から集中治療のその後まで,丁寧に洞察し、時には果敢にチャレンジし、時には優しくこどもを抱きしめるそんなサービスを目指す部門です。
経験豊富な院内スタッフのみならず、小児集中治療医学の黎明期を築き上げてこられた多数の外部講師陣により充実した教育プログラムを提供することをお約束します。
コロナ禍、ウクライナ戦禍、異常気象、この激動することが当たり前になった世に、新たな小児集中治療医学を探求する仲間を募集します!

関東甲信越
国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科

  • 国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科
  • 国国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科

病床数

PICU 20床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 490床

2021年度入室数

総入室数 890(直送・転送 278、術後 509、病棟 103)

施設紹介

常勤スタッフ医師11名、フェロー医師7名(小児科専門医11名、集中治療専門医5名、救急科専門医3名)が、病床数20床(小児特定集中治療室管理料20床)の診療にあたるClosed ICUであり、集中治療科は関係する専門診療科及びコメディカルと連携し、全ての患者の治療方針を決定する。専従看護師80名、薬剤師2名(日勤のみ専従)、理学療法士3名(日勤のみ専従)、臨床工学技士、ソーシャルワーカー、チャイルドライフスペシャリスト、心理士、等との多職種連携が当科の強みである。
年間入室数1000例超の国内最大規模の小児ICUである。小児救命救急センター、東京都こども救命センターの区西南ブロック拠点病院、さらに小児・周産期医療を専門とする唯一のナショナルセンターとして、国内外からあらゆる救命救急症例の転院搬送を受け入れている。当院ICUで行われた主要な集中治療の年次推移を示す(図1)。VAD・ECMO・CRRTを含めた機械的臓器サポート症例数は国内随一である。国内最多の肝移植に加えて、種々の固形臓器移植の周術期管理を施行している(図2)。さらに、先進的な再生医療、遺伝子治療の治験等の全身管理を担当する。医療関連感染症などの感染予防、RRS(Rapid Response System)、院内蘇生教育、災害医療対策(DMAT等)に積極的に関与している。
教育・研究は、小児集中治療の将来を型作る基盤であり、最重要課題として取り組んでいる。講義、系統的シミュレーショントレーニングと手技のOff the jobトレーニング、勤務後のフィードバック、定期的な到達目標設定と年2回の360度評価を行う。臨床研究・論文作成指導も行い、原著論文は増加傾向にある(図3)。

  • 国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科
    図1:主要な治療
  • 国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科
    図2:臓器移植
  • 国立研究開発法人 成育医療研究センター 集中治療科
    図3:原著論文数

関東甲信越
神奈川県立こども医療センター救急集中治療科

  • 神奈川県立こども医療センター
  • 神奈川県立こども医療センター

病床数

PICU 10床/CCU -床/HCU 14床/その他 -床/病院 4301床

2021年度入室数

総入室数 274(開心術 171)

施設紹介

平成29年4月より、ICU 10床、HCU 14床における重症患者管理を他科との連携のもとに行っています。当院には小児医療各分野の専門医が揃っていますので、“適材適所”の観点から必要な時に必要な専門家の力を総動員して治療にあたります。救急/集中治療科は、循環呼吸管理、栄養管理、輸液管理などを主に担当し、重症患者管理のマネージメントを行っています。特に開心術の多いこととCritical Care Nephrologyの実践が特徴的です。開心術は200件/年を超えるため、教科書的な先天性心疾患の周術期管理を概ね網羅することができます。また、体重2kg程度から血液浄化療法の施行が可能であり,小児の血液浄化療法に習熟することも可能です。
重症患者管理においては看護師を始めとするスタッフの力も不可欠であり、適宜情報交換を行うことで、より良い管理ができるよう心掛けています。患者さん、ご家族だけでなく、ICU/HCU診療に関わるスタッフにとっても、より良いICU/HCUとなることを目指しています。

関東甲信越
横田空軍基地病院 374Medical Group 小児科

  • 横田空軍基地病院 374Medical Group 小児科横田病院のリーダー集合写真
  • 横田空軍基地病院 374Medical Group 小児科小児科の先生方

病床数

PICU -床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 15-115床

2021年度入室数

総入室数 (直送・転送 -、術後 -、病棟 -)

施設紹介

374 MDG Vision: "Agile and Resilient Medics committed to ensuring a free Indo-Pacific region"
374 MDG Mission: Sumrai Medics providing Ready Reliable Care anytime, anywhere
374 MDG Priorities: Airman, Readiness and Partnership

これらのモットーを胸に掲げ、当院は米空軍第374医療グループとして、第5空軍および在日米軍の第374空輸団の医療機関として11,000人以上の隊員及びその家族に産業保健、予防医学を含む一次医療を提供しています。また、空軍最大の患者移動用装備を備えており、国際的な有事における遠征医療支援の一助にもなっています。当院は小児科以外に内科、家庭医療科、急病外来科、産婦人科、外科、整形外科、耳鼻科、口腔学顔面外科、皮膚科、精神科、麻酔科、放射線科、等の一般診療科に加え、Flight medicineやWarrior medicineなど軍病院に特化した科を有していますが、設備、人員は限られており病院の規模としては大きくありません。病床は各科で分かれているわけではなく、混合ユニットとして通常時は15床、有事の際には、115床まで拡張可能となっています。また、当院は、都立小児総合医療センターをはじめとする近隣の総合病院、大学病院と密接に連動し、当院で治療困難な症例を随時、転院搬送し隊員及びその家族らの健康を24時間支えています。
横田空軍病院をもっと皆様に認知していただき、今後もより良い医療連携を遂行できるよう心より願っております。

関東甲信越
千葉県こども病院 集中治療科

  • 千葉県こども病院 集中治療科
  • 千葉県こども病院 集中治療科

病床数

PICU 9床/CCU -床/HCU 10床/その他 -床/病院 218床

2021年度入室数

284例

施設紹介

当院は千葉県の中央部に位置し、県立の小児専門施設として各分野に専門性の高い医療を提供しております。1988年開院の歴史ある病院で、当PICUは開設以来、先天性心疾患の周術期や、重篤な慢性疾患を持つ小児の管理を担当してきました。全県からのコンサルトに対応することはもちろん、隣接する医療過疎地域である山武・長生いすみ医療圏を、一次救急からカバーすることも当院の特徴となります。疾患分類は循環器疾患が多く入室の約半数を占め、小児心臓血管外科医、小児循環器科医と密に連携をとりながら管理を行っております。その他、脳神経外科疾患、消化器疾患などの術後症例はもちろん、気道緊急、呼吸・循環不全、循環ECMO、CRRT症例など多岐に渡る疾患を経験することができます。現在集中治療医は2名と潤沢な構成ではありませんが、各科の協力体制並びに、ナース・CE・コメディカルの皆さんとの関係も良く、アットホームで風通しの良い職場環境です。2021年より開始したRRS、同年に開設したHCUにおいては中心的な役割を担っており、院内の安全を守るべく日々活動しております。また近年千葉県内のPICUや小児周産期施設との連携も強化されており、オール千葉での適切かつ迅速な医療提供を志しております。当院ではPICUスタッフを募集しております。短期間の研修も大歓迎ですので、是非お声かけ下さい。

関東甲信越
聖マリアンナ医科大学 小児科(小児集中治療班)

  • 聖マリアンナ医科大学 小児科(小児集中治療班)
  • 聖マリアンナ医科大学 小児科(小児集中治療班)

病床数

PICU 6-8床/CCU -床/HCU -床/その他 4床/病院 1175床

2023年1月、66床の日本最大級ICU内にPICUオープン

施設紹介

川崎市医療圏において当院は、乳児・小児にも対応しうる救命救急センターの筆頭として機能し、夜間急患センターを併設して初期救急から3次救急までの多彩な小児救急医療に対応してきました。2023年1月の新病院開設にあたり、重症小児症例に対してこれまで以上に適切に対応するため、特定集中治療室内にPICUエリアとして6-8床を確保して運用開始します。PICU退室後も、重症化リスクの高い症例を安全に診療することが可能な高度治療病床(ステップダウンユニット)4床が、新病院小児病棟内に準備されています。
新設に当たり国内外から多くの小児集中治療医が集結し、教授2名を含む、9名のチームとなりました。海外留学経験を持つものが半数以上を締め、現在も2名が海外留学に向けて準備を行っております。またPICUにおける診療のみならず、重症小児施設間搬送プログラムの創設、長期予後評価のためのPICU退室後フォローアップ外来の新設、麻酔部門と連携した小児に対する検査・処置鎮静サービスの提供、救急部門と連携した小児病院前救護への積極的関与など、次世代にむけて、多彩かつ新たな機能を想定しています。
加えて、大学病院は医学教育・研究の場でもありますが、わが国において大学病院にPICUを擁する施設はまだ多くありません。これまでにない新たな治療法の確立や治療機器の開発にむけ、小児集中治療にかかる臨床研究・基礎研究も積極的に行い、最先端の高難度医療を提供する努力もさらに続けていきます。他施設とのJournal club、Research Meetingなども積極的に行っております。
臨床に打ち込みたいあなた!臨床研究・基礎研究を行いたいあなた!救急・搬送にも興味があるあなた!一緒に働きませんか?それぞれの夢を全力で応援します。働きやすさ保証します。研究熱保証します。海外留学熱も保証します。
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関東甲信越
松戸市立総合医療センター 小児医療センター 小児集中治療科

  • 松戸市立総合医療センター 小児医療センター 小児集中治療科
  • 松戸市立総合医療センター 小児医療センター 小児集中治療科

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 600床(小児医療センター 70床)

2021年度入室数

総入室数 327(直送・転送 162、術後 85、病棟 80)

施設紹介

松戸市立総合医療センターのPICUは、地域の小児医療全体のハブになり、こどもが過ごしやすい社会を達成するための歯車を、力強く円滑に回していけるユニットを目指しています。
当院は千葉県北西部(東葛北部)に位置しています。PICUは2014年4月に開設し、現在は8床のユニットで運用を続けています。大規模ではないものの、自院にドクターカーやヘリポートも持ち、東葛北部のみならず県内他地域や近隣都県からも多くの入室を受け入れています。
入室症例は重症/救急疾患をはじめ、小児心臓血管外科、小児脳神経外科、小児外科、形成外科、耳鼻科、小児麻酔科などとの術後管理や、成人救急科と連携して外因疾患にも対応しています。
これら関係各科に加え、看護師、薬剤師、理学療法士、心理士、栄養士、ソーシャルワーカー、保育士など多職種の方々と密に連携し、患者さんやご家族により良い医療を提供できるよう心がけています。またそれぞれの職種にとっても、働きやすくやりがいのあるPICUを目指しています。さらに近年では、教育機関、消防、行政など「多職種連携」をより幅広く捉えて活動しています。
上記のように、市中病院のPICUとしての特徴を生かして、ご自宅や周囲の医療機関→PICU→小児科一般病棟→再度ご自宅や周囲の医療機関、という切れ目のない流れを大切にし、患者さん・ご家族・周囲の医療機関から利用して頂き易いPICUを目指して日々診療に当たっています。
こういったスタンスへの共感からか、当院研修後の進路にPICUを選んでくれる若手の先生が多いのも自慢の一つです。子どもを助け、医療者を育て、よりよい未来を作れるように頑張ります!

関東甲信越
埼玉医大総合医療センター 小児救命救急センター

  • 埼玉医大総合医療センター 小児救命救急センター
  • 埼玉医大総合医療センター 小児救命救急センター

病床数

PICU(小児集中治療加算)16床

2021入院患者数

470名(80%が緊急入院)

施設紹介

2016年3月より新たに開設された部門です。高度救命救急センターの新病棟3階にPICUを開設することで、埼玉県では初めて全国でも9番目の小児救命救急センターとなりました。これにより多くの小児病院のPICUとは異なり、小児外傷の初期診療から小児科医が積極的に関われる環境ができました。また、内因性疾患では急性呼吸不全に対する人工呼吸器管理(含HFO&NO)や心停止、脳炎・脳症への脳低温療法、代謝疾患や肝不全に対する緊急持続透析や血漿交換などの集中治療管理を行っています。
現在16床のPICUで我が国の大学病院PICUとしては最大規模で、病棟も医療スタッフも成人ICUや救命救急センターとは独立した唯一の大学病院PICUです。医師7-9名(常勤7名、初期・後期研修医1-2名)、看護師45名で年間約500名の入院患者に診療を行っています。
当センターの特徴は緊急入院が8割を占め、24時間、365日院内、院外から内因性、外因性問わず急変患者や術後患者に対応して埼玉県内の小児重症患者の集約化拠点となっています。ドクターヘリも当院に配備されおり、重症患者の集約化に貢献しています。去年からは小児心臓手術も始まりました。また、当科は満期産の新生児症例や重症心身障害児の呼吸・循環障害時にも対応しております。したがって、当センターでほぼすべての小児重症疾患を経験することができるようになっています。
ご興味のある方は、是非ご見学に来ていただければと思います。宜しくお願い申し上げます。

関東甲信越
慶應義塾大学病院 小児ICU

  • 慶應義塾大学病院 小児ICU集合写真
  • 慶應義塾大学病院 小児ICUカンファレンス風景

病床数

PICU 4床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 946床

2021入院患者数

総入室数 278(術後 207、術後以外 71)

施設紹介

当ユニットは、2019年に発足した新しいPICUです。集中治療医がICU 患者すべてに介入する “Mandatory critical care consultation” のシステムを採用し、専従医師4名体制で当院の小児急性期医療の中心を担っています。規模は小さいですが、症例は術後患者を中心に多彩で、小規模だからこそできる細やかで患者さんにやさしい医療を実践しています。小児ICUは専従医師・看護師だけでなく、常に各科の若手医師や研修医、学生で溢れ、非常に活気に満ちています。大学病院の特色として基礎から臨床まで各分野にスペシャリストが揃い、扱う疾患も極めて多彩です。小児ICU専従医は小児科所属でありながら、科の垣根を越えて横断的なマネージメントを行い、チーム医療の要として活動しています。2021年度には、「小児ICU死亡患者ゼロ」を達成しました。また、小児病棟における安全な医療環境の提供にも力を注いでおり、その一環として2022年度に小児RRSが発足しました。
慶應義塾大学病院小児ICUは、まだまだ歴史が浅く発展途上のユニットですが、チームワークを最大の武器にこれからも前進し続けます。

関東甲信越
東京大学医学部附属病院 小児科 集中治療班

  • 東京大学医学部附属病院 小児科 集中治療班
  • 東京大学医学部附属病院 小児科 集中治療班

病床数

PICU 12床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 -床

2021入院患者数

年間入室数 350例

施設紹介

東京都こども救命センターが所在する4つの地区のうち、区東の重症小児患者さんを受け入れております。内因性/外因性を問わず様々な症例を応需しているだけでなく、胎児診療医と連携し、特に先天性心疾患に関して周産期から術後管理まで豊富な症例数を経験することが可能です。また、心臓移植術、および肺移植術を行っている施設でもありますので、小児の術後入室患者さんの中には、その他の各種臓器に対する外科的介入が行われた患者さんに加え移植手術を受けた特殊なステータスの患者さんも含まれており、一般的な術後管理から特殊な管理まで、幅広い知識と技術の習得が可能です。
このようなユニットの特徴から、様々な診療部署、あるいはコメディカルとのコミュニケーションを取りながら、患者さんによりよい医療を提供できるように、チームが一丸となって日々の診療に臨む必要があります。
また、当PICUは、大学附属病院ならではのあらゆる医療デバイスや研究機関が併設されている点が特徴です。最新の設備と英知を駆使した最先端の小児集中治療が行えるだけではなく、研究施設としての土台に臨床が加わることにより小児集中治療で比類ない未来をつくる研究が行える環境が容易されています。
集中治療のテクニックや知識を習得したいとお考えの皆様、チーム医療のスキルを磨きたいとお考えの皆様、潤沢な設備/環境のなかで臨床に生きる最先端の研究を行いたいとお考えの皆様等々、こどもたちを笑顔にできる医療を届けるべく、東大PICUのチームメンバーとして一緒に働けることを心よりお待ちしております。

関東甲信越
自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児手術・集中治療部

  • 自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児手術・集中治療部
  • 自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児手術・集中治療部

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 135床

2021年度入室数

総入室数 289(直送・転送 16 、術後 160、病棟 66)

施設紹介

当院PICUは2006年9月にとちぎ子ども医療センターの開院とともに開設され、栃木県および周辺医療圏の小児重症患者診療の「最後の砦」としての役割を果たしてきました。麻酔・集中治療医、小児科医、小児心臓外科医が連携して診療にあたり、外科的疾患の周術期管理や内科的疾患の集中治療管理を行っています。小児専従の看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士の連携が強いことも強みであり、チーム全体で患者さんとご家族の負担軽減、早期回復に努めています。重症患者が多いにも関わらず、笑顔がとても多いことが当院PICUの特色です。
疾患内訳では先天性心疾患が多く、新生児期から成人期までシームレスな診療をサポートしています。また、小児外科、小児脳神経外科、小児整形外科、小児泌尿器科、移植外科などにも幅広く対応し、内科的疾患にもECMO、CRRTなどの集学的治療に対応しています。大学病院に併設していることも当院の特色であり、臨床研究や遺伝子治療などにも参加しているため小児重症患者診療に関わる様々な経験を積むことができます。当院PICUでは診療科の垣根を問わず常に研修を受け入れており、現在も小児科医師、麻酔科医師が研修を行っています。短期、長期研修ともに対応しておりますので、興味のある方のご連絡をお待ちしております。

関東甲信越
筑波大学附属病院 PICU

  • 筑波大学附属病院 PICU
  • 筑波大学附属病院 PICU

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 800床

2021年度入室数

総入室数(直送・転送 56、術後 168、病棟 28)

施設紹介

当施設は本年度から、オープンICUから専従医をおいたセミクローズドICUに体制を変えました。医師・看護師・療法⼠、薬剤師、放射線技師、事務をはじめ、様々な職種の人達が協力して成り立っています。私たちはチームの団結力が重要であると信じており、日々の診療も他職種カンファレンスのなかで方針を決定し、多様な角度からアプローチできるようにしています。また、次の世代の⼈材を育むことは⼤学病院の重要な使命の⼀つと考えています。臨床能⼒のみでなく、希望者には積極的にテーマをもって研究も⾏えるように、学会発表、論文作成、大学院進学の機会を提供しています。さらに全ての仲間が、それぞれの環境で仕事と⾃分の⽣活を両⽴できるようにしています。筑波⼤学附属病院では、そのような医師を⽀援するシステムも整っています。 (⼥性医師キャリアアップ⽀援システム、院内保育園 病児保育、ベビーシッター利⽤)

関東甲信越
北里大学 小児科(小児集中治療班)

  • 北里大学 小児科(小児集中治療班)
  • 北里大学 小児科(小児集中治療班)

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU 6床/その他 -床/病院 1185床

2021年度入室数

総入室数 290(直送・転送 95、術後 148、病棟 47)

施設紹介

北里大学病院は神奈川県相模原市に位置し、主な医療圏は相模原・県央エリア(相模原市・海老名市・座間市・綾瀬市・大和市・厚木市)とし、横浜市・藤沢市・東京都町田市などの近隣エリアより重篤小児の受け入れを行っています。
PICUは現在8床で運営しており、専従医師4~5名体制で、集中治療医がICU患者すべてに介入する併診性診療を採用しています。対象患者は、内因性・外因性疾患を問わず、人工呼吸器管理、体外循環管理、透析管理、熱傷管理、外傷管理など幅広く診療しております。
多岐にわたる成人診療科や各専門分野がある小児科と連携することができることや、研究・教育機関が充実していることは、大学病院ならではの強みだと言えると思います。医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士など多職種との風通しも非常によく、新しいことを始めるときには、フットワーク軽く関連スタッフが集まり、活発な議論がなされるのも当PICUの特徴だと感じております。
神奈川県内他施設との研究会や、当院麻酔科とのジャーナルクラブなども定期的に開催しております。
小児集中治療に興味のある方、大学病院PICUを見学したい方、ぜひお声かけください。

関東甲信越
前橋赤十字病院 集中治療科・救急科

  • 前橋赤十字病院 集中治療科・救急科
  • 前橋赤十字病院 集中治療科・救急科

2021年度入室数

ICU入室患者数 729名 うち15歳未満 23名

施設紹介

当院は市中病院が有する高度救命救急センターです。普段は成人救急/術後の患者さんを中心に受け入れていて救急医療の特定の分野に拘らずオールラウンド型の救急医療を提供し、人材育成できることを目指して、プレホスピタル(Drヘリ、Drカー)、ER、ICU、病棟管理を各診療科と共に担当し、赤十字病院の使命である災害医療にも深く従事しています。
そんな中、ICUでは集中治療科・救急科と小児科が中心となって、小児の重症外因系疾患(外傷、熱傷ほか)、内因系救急や脳神経外科・形成外科・泌尿器科といった外科系疾患を持つ患者さんの周術期管理を各診療科と共に担当しています。市中病院らしく、垣根の低い各診療科、コメディカルスタッフとの協力体制を活かして、群馬県の小児医療の一翼を担っていることが特徴です。
また、救急外来では小児科が一般的な小児救急診療を行う傍ら、外科系診療科が診療を行うケガのお子さんたちに対しても事故予防から虐待対応まで、患者さんのニーズを積極的に拾い上げ、対応する体制が看護師やMSWと共に構築されています。このように急性期から退院とその後の生活まで、院内各職種だけでなく、時には地域や学校等ともバトンをつなぎ、患者さんとご家族を見守っていけるように子どもの総合診療を実践しています。
当院では最近小児科を背景として救急医療に従事したいと見学に訪れてくださる医師が増加傾向にあります。実際当院では2名のPICU経験を有する医師が集中治療科・救急科に所属して勤務しております。成人救急診療と小児救急診療を両立は決して容易ではありませんし、修練にはそれなりの時間も要します。しかしその分やりがいはありますし、各方面からの強いニーズもありますので、これに応えるべく日々精進しております。
ご希望があれば診療だけでなく、小児救急に関する教育コースへの関与(PALS、JPLSほか)、学校や子ども園などでの講演、県と共に行う小児救急普及啓発活動など、さまざまなアプローチで子どもたちとその後家族のための活動に関わっていくことも可能です。子どもも大人も診療したい方、地方で勤務したい方、病院だけに留まらず、いろんなところで活動してみたい方、ベースの診療科に関わらずぜひ一度見学にいらしてみてください。

関東甲信越
埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター

  • 埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター
  • 埼玉県立小児医療センター 小児救命救急センター

病床数

PICU 14床/HCU 20床/ER 24時間稼働

2021年度入室数

PICU 664(直送・転送218 術後371 病棟74)
HCU2075(直送・転送866 術後1046 病棟116)
ER(受診者数6114 うち救急車受け入れ台数2766)

施設紹介

小児救命救急センターは、救急診療科・集中治療科・外傷診療科および小児集中治療室(PICU)・準集中治療室(HCU)・救急外来(ER)により構成されています。
当センターは、埼玉県の重篤な小児救急患者様を24時間・365日いつでも受け入れる体制をとっており、また当院の各部門の力を結集したチーム医療を行う要となります。さらに隣接するさいたま赤十字病院高度救命センターと協働し、小児患者でのドクターカー出動や重症外傷診療にも取り組んでいます。
埼玉県内では埼玉医大総合医療センターのPICUと協力しながら、また北関東の埼玉県隣接地域も含めた多くの医療機関と緊密な連携を取り、小児の急性期高度医療を提供しています。
当センタ―の診療の特徴は、救急部門と集中治療部門を一体運用していることです。このため、この2分野をシームレスに研修できます。またスタッフはそれぞれの得意分野を活かしながら、常に救急診療にも、集中治療にも参画しています。専門性を突き詰めながらも、小児医療の原点を常に体感できる診療体制です。
もう一つ念頭に置いているのがSDG’sです。年月が経ってもこの診療体制を確実に維持するためには、医学教育を充実させて若手の育成を図るとともに、医師の生活の質の向上を図ることが大切です。子育てをしながら、また独自の自己実現を図りながらも無理なく診療に関われる体制を実現しています。
興味のある方はいつでも見学においでください。連絡先等については、詳しくは当科のHPをご覧いただければ幸いです。

関東甲信越
群馬県立小児医療センター 小児集中治療部

  • 群馬県立小児医療センター 小児集中治療部集合写真
  • 群馬県立小児医療センター 小児集中治療部心臓外科と循環器内科  病院からの風景

病床数

PICU 8床/病院 150床

2021年度入室数

総入室数 227(直送・転送 49、術後 158、病棟 20)

施設紹介

蝉の季節にクワガタが訪れ、秋には間近にあざやかな紅葉がせまる。朝、凛とした空気の中にたたずむ病院への坂を登り1日が始まる。そんな一時期を過ごしてみませんか。
当院は1982年に北関東で初の小児専門病院として開設され、増床に伴い2005年に現在の集中治療部門となりました。施設はやや老朽化も心配しておりますが、小規模病院のメリットを十分に活かし、人間関係は風通しよく、フットワーク軽く対応しています。当部門の特徴は術後症例と他院からの転送症例が大部分を締めます。なかでも循環器疾患が多く、手術もNorwood手術まではば広く年間150件前後行っています。県内の循環器疾患は当院に集まりますので心疾患を集中的に経験でき、偏りなく心疾患に出会えます。臨床研究も最近は心臓手術後のICU-AWについて検討を進めており、データの集積を続けていきたいと考えております。また、重症の転送患者さんについては、遠隔診療相談システムを導入し、搬送元の病院との緊密な連携をとり効率的な対応を試みています。
豊富な温泉で心身の疲れを癒やし、患者さん1人1人にじっくりと対応できるのではないかと考えます。内科系・外科系にかかわらず、群馬の子どもたちにお力を貸していただける先生方との新たな出会いを期待しております。

関東甲信越
東京女子医科大学 八千代医療センター 小児集中治療科

  • 東京女子医科大学 八千代医療センター 小児集中治療科
  • 東京女子医科大学 八千代医療センター 小児集中治療科

病床数

PICU 8床/病院 500床

2021年度入室数

総入室数 421

施設紹介

東京女子医科大学 八千代医療センター 小児集中治療科は、千葉県にあるPICUで、2021年4月に千葉県から小児救命救急センターの指定を受けております。重症度の高い緊急入室患者の管理を含めて、千葉県内他施設のPICUで連携をとりながら千葉県内の重症児の管理を行なっています。
内因系・外因系を問わずERにて初療が行われた救急患者のうちの重症患者や、集中治療を要する他施設からの搬送患者が入室し、診療が行われます。状態安定後はPICUを退室し、同じフロアの小児病棟で診療が継続され、小児集中治療科と同じ小児チーム内の小児科医師とシームレスに診療を行なっています。また、小児科のみならず、小児外科、脳外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、形成外科、心臓血管外科など専門診療科と連携をとりやすい環境にあります。
また、大学病院として、積極的な教育・研究活動も行なっています。小児科後期研修医もPICUローテーションを行うため、その指導を行うことも我々の重要な役割です。また、当科の責任者が急性脳症の研究の第一人者であることもあり、研究活動における論文執筆や研究費取得についても指導を得られます。
PICUとして規模は大きくありませんが、日々切磋琢磨をしながら楽しく活動を広げてくれる仲間を募集します。ご興味のある方は、当科のリクルートチーム(tymcpedrecruitあっとgmail.com “あっと”を“@”に変更してください)にお気軽にご連絡ください。また、小児科で行っているFacebookもご参照ください。

東海北陸
あいち小児保健医療総合センター 集中治療科

  • あいち小児保健医療総合センター 集中治療科集合写真
  • あいち小児保健医療総合センター 集中治療科あいち小児ドクターカーと航空機(機械的補助循環の搬送時)

病床数

PICU 14床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 2000床

2021年度入室数

総入室数 432(直送・転送 96、術後 298、病棟 26)

施設紹介

あいち小児は愛知県地域保健医療計画に基づき、人口700万人の小児急性期医療をカバーする小児救命救急センターへとH28年に生まれ変わりました。
QUEST:
Quality 医療の質を追求する
Unchanged 子どもの代弁者として妥協しない
Education 教育・情報発信を行う
Society 必要な社会資源が投入されるようにする
Teamwork チームと個人の両方を尊重する
あいち小児 集中治療科は救急科と上記ミッションを共有し、達成に向けて努力しています。あいち小児 小児ICUはクローズドICUで病床数は現在14床で、16床に増加予定です。
当面の集約化のターゲットとする疾患群はECMO適応疾患(循環不全、呼吸不全)、頭部外傷、蘇生後脳症です。心外を含めた術後と救急疾患を一つのフロアで管理することで、医師・看護師ともに術後と救急症例双方に暴露されることが大きな強みとなります。初療は救急科と一体となって行います。搬送医療も救急科と協力しており、ECMO施設間搬送も2017年以降に計10件以上行っております。また、当センターでの麻酔トレーニングも研修プログラムに組み込むことも可能です。
あいち小児センターの指導者は国内の小児施設や海外研修、成人救急、ドクヘリ経験者、疫学、小児循環器のエキスパートなど非常にバラエティーに富んでいます。修練医もバラエティに富んだ方を求めています。そんな施設で一緒に成長しましょう。

東海北陸
静岡県立こども病院 集中治療科

  • 静岡県立こども病院 集中治療科集合写真
  • 静岡県立こども病院 集中治療科満開の桜とともに(PICUは5階です)

病床数

PICU 12床/HCU 12床/病院 279床

2021年度入室数

総入室数 778+α*名(直送・転送 155名、術後 467名、病棟(院内出生を含む) 156名)
注)2021年度中にクリティカルケア病床が大幅に再編されたことから、入室数のカウントが不正確です。カウント方法によりますが、計800名は確実に超えます。内訳の数字についても、すべて「+α」が付くとご理解ください。

施設紹介

当院は人口約360万人の静岡県の小児高度医療の中核施設です。2021年6月より急性期病床と診療体制を再編して12床のPICUと12床のHCUとし、重症度に応じて一体的に運用するようになりました。この結果、年間800名を超える患者を疾患や入室経路に関わらず応需し、特に複合的な問題を抱える患者にも対応しやすくなりました。
各領域の慢性期管理が進歩し、予防接種や事故防止教育が充実した近年では、小児救急医療に従事するだけで三次救急や集中治療のスキルを獲得することはもはや夢物語です。だからこそ、普段から豊富で多彩な周術期管理を通じて重症病態の基本的な評価や対応の引き出しを増やしておくことが、この領域の専門家への最も近道となります。
当院では、複雑心奇形が多数を占める心臓外科手術は年間300件を超え、質・量とも国内屈指です。また、近年では脊椎手術・気道手術・頭蓋顔面手術も増加し、周術期に集中治療管理を要する小児症例は固形臓器移植を除いてすべて経験できます。
また、「重症患者を最重症に陥らせない」ことをモットーとして、院内急変に対してはRapid Response System (RRS)の中心的役割を果たしています。さらに、ドクターカーによる迎え搬送も担っており、内因・外因を問わず県内のあらゆる重症救急患者を迅速に診療しています。院内の部署間の垣根も低く、良好な協力体制を築いています。
ガイドライン流行りの昨今だからこそ、紋切り型には対応できない複雑な病態の患者を前にした際に真価が問われます。マニュアルに縛られず「自分の頭で考えたい」と望む方は見学や短期研修も歓迎いたしますので、お気軽にご連絡ください。

関西
国立循環器病研究センター

病床数

Cardiac PICU 12床/Cardiac NICU 6床/Cardiac GCU 6床/その他 -床/病院 550床

2021年度入室数

総入室数 159名

施設紹介

国立循環器病研究センターは、2019年にJR東海道本線岸辺駅前へ移転しました。現病院(550床)では、5階の1フロアに小児循環器集中治療病棟24床(cardiac PICU12床, cardiac NICU6床, cardiac GCU6床)、小児循環器病棟30床、産婦人科病棟30床、成人先天性心疾患/重症心不全病棟25床を配置し、大型専用エレベータで救急外来・手術室・心臓カテーテル検査室と直結しています。胎児心臓病から新生児・乳児心臓病、小児循環器疾患、成人先天性心疾患、心臓病合併妊娠と人生サイクルに寄り添えるシームレスな心臓病診療が可能となっています。
小児循環器内科はスタッフDr 13名とレジデント/専門修練医5名の18名(小児科専門医17名、小児循環器専門医12名)で診療しています。先天性心疾患は胎児心エコーにより妊娠20週前後で詳細に診断できるようになりました。心房中隔欠損のカテーテル閉鎖治療は、新規デバイスで広範囲大動脈縁欠損の治療が可能となり、カテーテルによる肺動脈弁留置術が承認されました。小児不整脈では3Dマッピングシステムを用いて複雑な不整脈に対する治療例が増え、ペースメーカ治療、植込み型除細動器治療、心臓再同期療法も増加しています。小児心臓移植に関しては、小児用人工心臓の保険償還、植込型補助人工心臓の普及により国内心臓移植待機が増えました。特発性・遺伝性肺動脈性肺高血圧診療では10種類以上の肺血管拡張薬が登場しました。成人先天性心疾患の患者数は5000例以上で世界最大級の施設となっています。小児循環器領域に興味がある若い先生方の施設見学をお待ちしています。

関西
大阪市立総合医療センター 小児集中治療部/小児救命救急センター

  • 大阪市立総合医療センター 小児集中治療部/小児救命救急センター
  • 大阪市立総合医療センター 小児集中治療部/小児救命救急センター

病床数

PICU 12床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 1063床(うち小児系 236床)

2021年度入室数

総入室数 585(小児 402、成人 183)(直送・転送 92、術後 274、病棟 36)

施設紹介

当院は大阪府の重症小児患者受入の拠点病院であり、PICUは最後の砦として、大阪府内だけではなく、より広域の他医療機関からの紹介も積極的に受け入れ、術後患者を含め内因系・外因系全ての重症患者管理を行っています。小児救命救急センターとしての機能も担い、交通外傷や熱傷を含む外傷性疾患の管理も行っています。PICUは24時間体制で小児集中治療医が診療を行う「Closed PICU」の形態をとっており、小児系専門科18科と密に連携を取りながら、多くの疾患の診療にあたっています。また、小児系専門科だけでは対応に苦慮するような症例でも、総合病院という特色から成人系専門科と協力し、高度かつ専門的な医療の提供を行っています。PICU専従の臨床工学部、リハビリテーション部、薬剤部、栄養部があり、多職種とも協力しながら、チームとして全体でより良い医療が提供できるよう努めています。その他、専門の搬送チームによる施設間搬送や、小児院内急変対応システム(pediatric rapid response system, PRRS)を導入しており、院内院外急変対応チームのメンバーとして活動しています。
大阪は、世界で最も住みやすい街ランキング2021(The Economist , UK)で第2位を獲得するなど魅力ある都市です。2025年には、大阪・関西万博が開催予定であり、世界から様々な人やモノが集まり、そして世界に向けて日本の叡智や豊かな日本文化を発信していく国際都市を目指しています。当院はその大阪の中心である大阪市に位置し、近隣への交通アクセスにも優れており、診療面だけでなく、実生活においても素晴らしい環境となっています。興味・やる気のある仲間が増えることを期待していますので、御連絡をお待ちしています。

関西
兵庫県立こども病院 小児集中治療科

  • 兵庫県立こども病院 小児集中治療科
  • 兵庫県立こども病院 小児集中治療科

病床数

PICU 14床/CCU -床/HCU 11床/その他 -床/病院 290床

2021年度入室数

総入室数 846(直送・転送 172、術後 525、病棟 149)

施設紹介

■施設の特徴
兵庫県立こども病院は、多くの医療施設が集積するメディカルクラスターの中核施設としてポートアイランドに立地しています。当施設はこどもとその家族を支える“最後の砦”として、兵庫県内だけでなく日本全国から重症患者を受け入れています。関連各科医師、看護師、専従薬剤師、臨床工学技士、理学療法士など多職種で効果的に連携を取りながら、エビデンスに基づいた最善の医療を提供しています。最新・最良の医療を提供するために日々研鑽し、こどもとご家族に寄り添った治療・ケアを行うように心がけています。
■充実した教育・指導体制
シミュレーション教育を積極的に行っています。定期的に蘇生シミュレーションや心臓血管外科医師や看護師、臨床工学技士と共同でのECMOシミュレーションを開催し、診療の質の向上に努めています。また年数回のメンターシップミーティングでチームメンタリングを実施し、より充実した研修期間となるようサポートし、さらに研修後のキャリアプランの相談も積極的に行っています。学会発表、論文執筆のサポート体制も充実しています。
■臨床研究
臨床研究にも力を入れており、多数の国際共同研究にも参画しています。診療行動を変える、患者アウトカムを変える、行政・政策に反映されるようなインパクトのある臨床研究を神戸から発信できるように日々取り組んでいます。
最後に当部門の特徴の一つとして、部門内だけでなく、他部門との多種多様なカンファレンスを開催しています。パンデミックの影響で一部カンファレンス(飲み会)の中断を余儀なくされていますが、信頼形成に向け継続的なコミュニケーションを行い、思いを実現できる部門を目指しています。

関西
愛仁会高槻病院 PICU

  • 愛仁会高槻病院 PICU
  • 愛仁会高槻病院 PICU

病床数

PICU 8床/CCU -床/HCU -床/その他 -床/病院 477床

2021年度入室数

総入室数 328(直送・転送 56、術後 108、病棟 65)

施設紹介

当院PICU/小児救命救急センターは、すべての子どもと家族のあらゆるニーズに応えるために、‘ALL KIDs’を合言葉に、小児科のみならず小児外科、小児脳神経外科、小児麻酔科などと密な連携を取りながら小児重症患者の診療を日々行っております。毎朝のカンファレンスでは、先述した様々な科の医師、看護師、理学療法士、薬剤師、臨床工学技士、栄養士など多職種の人間が最初から最後までカンファレンスに参加してくださり、主科でない患者さんにも積極的な議論が行われています。科をまたぐような診療をスムーズに進められる事はもちろん、多角的な視点で診療を進める事ができています。当院は外傷であっても小児科医が全例ファーストタッチを行っていますが、小児外科、小児脳神経外科など日頃から顔の見える関係が築けており、コンサルトもスムーズで、結果的に患者さんに有益な診療体制が提供できています。当院で診療するときっと診療科間の垣根が低いというより垣根自体が存在しないとすら感じることでしょう。子どもをみるスタッフとして大きな家族のような一体感のある「開かれたPICU」で一緒に働いてみませんか!

関西
大阪母子医療センター 集中治療科

  • 大阪母子医療センター 集中治療科集合写真
  • 大阪母子医療センター 集中治療科科研費を使用しての酪農大学での動物実験風景(イヌは飼い犬です!)

病床数

PICU 10床/CCU -床/HCU 8床/その他 -床/病院 343床

2021年度入室数

総入室数 812(直送・転送 151、術後 462、病棟 199)

施設紹介

当院は大阪府和泉市と堺市の境界付近にあり、大阪府南部や和歌山・奈良県の一部地域をカバーしています。(少々田舎にありますが、最寄り駅は徒歩5分ですし、大阪の繁華街までも電車で乗り換えなしの30分です。)集中治療科ができたのは2013年であり、歴史はまだ浅く我々は現在もまだ発展途上ですが、関連部署・関連科との関係は極めて良好です。看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、患者支援センターなどとともに、患者を中心とした医療を行うよう心がけています。集中治療科創設当初は心臓外科や新生児外科の患者がほとんどでしたが、現在では、大阪府の小児救命救急センターを拝命しており、直送・転送患者も増えてきています。今年になってからは、病院として地域の小児救急輪番体制に参加し、当科も小児科とともに一次救急にも参画しています。
【当科の特徴】
関西には力のある小児集中治療施設がたくさんありますので、当科の生き残り戦略(人が組織を作ります!)として、皆さんに当科を選んでいただけるよう、科としていくつかの特徴を出しています。
①一人ひとりの長所を伸ばす教育
呼吸が好きな人も、栄養が好きな人も、循環が好きな人も、手技を探求する人も、それに対応できる指導者がおり、個性に合わせた教育を心がけています。症例数が多く、研修医の数は制限していますので、様々な患者さんや、手技をたくさん経験することができます。
②麻酔科との交流
当院の麻酔科主任部長は、数年前まで当科の副部長だった橘一也先生ですので、集中治療科医が麻酔を学ぶのには、最適な環境を提供してくれます。
③他科・他院での研修
希望があれば相談の上、当科の研修中に、他科や他院での研修を行うことができます。院内であれば、循環器科、放射線科、新生児科、麻酔科などのローテートの実績があります。院外であれば、ロサンゼルス小児病院(研究)、大阪大学、奈良県総合医療センター、国立循環器病研究センター、兵庫県立こども病院など、国内外のトップクラスの病院に留学することを応援します。
④研究環境
当院には研究所が併設されており、科研費を申請できます。2016年に初挑戦して以来、6つの課題が科研費を獲得しています。また、研究所で動物実験を行える体制が整っています。臨床研究や他施設との共同研究も積極的に行っており、2020年以降、21編の論文を英文誌に発表しています。
現在、フェロー・レジデント医師を若干名、募集中です!!!

中国・四国
岡山大学病院高度救命救急センターICU

  • 岡山大学病院高度救命救急センターICU
  • 岡山大学病院高度救命救急センターICU

病床数

ICU 12床(うち、重症コロナ病床2床)/救急科一般床 2床/病院 853床

2021年度入室数

総入室数 518名(小児症例44名)

施設紹介

2012年より高度救命救急センターに認可され、同年より重篤小児患者診療体制整備を行ってきました。成人救急と協同しICU管理を必要とされる小児患者の集約化を目指しています。コロナ禍で現在、入室数は減少しましたが、2022年8月より心臓血管外科、麻酔科、小児科と協同し、中国地方初の小児救命救急センターを設立(小児専用病床8床)し、更なる集約化を目指していきます。
岡山大学病院高度救命救急センターICUの特徴ですが、
1)成人外傷治療から学ぶ小児外傷トレーニング
2)低体重からの血液浄化療法、急性脳症を中心とした神経集中治療患者などの内因系重篤小児患者の集約化
3)臓器提供を含めた終末期医療提供の指導
4)医学研究(2021年は20編以上の医学論文を教室指導でアクセプト)
となっており、救急車台数は年間約3000台で臨床経験も十分にできます。救急専門医、集中治療専門医の取得、更新が可能です(小児科専門医は別途相談、小児科専門医の更新は可能)。
15名の救急科スタッフ、2名の派遣専門診療科、4名の後期研修医が勤務しています。基礎研究では世界的にも有名な中尾教授のもと、医療ガスの研究を行っており、臨床研究は疫学の専門の先生のアドバイスのもと、多くの研究を運営しています。週毎のリサーチカンファ、若手医師の勉強会など、研究計画の作成支援なども行っています。学位取得の相談も受けています。また、臓器提供に関しては小児例3例を含む16例の脳死下臓器提供を行っており、ドナー管理含めたノウハウを学ぶことが出来ます。一緒に働きたい、一緒に研究をしたいという先生、その他専門職の方々を募集しています。下記連絡先までお気軽にご相談下さい。
ktsukahara@s.okayama-u.ac.jp

中国・四国
広島大学病院高度救命救急センター 救急集中治療医学

  • 広島大学病院高度救命救急センター 救急集中治療医学
  • 広島大学病院高度救命救急センター 救急集中治療医学

病床数

ICU 10床/ECU 12床/HCU 10床/病院 740床

2021年度入室数

総入室数 1160(小児症例 58)

施設紹介

当院は広島県で唯一の「高度救命救急センター」で、県内の内因性、外因性ありとあらゆる重症患者を受け入れています。こども病院、小児救命救急センター、小児集中治療室(PICU)がない代わりに、県内で小児の一次/二次を一手に担う広島市立舟入病院と連携し、重症小児患者の集約化を図り、診療にあたっています。院内小児科と連携しながら、国内外で小児救急・集中治療を研修した猛者とともに世界標準の根拠に基づいたシンプルな治療の提供を目指しています。当院は2020年4月から、新たに設立した四肢外傷再建学講座の医師とともに整形外傷患者も積極的に受け入れを行っています。また、ドクターヘリやピックアップ方式のドクターカーなどプレホスピタル診療にも力を入れており、小児分野のみならず、どんな場所でも、どんな患者でも対応ができるように、幅広い分野を研修することができます。週に1度、教授による専攻医とのICU回診が行われ、患者の治療方針や日々の疑問など気軽に相談できる機会があります。日本集中治療界の大物志馬伸朗教授を筆頭に、全国各地から個性豊かなスタッフが集まり、enjoyすることをモットーに日々みんなで成長しています。進化する我々とともに、一緒に進化したいという方はぜひ見学に来てください!!救急専攻医も小児科専攻医も麻酔科専攻医も、ベテラン医師も、今より進化したいすべての医師へ。当院で一緒に働きましょう♪♪EVOLUTION!!(地球儀ぐるーっ)

九州・沖縄
九州大学病院 救命救急センター・集中治療部

  • 九州大学病院 救命救急センター・集中治療部<strong></strong>
  • 九州大学病院 救命救急センター・集中治療部

病床数

ICU 22床(うちPICU 6床)/HCU 10床/病院 1267床

2021年度入室数

総入室数 223(直送・転送 61、術後 138、病棟 24)

施設紹介

当院は2013年に大学病院として初めて小児救命救急センターの指定を受け、6床の小児集中治療室(PICU)を設置しました。現在8名の小児担当医を中心に、小児科各専門グループ、小児外科、心臓外科など他の診療科、看護スタッフ、臨床工学技士などと協力・連携し、九州各県から小児重症患者を受け入れています。特に新生児・小児のECMO施行数は関西以西で最多で、劇症型心筋炎や重症呼吸不全等、様々な疾患に対応しています。また、救急患者対応だけでなく、周術期管理や院内急変患者対応(Rapid Response System)を行うほか、総合病院の救命救急センターとして、成人重症患者の診療にも関わり、DMATなどの災害医療対応やメディカルコントロールにも参画しています。さらに、医学教育・研究の場としての大学病院の特徴を生かし、小児集中治療にかかる臨床研究・基礎研究も行っています。
福岡県は、他の都市圏と比較して地価や物価が低く、自然のすぐ近くに都市型の商業施設等が集積するなど利便性も良く、ゆとりのある生活ができるのが魅力です。また、当院からは博多・天神・中州エリアに10分、福岡空港に20分でアクセス可能で、学会・プライベートなどすぐに全国どこにでも飛んでいけます。とれたての新鮮な海の幸や農産物等も豊富で、ラーメン、水炊き、もつ鍋など福岡ならではの郷土料理も楽しめる「食の宝庫」です。是非この魅力ある福岡で楽しく一緒に働きませんか?

九州・沖縄
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児集中治療科

  • 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児集中治療科<strong></strong>
  • 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児集中治療科

病床数

ICU 8床/病院 434床

2021年度入室数

総入室数 385(直送・転送 98、術後 250、病棟 37)

施設紹介

“Think Globally, Act Locally”をモットーに、患者家族に最善の医療がタイムリーに届けられるよう、日々チーム医療を実践しています。医師と看護師・コメディカル間で情報共有に努め、時にはユンタクしながら何でも言い合えるようなチーム作りを心がけています。
沖縄は日本で最も子どもの割合が高い地域で、また多数の離島を抱え距離にすると非常に広いこと、本土から離れ地理的に特殊な場所にあることから、私達のPICUは県内の重症小児患者を集約し、“最後の砦”として機能を果たしています。24時間、内因・外因・術後管理を問わず、院内外から広く多彩な重症小児患者を受け入れ診療にあたっています。離島から自衛隊機による搬送も多く、臨床面でより経験を積んで実践力を高めたい方には良い場所かと思います。琉球大学社会人大学院博士課程で臨床研究を学ぶ若手スタッフも増えてきています。
青く澄んだ海や空が身近にある沖縄で、私達と一緒にPICU診療を実践したい方・学びたい方はぜひお声かけください。