基準

名古屋第二赤十字病院における、生体腎移植提供者(ドナー)の基準についてご説明いたします。ご参考ください。



名古屋第二赤十字病院における、生体腎移植提供者(ドナー)の基準

1.夫婦間以外の非血縁関係の間では生体腎移植は施行しない。


2.組織適合性試験
家族内のできるだけ一致するHLA抗原数が多い提供者を選び、また、直接交差試験()が陰性であることを確認する。しかし、HLA抗原の適合数がすべてではありません。約260組の夫婦間の移植腎生着が3年で86%あったとの報告もあります。
※直接交差試験:すでに提供者のHLA抗原に対してレシピエントが抗体を持っているかどうかを調べる検査、もし、陽性であれば、移植された腎臓はすぐに拒絶反応で廃絶します。(超急性拒絶反応)


3.提供者はあくまでも健常者であること


4.強要された提供者では無いこと

日本移植学会倫理指針:http://www.asas.or.jp/jst/pdf/kaisei20071122.pdf