移植手術と治療

移植手術の方法と免疫抑制剤の治療についてご説明いたします。


ドナーの方もレシピエントの方も移植手術に問題がないと判断された場合は、
いよいよ移植手術となります。
レシピエントの方は移植手術1週間前、ドナーの方は数日前に入院します。
治療は腎臓を植える手術と、その後の免疫抑制剤の治療に大きく2つに分けられます。

腎移植手術の方法

移植する腎臓の場所は下腹部の骨盤腔内に移植します(多くは右側)。
そのため、移植された腎臓は下腹部で触れることもあります。
切開創は約15cm前後です。
手術時間はおおよそ3〜4時間となります。

免疫抑制剤について

当院では2005年から図のような方法で免疫抑制剤を使用しています。

【用語説明】
RTx:腎移植、predonisolone:プレドニゾロン(ステロイドホルモン)、MMF:セルセプト、Basiliximab:シムレクト、TDM:治療薬剤モニタリング、Ciclosporin:シクロスポリン(ネオーラル)、Tacrolimus:タクロリムス(プログラフ)