視野測定とは
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(以下は、国際視野画像学会サイトの“What is Perimetry?”を一部邦訳したものです。)
私たちの視覚世界は、色やテクスチャ、エッジ、コントラストのイメージから構成されています。さらに、このようなイメージが、動き、明滅しています。視覚検査の目的は、このような機能を定量することです。
従来、私たちは視機能を視力―物の細部を見分ける能力―や、視野―ある方向を固視している時に同時に物が見える空間的な部位―として測定してきました。他に、色覚やフリッカー感度、コントラスト感度、瞳孔反応、運動検出能の検査なども、視覚を定量する方法としてあげられます。
『視野測定Perimetry』では、視野の機能を系統的に測定します。最も一般的に用いられている視野測定法として、ゴールドマン動的視野測定と閾値静的自動視野測定の2つがあります。ゴールドマン“動的”視野測定では、技能をもった視野検査員が、視標を一定の明るさのまま動かします。そして大きさや明るさの異なる光に対する視野の限界の位置が描かれます。
閾値静的自動視野測定では、コンピュータプログラムを選びます。最も一般的に用いられるものは、視野の中心30°を6°間隔グリッドで検査します。視標の大きさと検査位置は変えずに、明るさを変えて、患者が各検査位置で見ることができる最も暗い視標を見いだす検査です。こうしたいずれかの方法により作られた視感度の地図は、視覚系の疾患を診断するにあたり非常に重要です。眼、視神経、中枢神経系の疾患に伴い、異なるパターンの視覚の低下が認められます。
(視野測定のより詳細については、国際視野画像学会サイトの原文“What is Perimetry?”の末尾をご参照下さい。)