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東京大学大学院農学生命科学研究科|寄付講座:食と動物のシステム学

研究テーマ
私たちが目指すもの



人外挿性の高い病態モデルの開発
アレルギーや自閉症、統合失調症、認知症、神経変性疾患など、様々な疾患に対する治療方法を開発するには、かゆみや痛み、不安、うつ、ふらつき、頭痛、震え、しびれ、常同行動など、ヒトでは重要視される様々な症状を反映できる動物モデルの作製が必要になります。
私たちはよりヒトに近い、以下に記述する動物行動解析システムの開発と応用とともに、より人への外挿性の高い病態モデルの開発を進めています。
​動物行動解析システムの開発
現在、生物研究の場では、実験動物を用いて様々な人の病態モデルが作製・評価されていますが、再現性や客観性、人への外挿性、限定される観察時間など、多くのの課題があります。それらにブレークスルーを起こすには、動物にとってより自然な環境下で、彼らの生体情報や情動を、客観的かつ総合的に評価できる技術の確立が必須といえます。
私たちは、近年開発が進む、画像や音の解析技術や人工知能を応用することで、「動物の心を読む」新しい実験方法の開発を進めています。またこれらの技術を、犬や猫などの伴侶動物などにも応用しています。
食べて直すを実現する生理活性脂質の応用
食生活を含む生活環境の変化から、アレルギー性疾患や自閉症など、21世紀病と呼ばれる疾病の患者数が急増しています。その一方で、食料の廃棄が大きな問題となっています。私たちは、食料資源を有効に活用しながら、人々が健康に暮らせる方法を模索しています。例えば、魚に多く含まれるEPAやDHAなどのω-3脂肪酸を中心とした脂の成分が、体内でどのように代謝されて、我々の体の機能を制御しているのかを研究しています。得られる知見を基に、セルフケア可能な食機能の探索と応用の提案を目指しています。

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東京大学 大学院農学生命科学研究科
寄付講座|食と動物のシステム科学
東京都文京区弥生1-1-1
東京大学農学部フードサイエンス棟 404号室

Food and Animal Systemics
Graduate School of Agricultural and Life Sciences,
The University of Tokyo
Food Science Bldg. 404, 1-1-1 Yayoi, Bukyo-ku, Tokyo 113-8657, Japan.