歴史・沿革

1949年(昭和24年)に院内措置として発足した輸血部は、1966年(昭和41年)に予算措置がなされ、正式に認可された。その後、1997年(平成9年)に、東京大学医学部の大学院大学発足に際して、内科学専攻輸血医学講座となった。創立当時は、中央検査部教授が輸血部長を兼任し、1984年(昭和59年)に遠山博先生が初代教授に就任された。遠山博元教授の「輸血医学」出版(現在は第3版)に引き続き、大河内一雄先生によるB型肝炎ウィルス(HBs抗原)の発見、十字猛夫元教授による移植片対宿主病(Graft-versus Host Disease, GVHD)の発症機序の解明、また柴田洋一前教授による血小板抗原・抗体検査法の開発と新しい血小板型の発見など、輸血医学の分野への貢献は非常に大きい。

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