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部長からのご挨拶

輸血医学教授・輸血部長   岡崎 仁



輸血医療は多くの献血者に支えられ、社会的関心も高い医療である。一般には補充療法と認識されているが、安全かつ適正な輸血医療を実践するためには輸血副作用(輸血感染症、輸血後GVHD、免疫学的副作用等)の現状及び対策を十分に理解し、riskとbenefitを勘案し、適応を決定する必要がある。そして、同種血輸血の使用適正化と共に自己血輸血の適応拡大をはかる必要がある。

東大病院輸血部では、輸血の際に必要な血液型検査、交差適合試験や感染症検査を実施し、輸血用血液の保管・管理を一元的に担当している。自己血輸血を希望される患者さん及び当該各科の意向を最大限に反映し、自己血採血による貧血の進行を最小限にしながら、同種血輸血の回避に十分な量の自己血を安全かつ確実に採血保存するために、2006年1月より「自己血外来」を開設し、自己血輸血の採血、保管・管理を一元的に実践している。

また、造血幹細胞移植および臓器移植に必須であるHLAタイピング検査を行っている。そして、末梢血幹細胞採取を担当している。さらには、高度先進医療として、癌に対する細胞免疫治療を施行している。すなわちLymphokine-activated killer(LAK)細胞あるいは樹状細胞(Dendritic Cell,DC)による細胞免疫治療法を実施する他、腫瘍血管内皮細胞を標的とした血管内皮ワクチンを用いる新しい治療法を研究、開発中である。

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