要旨
- 日 時:2021年9月19日(日) 10:00~16:30(9:30開場)
- 場 所:大阪府立大学 I-siteなんば C3ルームオンラインのみとなりました
- 参加費:無料
- テーマ:動物の飼育者への「悪い知らせ」の伝え方を考える
- 大会長:今井 泉(大阪府立大学 / 泉南動物病院)
- 協 力:泉南動物病院
プログラム
医療現場では、病名や余命の宣告といった「悪い知らせ」を伝える機会を避けることはできません。患者や家族の強い感情的反応をひきおこし、同時に医療者の側にとっても大きなストレスをもたらすものであり、時にトラブルにもつながることから、どのようにそれを伝え、そして支えるのかは重要な論点のひとつとなっています。動物の医療でもそんな「悪い知らせ」を伝える状況が、困難なものであることに違いはありません。今回のプログラムでは人医療でのコミュニケーション研究での知見を学び、さらにそれを伴侶動物・産業動物でどのように応用できるのか、仮想現場の動画を視聴しながら検討します。
第1部 講演・研修会(総合司会:今井 泉)※
10:00~12:00 | 1. 体験共有(ファシリテーター:木村祐哉)現地限定 伴侶動物および産業動物の現場で「悪い知らせ」に苦労した体験を参加者同士で共有し、どんな疑問点・問題点があるか抽出します。 |
13:30~14:20 | 2. 挨拶:木村祐哉 3. 講演「相手がうれしくない情報をどのように伝えるか~Breaking Bad NewsとContent Skill~」:金澤剛志(九州大学大学院医学系学府 医学教育学講座 / 健和会大手町病院 総合診療科・感染症科) 人医療で知られる「悪い知らせ」を伝えるプロセス、そしてその中で注意するべき基本的なコミュニケーションスキルについて、医学教育学を専門的に研究されている臨床医師より解説いただきます(近著:余命宣告のストラテジー)。 |
14:30~16:00 | 4. ハイブリッドオンライン・ディスカッション(ファシリテーター:伊藤優真) 伴侶動物や産業動物でみられる「悪い知らせ」の仮想現場の動画を視聴した上で、オンサイト・オンライン双方の参加者からコメントを募り、ディスカッションを通じて動物の医療での「悪い知らせ」のあり方を検討します。 |
※獣医療提供体制整備推進協議会及び公益社団法人日本獣医師会が実施する令和3年度獣医療提供体制整備推進総合対策事業における新規獣医師臨床研修促進事業「新規獣医師が職業倫理・関係法令・コミュニケーションスキル等を修得するための技術研修」として開催されます。
第2部 運営会議(16:10~16:30)
会員限定
参加登録
第2部の運営会議以外は、本研究会の会員ではない方でも、どなたでも参加可能です(ご関心おありの方は、ぜひご入会ください)。
講演とその後のディスカッションはオンライン(Zoomを想定していますが、参加者多数の場合は変更の可能性がありますので、あらかじめご了承ください)でも参加可能です。現地にお越しいただける場合には、午前の体験共有ワークショップからの参加でも、午後の講演からの参加でも結構です。人数把握のため、以下の登録フォームより参加区分も含めてお知らせください。
参加登録(登録期間 ~9/12)※参加登録は締め切りました。追加で参加をご希望の方は、以下の問い合わせ先よりご相談ください。絶対ではありませんが、席と時間的余裕があれば対応させていただきます。
問い合わせ
参加登録の内容変更やキャンセルほかのお問い合わせは木村祐哉まで。