代表的疾患

代表的疾患の一般的な説明

間脳は大脳と中脳の間に位置し、意識・感覚・情動・自律神経の多くの核が存在し、水分代謝・体温調節・食欲・睡眠など重要な中枢が存在する中枢神経の一部です。

下垂体は脳の下に細い茎でぶらさがっている器官で、全身のホルモンの中枢です。

間脳下垂体腫瘍学会はこの部位にできる腫瘍に関心をもつ臨床医・研究者によって作られた学術団体です。

脳下垂体腫瘍の中でもっとも多いのは下垂体腺腫とよばれる良性の腫瘍で、ホルモンを出す腫瘍と出さない腫瘍があります。ホルモンを出す場合にはそのホルモンによって症状が異なります。

そのほかには頭蓋咽頭腫・ラトケのう胞・胚細胞腫・髄膜腫など様々な腫瘍が発生します。

間脳下垂体腫瘍専門医

脳神経外科・内科(内分泌内科)・放射線科・小児科・産婦人科で扱っています。
2018年度から日本内分泌学会の内分泌代謝内科(脳神経外科)専門医の認定が開始されます。

主な間脳下垂体疾患(日本内分泌学会HPへリンク)

  • 下垂体腺腫
    • 成長ホルモン産生腺腫(先端巨大症、巨人症)
    • プロラクチン産生腺腫
    • ACTH産生腺腫(クッシング病)
    • ゴナドトロピン産生腺腫
    • TSH産生腺腫
    • 非機能性腺腫
    • インシデンタローマ(偶発腫)
  • 下垂体癌
  • 転移性腫瘍
  • ラトケ嚢胞
  • 下垂体嚢胞
  • pituicytoma
  • 下垂体炎
  • infundibulo neurohypophysitis
  • 下垂体膿瘍
  • 中枢性尿崩症
  • empty sella症候群
  • 頭蓋咽頭腫
  • 髄膜腫(鞍結節部髄膜腫)
  • 胚細胞腫瘍
  • 視床腫瘍
  • 視神経膠腫
  • central neurocytoma
  • 視床下部過誤腫
  • 脊索腫
  • 類上皮腫・類皮腫
  • コロイド嚢胞
  • その他 間脳下垂体の腫瘍性病変全般