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日本バイオフィルム学会The Japanese Society for Biofilm Research


理事長挨拶




日本バイオフィルム学会

理事長   神 谷  茂

(杏林大学保健学部長)

ご挨拶

 日本バイオフィルム学会の前身は1987年に発足したBacterial Adherence研究会になります。本会は細菌の付着現象を研究することに主眼が置かれ、細菌感染症の病態、診断、治療などについての学術研究の発表の場として年1回の学術集会が開催されてきました。加えて、本学術集会の発表演題をもとにして研究会誌「Bacterial Adherence」が発行されてきました。その後、2002年、細菌が宿主細胞や種々の環境表面に付着した後、増殖した菌と菌体外に分泌される物質によりバイオフィルム形成が誘導されることに焦点が当たることとなり、2002年、本研究会の名称にBiofilmが付記されBacterial Adherence & Biofilm研究会と改称され、研究会誌も「Bacterial Adherence & Biofilm」に名称変更されました。
 2014年、同研究会の学術活動を更に発展させるべく、本会の名称をBacterial Adherence & Biofilm研究会から日本バイオフィルム学会と変更いたしました。同研究会の開催回数を継承して、2015年7月に第29回日本バイオフィルム学会学術集会(会長:愛知学院大学歯学部、吉村文信教授)が蒲郡市にて開催されました。2016年には第30回学術集会が東邦大学看護学部小林寅赴ウ授を会長として開催されることとなっています。また学会誌は従来の「Bacterial Adherence & Biofilm」が継続的に発行されます。
 バイオフィルム学会では微生物(病原微生物を含む)の付着・定着、バイオフィルム形成に関する研究を行い、医学、歯学、薬学、農学、理学、工学等の学際的領域における科学的貢献を行なうことを目的としております。近年、バイオフィルムが関与する科学領域は極めて多岐、広汎にわたることが明らかにされ、今後バイオフィルムを対象とした学術研究活動の進展が期待されています。本学会での学術研究活動の成果を関連領域に有効に還元していくとともに、多方面においてバイオフィルム研究に従事している方々と連携して我が国のバイオフィルム研究の推進役として貢献していけるよう努力する所存です。バイオフィルムについて興味をもたれている方々の本学会へのご参加をお願いする次第です。

2015年9月