運営委員長あいさつ

2013年7月の日本小児肝臓研究会の運営委員会および総会におきまして、新たに運営委員長に選出いただきました。伝統ある本研究会の運営委員の一人として責任を痛感するとともに、本研究会がさらに発展するように鋭意努力したいと存じます。

指名を受けましてからは、前任の藤澤知雄先生から会の運営について引継ぎを受け、2014年は事務局の移動の紹介も兼ねて、会員の所属施設などの確認を行いました。その結果180名余りの会員実数を確認できました。また2014年7月の運営委員会においてホームページを作ることが決まり、2015年2月開設いたしました。研究会のHPによって、小児の肝疾患に関する速報性の高い情報を発信することができ、さらには毎年7月の学術集会の案内、白木賞公募の周知などが遅滞なく紹介できるようになることは、本会がより多くの人に開かれた研究会として発展する上で有用なものではないかと期待する次第です。

さて本研究会は、1984年に始まる「大山ワークショップ」を前身としておりますが、その10年後には現在の研究会に発展しました。昨年で通算31回を数える歴史のある研究会であり、これまでの活動によって小児肝臓病の病因解明と治療法の開発に貢献して参りました。その成果として、かつては難治であった肝疾患が現在では治癒が期待できる時代が来ております。今後も本研究会は、若い会員の力を生かしながら、これからの課題に更に取り組んでいく所存でございます。

今後の日本小児肝臓研究会の課題ですが、先ず小児肝疾患の治療・予防法を改善するために努力を続けることが重要と考えています。次に臨床研究と基礎研究のいずれをも奨励したいと存じます。臨床と研究は相互に補完するものであり、臨床での研究的探究心は診療レベルの向上に必須なものと考えます。最後に本研究会に関連する分野においてガイドラインが次々と作成されている現状があります。本研究会も必要なガイドラインの作成を奨励し、有用なガイドラインにつきましてはその普及に努めたいと存じます。いずれの課題についても、会員の皆様方のご理解とご協力が不可欠ですので、今後とも本研究会の活動に格段のご高配のほどよろしくお願い申し上げます。

日本小児肝臓研究会運営委員長 田尻 仁