研究会について
日本小児肝臓研究会は大山小児肝臓ワークショップ(以下大山ワークショップ)から発展したものです。大山ワークショップは1984年から毎年夏に鳥取県米子市の大山山麓や弓ヶ浜の皆生温泉宿に一泊して、その時々のホットなトピックスについて話し合う勉強会として始まりました。その後毎年全国から小児肝胆道疾患に関心を持つ小児科医、病理医、内科医、外科医が集まって、トピックスについて徹底的に討議するワークショップとして発展してきました。その活動の成果として、小児肝疾患の診断や治療に関するいくつかの指針や提言が公開されてきました。大山ワークショップは当初の10年間は当時、鳥取大学教授であった白木和夫先生がおもに米子周辺で主催されました。その後は鳥取を離れて参加施設の1年毎の持ち回りで開催することになり、大山ワークショップの名称も「日本小児肝臓研究会」に変わり、現在では毎年7月中旬ごろに開催しております。
本研究会は、会員数が現在では190名を超え、活動性が高く専門性の深い学術集会に成長しております。毎年の本研究会の学術集会では、白木賞(白木和夫先生の本研究会への貢献を讃えて設立されたもの)、優秀演題賞などのアワードによって主に若手会員の学術活動を表彰しており、研究会の活性化を促進するものと期待しております。