~効果的なプライマリ・ケア教育に向けて~
日 時:平成25年5月19日(日)午前8時50分〜午前10時20分
場 所:第10会場(仙台国際センター1F小会議室1)
テーマ:指導者と医学生・研修医の双方から効果的なプライマリ・ケア教育を模索する。
【座 長】
1. 前田 隆浩(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 地域医療学分野 教授)
2. 長谷川 仁志(秋田大学医学部 総合地域医療推進学講座 教授)
【シンポジスト】
1. 井階 友貴(高浜町和田診療所/福井大学医学部地域プラマリケア講座 所長)
2. 本石 裕也(長崎大学医学部医学科 6年生)
3. 新村 尚子(鹿児島大学病院卒後臨床研修センター 研修医)
4. 井口 清太郎(新潟大学大学院医歯学総合研究科総合地域医療学講座 教授)
【要 旨】
1. 大学がプライマリ・ケア教育プログラムを整備する。
• 全ての医学生を対象とする。
• 入学後早期(1年次)から繰り返し学ぶ教育プログラムを正規カリキュラムに導入する。
• 学外の多施設で学ぶ機会を充実させる。
• 曝露量と効率を考えてプライマリ・ケアのminimum requirementを検討する。
2. 地域がプライマリ・ケア教育を受け入れる。
• 地域ぐるみでプライマリ・ケア教育(地域医療教育)に取り組む。
• 業務参加型の教育を充実させる。
3. 学生の興味を引き出す。
• 自然にプライマリ・ケアに入り込んでいけるような工夫をする。
• 包括医療・ケアにおけるつながりを理解させる教育を提供する。
4. プライマリ・ケアを実践している現場で働きながら学ぶ。
5. 1.〜4.によって正のスパイラルを回す。
入学後早期からの実践的なプライマリ・ケア教育によって学生の興味と積極性を引き出し、
学生の積極性によって指導者の熱意を高める。両者が連動することによってプライマリ・ケア
教育の充実がもたらされ、学生のモチベーションがさらに高まる正のスパイラルを回す。