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CADASIL治療・予防法

脳卒中治療ガイドライン2015によると、CADASILの治療方針は

となっており、現在有効性が証明された治療法が存在しないために、脳卒中リスクの管理をするにとどまっています。

CADASILの発症年齢や症状は、家系内でも大きく異なり、遺伝以外の生活習慣などの環境因子が大きく影響していると言われています。 実際、CADASILの一卵性の双子を対象とした研究では、若いころから活発な運動習慣があり、タバコを吸ったことのない患者の方が、 軽い運動しかせず、20年以上の喫煙歴のある患者よりも脳梗塞の発症が14年遅く、症状も軽かったと報告されています。 脳梗塞の危険因子である高血圧、高脂血症、糖尿病などの予防・治療や禁煙はある程度発症を遅らせる可能性があります。


参考文献