ジョー・バイデンのパーキンソン病認知機能障害:殿御乱心の理由と第二次南北戦争を理解するために
Here's another elephant in the room: Joe Biden's Parkinson disease with dementia
総統閣下と同じ病気を「報道しない自由」に文句を言うのなら、その事実を公開すればいいだけのこと

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要 約
2020年に行われた米国大統領選挙における最も深刻な問題を象徴するのは投票・開票の不正ではない。ドナルド・トランプの対抗馬として,呆け老人を大統領候補として立てざるを得なかったことである。この問題に対して誰が悪いだの責任が誰にあるという議論は全て無駄である。民主党候補選考の時点で,
ジョー・バイデンが合衆国大統領の任務に耐えない,というよりうっかり人前に出せないほどの重い認知機能障害を負ったパーキンソン病患者であることは既にわかっていた.この厳然たる事実を放置したまま、どんちゃん騒ぎを繰り返した合衆国市民一人一人が,自らの愚(*)を悟らない限り、第二次南北戦争は終わらない。(*「愚痴に帰る」 鶴遊山長善寺のサイトより)

目次:はじめに 総統閣下と同じ病気 既に治療も受けている 認知機能障害も明らか 最悪シナリオへの備え おわりに おまけ

はじめに

パーキンソン病は今や「パンデミック」が懸念されるほどありふれた病気である。その診断も決して難しいものではない。 公開されている資料から、バラク・オバマの下で副大統領を務めたジョー・バイデン氏が,8年前あるいはそれ以前から、第三帝国総統閣下と同じくパーキンソン病を患っている証拠は世界中に公開されている。振戦が8年以上も持続し、左側優位でその後右側に進展していることから、薬剤性パーキンソン症状や本態性振戦などではなく、パーキンソン病であることは間違いない。その証拠の動画におけるプレゼンテーションはセンセーショナルなどころではない。むしろ一貫してhypothesis仮説という謙虚な表現がなされている。さらにタイトルのParkinson diseaseの後には御丁寧に疑問符までついている。しかし、下記の公開資料は誰が見てもバイデン氏がパーキンソン病を患っていることの(動画も含めて(^^;)動かぬ証拠である。以下、「パーキンソン病は変性疾患だから両側性に来るはずで片側性の発症はおかしい」等(下記参照)という素人からの馬鹿げた言い掛かりがつかないように、少し専門的な説明となるので、興味のない方は飛ばしてバイデンは「露払い」を読まれたし。なお,ここではバイデン氏が認知機能障害を伴うパーキンソン病か、レビ−小体型認知症か,はたまたパーキンソン症状を伴うアルツハイマー病か等といった議論は行わない.そんな不毛な議論は臨床ができない暇人にお任せする.

バイデン氏の病気の診断は(大阪府警科捜研のでっち上げ以上に)明らかシャブ中総統閣下と同じ病気
Joe Biden is sick - Parkinson’s Disease?←(バイデンが大統領になってから?非公開動画になってしまった。以下は公開されていた時の所見。左手の振戦だけなら,REVEALED: Joe Biden has RESTING TREMORS, symptom of Parkinson’s Diseaseで見られる)
1:30から始まる動画では左手の振戦が明らかである。この振戦は今を去ること75年前,ベルリンの地下壕から最後に姿を現したシャブ中総統閣下の左手に現れた振戦と同一である。なお、パーキンソン病の治療にレボドパが使われ始めたのが1967年だから、総統閣下に投与されたのはレボドパではなく、内因性のドパミンブースター、アンフェタミンだった。お気に入り侍医によってお人好しの総統閣下はシャブ漬けにされたのである。
 閑話休題。バイデン氏の場合,この動画が撮影されたのは2012年9月9日とあるから,発症から今日(2020年12月)まで少なくとも8年が経過していることになる。4:50から始まる動画では右手にも静止時振戦が現れている。その動画で震えている母指の過伸展も錐体外路疾患にしばしば見られる症候(線条体黒質手:striatonigral hand posture) である。これが2017年1月だから、2012年9月に左側片側性だったものが、5年後には両側性に進展していることになる。このような緩徐進行性の経過は薬剤性パーキンソン症候群では説明できない。また類似の錐体外路疾患、例えば多系統萎縮症ではもっと進行が早い。この動画では他にも、小字症micrographia(6:20)、歩行障害(7:14)公開の場での暴言を含む深刻な精神症状(8:00以降)が確認できる(→後述).
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上記動画サイトとは全く独立した公開画像・動画の数々もパーキンソン病の診断を支持している
半側性仮面様顔貌(hemihypomimia):バイデン氏の症状は左手に初発したので、仮面様顔貌も左に強く表れる。(2020年1月のThe Atlanticの記事。”What Joe Biden Can’t Bring Himself to Say”の冒頭を飾った写真クリックで拡大)。病態は顔面筋の寡動hypokinesiaだから、病側の眉毛と口角が下がる。それゆえ半側に強い仮面様顔貌は一見、顔面神経麻痺のように見える。
このhypokinesiaの効果は運動時にも筋力低下と同様の効果を示すので、笑うとhemihypomimiaがより明瞭になる(Recognising hemihypomimia as a mimic of 'facial weakness'. J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2020 Dec;91(12):1357-1358←この論文自体はopenではないが、画像検索で”hemihypomimia”を入れれば掲載画像が見られる。また、An atypical and interesting feature of Parkinson´s diseaseのFig 2Bでは、笑ったときに初めて、鼻唇溝と口角の左右差(右の鼻唇溝と口角が左に比べて内側に留まる)が明らかになる例が示されている。右の女性の顔をクリックして拡大)
頚部の前傾前屈上掲のThe Atlanticの記事に掲載されたもう一つの写真は、パーキンソン病を含む錐体外路疾患にしばしば見られる前傾前屈姿勢を示している。(クリックで拡大
手の震えを無意識のうちに隠す行動
2020年11月18日のTne New York Times. "Presidential Transition: Biden Plans to Announce Key White House Positions on Tuesday": 動画の開始画面(静止画像)で、左手をポケットに突っ込んでいる。また、途中1:00過ぎには、それまで机の上に置いて(振戦を押さえ込んで)いた左手をポケットに突っ込んで自分から左の聴衆に向かって話しかけている。また同動画の10:20以降のアイオワ州での支持者との対話の場面でも一貫して左手をポケットに突っ込んでいる.
2020年8月のThe New Yorkerの記事:2017年から震えている右手(上記動画サイト04:50)を机に置いて、その5年前から震えている左手をポケットに入れている
2020年1月14日民主党候補討論会:3人のうちバイデン氏だけが左手で演台を掴んでいる。
2019年9月12日民主党候補討論会:3人のうちバイデン氏だけが左手で演台を掴んでいる。
2019年6月28日民主党候補討論会:3人のうちバイデン氏だけが左手で演台を掴んでいる。
大統領就任後の症状:ほんの一部
バイデン氏、階段で繰り返しつまずく 専用機搭乗時 AFP 2021年3月20日

バイデン氏は既にパーキンソン病の診断・治療を受けている
 ここまで症状が進み特別な診断法を必要としないパーキンソン病が合衆国で見逃され放置されるわけがない。確かに1933年から45年まで、4期12年にわたって合衆国大統領を務めたフランクリン=ローズヴェルトは持病の高血圧を放置され、脳出血に斃れた。しかし、今はそんな野蛮な時代ではない。無保険者をなくすべく粉骨砕身の努力を重ねていたバラク・オバマ氏の下で2009年1月から副大統領を務め、オバマ氏に万が一のことがあれば核ミサイルのボタンを押すかどうかの判断を求められる人物が,自分自身の健康に対する適切な助言を受けられなかったわけがない。どんなに 遅くとも2012年9月から,おそらくはそれ以前から、バイデン氏は世界最高レベルの医療チームからパーキンソン病と診断され、今日まで治療を受けてきた。もっともその治療の内容はムショ勤めの医者の処方箋と大差なく、どんな名医でもパーキンソン病の進行を止めることができないからこそ、以下のように公衆の面前で醜態を晒すことになってしまった
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殿御乱心:隠しようがないことを隠そうとするのも総統閣下の扱いと同様
 パーキンソン病の症状は米国大統領としての障害になりうる。ただし、それは、運動障害ではない。そのことはフランクリン=ローズヴェルトが実証している。彼は39歳(1921年)で急性灰白髄炎(ポリオ)に罹患し両下肢が麻痺していたにもかかわらず、その11年後にはフーヴァーを破り、20年代に続いた共和党政権に代わり民主党政権を実現した。彼は大恐慌を克服し、ナチスドイツとの戦いを勝ち抜き、米国史上ただ一人4選を果たして脳卒中で亡くなるまでの4422日間(合衆国大統領史上最長の任期)、立派に大統領の務めを果たした(全くの余談だがローズベルトの大統領在職は1933年3月4日-1945年4月12日。一方ヒトラー内閣発足は1933年1月30日で、彼が地下壕内で自殺したのが1945年4月30日で、この間は4473日)。

An estimated 50 to 80 percent of those with Parkinson’s eventually experience dementia as their disease progresses. Some studies have reported that the average time from onset of Parkinson’s to developing dementia is about 10 years. (Parkinson's Disease Dementia)  
上述のようにバイデン氏のパーキンソン病は発症から8年以上が経っている.さらに発症から10年というのはあくまで平均値だから,核ミサイルのボタンを押すか否かの判断を委ねるのに十分な認知機能がバイデン氏に備わっていると考えるのは,楽観的を超して危機管理能力の欠如に他ならない.彼が既に認知機能障害を来しているとの判断が決してトランプ支持派のデマではないことは,上記の動画(注:バイデンが大統領になってからは非公開動画になってしまった)における衝撃的な言動・行動の数々が証明している.
お目付役(handler)の制止を振り切っての御乱心故の暴言・異常行動の数々(8:00,10:00),一般市民に対して公の場でグラスゴーのパブでの喧嘩かと思うほどの汚い言葉の数々と激高(9:00以降),記銘力障害を始めとする高次機能障害(11:00以降.そのほとんどが2020年に撮影されたものであることは,彼のパーキンソン病が今や進行期に至っていることを示している。公衆の面前での失言は上記の非公開動画だけではなく,一般メディアでも公開されている→失言相次ぐバイデン前米副大統領、「もしオバマ氏が暗殺されていたら」(ロイター 2019年8月26日) この動画では00:50から振戦を隠すために左手をポケットに突っ込んで歩く姿も見られる

また,民主党の金城湯池に本社を置く伝統的なメディアであり,選挙前にバイデン支持を明らかにしていたThe Atlantic, The Boston Globeが,彼の政治家としての能力に重大な疑問を呈している
What Joe Biden Can’t Bring Himself to Say. The Atlantic JANUARY/FEBRUARY 2020 ISSUE]
Michael A. Cohen. Time to discuss the issue that shall not be named:Joe Biden's age.The Boston Globe September 14, 2019」。
ボストンを拠点とするガチガチの民主党支持メディアが二つとも「あの呆け爺さんが大統領なんて、ちゃんちゃらおかしい」なんて記事を,それぞれ投票日の10ヶ月前、15ヶ月も前に堂々と掲載していたのだ.つまり、Boston Globeの記事が出た2019年4月の時点で、既に彼が大統領の重責を担うに足る認知機能を失っていたことも、彼の年齢同様に,公表された事実として合衆国民の間で共有されていた

経済系のメディアも大統領選に臨む前のバイデンの失言癖を問題にしていた
米大統領選@:失言のランボルギーニ〜密かに高まるジョー・バイデン不安・・・ 2019年09月02日

 ではなぜドナルド・トランプはジョー・バイデンの認知機能障害を論わないのだろうか?もしかしたら、自分も,自己愛性パーソナリティ障害Narcissistic personality disorder)と,姪のMary L Trumpから非難されているからだろうか?もっとも彼女は一族内の遺産相続で意地悪爺さんと争っているという強烈な利益相反を抱えながら「告発本」を著しているわけだし,そもそも意地悪爺さんが自己愛性パーソナリティ障害だなんて世界中が毎日見聞しているわけで,何をいまさらと誰もが思う。北陵クリニック事件が警察・科捜研・検察・裁判所がぐるになったでっち上げであることは,今や公然の事実である。全く同様にどっちの爺さんの病気も公然の事実だ。そんなもん,記事にしたところで誰が読むものか。問題の核心は呆け老人であることを承知の上で自己愛性パーソナリティ障害爺の対立候補に立てた点にある。通常は極秘にされそうなものだが、今回はそのトンデモ企画の意図も下記に示すようにまた公然の事実となっている。指導者を選ぶ際の根拠も企画も完全な透明性を備えている。ここがナチスドイツとアメリカ合衆国の決定的な相違点である。
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呆け老人の役目は「露払い」
認知症をきたしたパーキンソン病 vs 自己愛性パーソナリティ障害。米国大統領選挙はB級ホラー映画のように見えるかも知れないが、残念ながら太平洋の向こう側で繰り広げられている恐怖の光景は映画ではない。第二次南北戦争という現実である。問題はこの戦争が今後どいういう経過を辿るかだが、まずはより未知の要素が多い、知らない悪魔が勝った方のシナリオを考察する。その際、米国主要メディアである"Time"のPerson of the Yearの写真は非常に示唆的である。なぜなら二人の人物が写っているからだ。写真をタイトルに忠実にするためには、どちらかを消さなくてはならない。
 上述の通り、ジョー・バイデンに合衆国大統領を務める能力が無い(というか、もう人前に出せない)ことは公然の事実である(*)。つまりジョー・バイデンは合衆国初の女性大統領実現のための「露払い」に過ぎないここまでガラスの天井を何十枚もぶち破ってきたであろう彼女のことだ。爺さんのぬいぐるみを食い破って正体を現すのに年単位の時間はかからない。というより、現在の台湾海峡の事態を踏まえれば、年単位なんて、そんな暢気なことは言っていられない。
*この厳然たる事実に反論する者は、北陵クリニック事件の再審請求審で私を藪医者呼ばわりした後藤雄一のような御用学者チンピラ検事と同じ目に遭うことになる。
原因如何にかかわらずジョー・バイデンが突然死さえすれば、あるいは「御乱心」を理由に奴を上手く幽閉/口封じできれば広島・長崎に原爆を落とした第33代の82日間を塗り替えて、史上最短期間で副大統領が大統領へ昇格する。それがタイムの表紙が示すシナリオである。医学的なエビデンスもそのシナリオを支持している。幸い突然死を含めたパーキンソン病患者の死亡率は対照コホートの1.82倍(95% CI 1.55 to 2.13)である(BMJ Open 2018;8:e018969)。今は降圧剤により脳出血を予防できるが,パーキンソン病の突然死の予防薬はない。いや、バイデンは突然死する必要さえない。あれだけの御乱心であれば、就任演説直後に彼がホワイトハウスからナーシングホームに引っ越しても誰も文句を言わない。なぜなら第二次南北戦争の隙を突いて中台戦争のリスクがこの上も無く高まっているのだから、引っ越しに躊躇は無用である。

 それに比べて現副大統領の何とお目出度いことか。彼は指名受諾演説の中で、ジョー・バイデンを極左主義を合衆国にもたらす「トロイの木馬」と批判したが、木馬の中に入っているのはイデオロギーなんて生やさしいもんじゃないってことにまだ気づいていないんだから。そもそもジョー・バイデンに極左主義政策を実行するほどの脳味噌は残っちゃいない。第二次南北戦争停戦の可能性があるとしたら中台戦争だが、いずれにせよ、あの呆け爺さんには米軍最高司令官は務まらない。以上、やっぱり最悪シナリオをクリスタルレイクの底から引き上げるのかよというお話でした。
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おわりに:歴史的文脈から振り返る第二次南北戦争
1776年の独立宣言以来、対立を繰り返してきた独立(たったの)13州の間で散々すったもんだした挙げ句、現行の(!)合衆国憲法が批准されたのが1789年(フランス革命が始まった年!)。ドナルド・トランプが示した孤立主義としばしば比較されるモンロー主義が示されたのが1823年。そして明治維新への米国の介入を妨げた第一次南北戦争が行われたのが1861-65年(黒船来航は1853,54年)。それから150年が経って南部連合に捧げられた像の撤去問題。そして今回の第二次南北戦争。会津と薩摩の間のそれよりも、遙かに醜悪な遺恨が太平洋の向こう側では続いていた。
 あの国が抱えている問題の本質は、200年以上前から何ら変わっていない。2020年の合衆国大統領選挙は我々にそう教えてくれた。それだけでもう十分だ。向こう岸のドタバタから、物理的だけでなく、心理的にも距離を置き、米国同様にでっち上げが横行している日本国内で、もっと生産的な活動に集中すべき時だ。それでも、この貴重な機会に合衆国における政治の病態について、歴史的文脈からもっと知りたいという向学心溢れる方には、以下の2冊をお勧めする。

1.「コリン P.A. ジョーンズ/著 アメリカが劣化した本当の理由 新潮新書 税込み814円 発売日:2012/12/15。発売日を見ての通り、この本はオバマ政権だった時代に書かれた。すなわちトランプバイアスが一切かかっていない。下記はこれも8年前に書かれた「担当編集者のひとこと」である。
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アメリカに民主主義はない?
 アメリカといえば民主主義、民主主義といえばアメリカ。アメリカ人も、世界の人々も、ともするとそう思い込んでいるけれど、実はそうではない、というのが著者の主張です。
 たとえば、日本とは比べ物にならない「一票の格差」も、参政権がほとんど与えられない国民が多数いることも、アメリカではみな憲法で認められた「法の下の不平等」なのだとか。そもそも合衆国憲法には、民主主義という言葉も出てこなければ、投票権も幸福追求権も謳われてはいません。
 さて、本書の著者であるジョーンズ氏は、アメリカ出身の法学者です。といっても、この本は翻訳書ではありません。東北大学で博士課程を修了し、同志社大学法科大学院の教授を務める氏は、流暢な日本語を話すだけでなく、読み書きもお手の物。ゲラ(校正刷り)にも、手書きでびっしりと赤字が入りました。
 一見敷居の高い「法制度」という切り口でアメリカを論じた本書ですが、日本の例を多く交えることで、かなり読みやすくなっています。
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2.「ベスト&ブライテスト 栄光と興奮に憑かれて」(David Halberstam The Best and the Brightest:合衆国における衆愚の典型事例。ベトナム戦争は中台戦争を考える上でも比較対象事例として好適である。→参考:我が国におけるベスト&ブライテスト

おまけ(神経学オタク向け):ウラジミール・プーチンの”Gunslinger’s gait”について
パーキンソン病は神経変性疾患ゆえに症状は左右対称に現れると思い込んでいる医学生・お医者様が多いが,逆である。パーキンソン病は原則として片側の一肢(上肢・下肢のいずれか,例えば左下肢の固縮,右手の振戦のように)から始まる。このため大脳半球病変による片側に強い振戦,固縮,寡動は,パーキンソン病と誤診されることがある。実際私の師匠は(MRIはもちろんX線CTさえない時代に)前頭葉髄膜腫によるパーキンソン症候をパーキンソン病と誤診した経験を披露して,パーキンソン病における左右非対称性の大原則を教えてくれた。
 そんなパーキンソン症候の中でも,腕の振りの左右差は非常に感度が高い。神経内科初診外来では患者さんに必ず自然に歩いてもらうが,その時に必ず注目する点の一つが腕の振りの左右差である。(というより実際には,診察前に,呼び出した患者さんの自然な歩きを見る方が効率がいい)。そういう目で見ると,ウラジミール・プーチンの歩行時は明らかに右腕の降りが左腕に比べて小さいDoes Vladimir Putin have Parkinson's?. WION (World Is One News) はインドの国際英語ニュースチャンネル)。すわ,パーキンソン病かと思いきや,これが違う。神経症候学に興味のある方は下記のBMJの論文を読まれたし。動画を見てわくわくして,神経学を学んでいて本当に良かったと思えるでしょう。興味のない方はここで読むのを止めなさい,なあんて意地悪なことは決して申しません。
→「プーチンに死角なし。プーチン大統領の独特の歩き方は・・・」
“Gunslinger’s gait”: a new cause of unilaterally reduced arm swing. BMJ 2015;351:h6141 (Christmas 2015: Political science)
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知ってる悪魔に一票
中台戦争関係メモ
エリート官僚の嘘と本音
新コロバブルの物語
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