若者の未来を奪った嘘つき村
-結婚・妊娠・出産激減を招いた「穢れ」の意識-
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断種・堕胎・嬰児殺
また、療養所では子どもを産み育てることも許されなかった。園内の結婚は認められていたが、多くの療養所では男性が断種をすることが結婚の条件あるいは夫婦舎への入居の条件とされた。「誤って」妊娠すれば堕胎が強要された。妊娠後期になっていても堕胎は敢行され、生きて産まれてきた子どもはその場で窒息させられ、あるいはそのまま放置されて殺された。こうした堕胎・断種は 1948(昭和 23)年までは非合法に行われていたが、1948(昭和 23)年には、なぜか、重要な議論もなく、「優生保護法」にハンセン病条項がもうけられ、その後は「合法」の衣をまとって行われた。国のとった「らい根絶策」はまさに病気ではなく病者の根絶策であり、子孫を残すこと自体が許されなかった。命の未来が無残に奪われていった。(ハンセン病国家賠償請求訴訟)
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嘘つき村の罪
Everbody lies. (Gregory House)
Lies, Damned lies, and Statistics. (Department of Mathematics, University of York)
嘘もでっち上げも,それ自体は法律が定める罪には該当しない。だからといって嘘つき村に罪人がいないわけではない。「嘘つき村のおかげで私は幸せになりました」という人間に,私はお目に掛かったためしがない。また報道でも見聞したこともない。一方,「嘘つき村のおかげで私は不幸せです」とはっきり言う人,口にこそ出さないが心の底から嘘つき村を呪っている人とはしょっちゅう顔を合わせている。メールもいただく。さらにこれから述べるように,嘘つき村が多くの人を不幸のどん底に陥れたことが報道されている。嘘つき村の罪は正に此処にある。なぜならば科学者の使命は科学を通じて人々の幸せに貢献することだからだ。虐待された子が親になると自分の子に復讐しようとするものだ。たかが5類相当の新コロでかけがえのない幸せな時間を奪われた子供達,若者達がどのような人材に育ちどう行動するのか,利権漁りに血道を上げる村民達は全く無関心のように見える。
42万人死亡説により利権獲得
誰でも嘘をつく.しかしでっち上げができるのは専門家だけだ.なぜならでっち上げには嘘と違って権威が必要だからだ.全国民を長年にわたって騙すような強固なでっち上げを創造するためには帝大教授クラスの斯界の権威を必要とする。その典型例が学士院会員であり文化勲章受章者である古畑種基による数々のでっち上げだ.かく言う私も,質量分析の専門家で大阪府警科捜研のエースだった土橋 均による証拠捏造=でっち上げのおかげで,検察と裁判所の両方から藪医者呼ばわりされる被害に遭っている.
スクリーニングの切り札PCR,期待の新薬アビガン,インフルエンザウイルスだけを完全に除去する一方で新コロには手も足も出ない超選択的フィルター機能を備えた魔法のマスク・・・数多のでっち上が嘘つき村から垂れ流された.その極めつけが,新コロにより日本だけでも42万人が死亡するという,あの「お告げ」だった。スペインフル(スペイン風邪)による我が国での死亡者数は38~45万人と言われているので,お告げは正にスペイン風邪の再来を告げる予言だった.嘘つき村は東京大学教授からのお墨付きも得た42万人死亡説をセントラル・ドグマに採用した上で,PCRにより大量の患者を偽造してスペイン風邪再来妄想を蔓延させ,莫大な新コロ利権獲得に見事成功した。
2020年6月時点で既に悲劇は明らかに
42万人死亡お告げが自殺者増加に繋がる可能性は既に2020年4月の時点で指摘されていた(池田 信夫「新型コロナで42万人死ぬ」という西浦モデルは本当か 架空シミュレーションで国民を脅す「青年将校」 JB press 2020.4.17 ).
実際,42万人死亡説に多くの人が恐怖におののき,衝撃を受け,2020年6月以降、失業者数とともに自殺者が急増した.中でも自殺者数全体に占める女性の比率が史上最悪となった.インフルエンザで1万人以上が亡くなった年でもこんな馬鹿げたことは起きなかった.2020年6月の自殺者の統計データでは,男性が前年比-8.1%の減少だったのに対し,女性で逆に2.8%の増加を示し,さらに女性の比率が32.6%と,史上最悪とだった97年の32.7%に肩を並べた。どんなに遅くともこの時点で、嘘つき村は42万人死亡お告げがでっち上げと認めるべきだった.しかし、彼らは引き返す勇気を示すどころか,お告げの上に成り立つ嘘八百を垂れ流し続け、パブコメを潰し莫大な利権を獲得した。そしてその利権の代償として,自殺者急増とは別の新たな悲劇も生まれた.
止まらない出生数減:将来に希望が持てない若者達
悪疫で42万人が死ぬと言われ、実際に自分も仕事を失う中で、誰が家庭を持ち、子育てをしようとするだろうか?
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出生数減 止まらず…「80万人割れ」予測も(2021年2月23日読売新聞より抜粋)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、少子化が加速する懸念が強まっている。2019年に過去最少を更新した出生数(86万5,234人)は、21年に
さらに減少し、80万人割れするとの予測も出ている(*)。厚生労働省の調査によると、20年1~10月に全国の自治体が受理した妊娠届の件数も前年同期比で5.1%減少した。感染への不安が背景にあるとみられ、21年の出生数が大幅減となるとの見方につながっている。
影響は長期化する恐れがある。日本では出産と強く結びついている婚姻数も20年に前年比12.7%減となり、終戦直後の結婚ブーム後の1950年以来70
年ぶりとなる大幅な落ち込みとなった。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、「婚姻減は、時間をおいて少子化の加速へと波及していく」と
指摘。21年の出生数を76万9000人と予測した。19年に90万人を下回ってから、わずか2年で80万人を割り込むことになる。
(*2020年の出生数速報値は前年比25917人(2.9%)減の87万2683人で過去最少だった。速報値は海外の日本人などのデータも含んでおり、減少率から見て、例年9月公表の出生数の確定数は、19年の86万5239人(確定数)を下回り過去最少を更新する見通し)
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限りある命を意識できない哀れな爺医ども
命長ければ辱(はぢ)多し。長くとも、四十(よそじ)に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ。(徒然草 第七段)
堯曰く、男子多ければ則ち懼れ多く、富めば則ち事多く、寿(いのちなが)ければ則ち辱(はじ)多し。是の三者は徳を養う所以(ゆえん)に非ざるなり。故に辞す、と。(
堯曰、多男子則多懼、富則多事、壽則多辱。是三者非所以養德也。故辭。『荘子』天地)
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GoToトラベルで「国民が完全に緩んでいる」 日医会長、自民党本部で(毎日新聞2020年11月19日より抜粋)
日本医師会の中川俊男会長は19日、自民党本部での会合で、政府の旅行需要喚起策「GoToトラベル」事業について「国が推進することで国民が完全に緩んでいる」との認識を示した。中川氏は「経済対策だから日本医師会は踏み込まない」と前置きした上で、「国が推進することで、国民が完全に緩んでいる。『政府がそう言ってるんだからもう大丈夫だな』と、明らかに緩んでいる。(東京)都内のあちこちで若者がマスクしないでバーべーキュー、週末にやり放題ですよ」とくぎを刺した。
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再拡大早期探知へ「攻めの検査でリバウンド防止を」尾身会長:繁華街などで無症状者の広範・頻回な検査求める
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会(会長:尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)は2月9日、第24回会合を開き、緊急事態宣言の解除後に求められる対策などについて意見を交わした。尾身会長は会合後の記者会見で「(感染者数増加を)早く探知して、すぐに介入することが、リバウンドを防ぐために非常に重要になる。感染リスクの高い地域などを中心に、無症状者に焦点を当てた広範かつ頻回に行う積極的検査をやってもらいたい」と述べ、「攻めの検査」で再拡大を防ぐ必要があると強調した。歓送迎会の自粛や、高齢者施設での対策徹底も求めた。( 2021年2月10日 小川洋輔 m3.com編集部後略)
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中川、尾身二人の会長の御年はそれぞれ69、71。それに対して「新コロは5類に」と公言した関本 剛先生は44歳。平均余命を考えれば、二人の会長よりも四半世紀も長生きできるはずだった。しかし余命2年という現実を突きつけられた。一介の会員である関本先生が人を不幸にするだけの「新コロ狩り」に血道を上げる二人の会長に、ここでなぜ敢えて反旗を翻したのか?この肝心の疑問にデイリー新潮の記事は触れていない。しかし、その理由は嘘つき村以外の誰にとっても明らかだ。
たとえ古文も漢文も知らなくたって、たとえ看取った患者さんの数が在宅の看取りを精力的に推進してきた関本先生に到底敵わなくたって,誰だって余命2年と言われれば、関本先生と同様,将来ある若人に未来を託す行動を取る「はずだ」。関本先生に限らない.医師に限らない.限りある命を意識すれば,誰だって次の世代の為に自分ができることは何かを考える.COVID-19に罹患して死を覚悟した患者さんがその例外であるはずがない.新コロ狩りに血道を上げる爺医ども・嘘つき村の連中は,そんなここともわからない恥知らず揃いのようだ.その結果,出生数だけでなく婚姻数まで減少するという最早取り返しのつかない事態にまで至った。若者達の絶望を辛うじて癒やせるはずだった唯一の手段「新コロ5類相当」も、恥知らずな爺医どもと嘘つき村によって潰されてしまった。
結婚・妊娠・出産激減を招いた「穢れ」の意識
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新型コロナ感染の妊婦、おなかの赤ちゃんに「ごめんね」 「受け入れ先 見つからなかったら…」不安募る 東京新聞 2021年1月21日 抜粋
新型コロナウイルスの感染拡大で、妊婦たちが不安にさいなまれている。国は妊娠中の感染について「胎児への感染はまれ」とする一方、「呼吸器感染症は妊娠後期に重症化する可能性がある」と注意を呼び掛ける。妊娠後期に感染して自宅療養の後に回復し、近く出産を控える愛知県内の30代女性が「頼る先がなく、不安だった」と心境を語った。(中略)感染経路は分からない。マスクや手洗いはしていたが、地下鉄で週3回通勤していた。時々、繁華街で買い物をしたり、近所で外食したりもしていた。後悔にさいなまれ、おなかを元気に蹴る赤ちゃんに「こんなことになって、ごめんね」と謝った。
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結婚・妊娠・出産の減少の報道に接した時、私はハンセン病患者に対する優生手術を連想した。ハンセン病患者への断種は法的根拠がないまま1915年に全生病院(現在の国立療養所 多磨全生園)院長光田健輔によって開始された。1948年に制定された優生保護法には「らい疾患」の項目があり,ハンセン病療養所入所者は優生手術の対象とされた。ハンセン病政策の誤りを問うた国家賠償請求訴訟では優生手術の被害状況が明らかにされた(川崎 愛 ハンセン病療養所における優生手術 流通経済大学社会学部論叢 2019;29:71-85) 。2020年の
結婚・妊娠・出産の減少には無論、COVID-19感染伝播を抑制するための行動制限,そしてCOVID-19に対する差別と深い関係がある。そしてその行動制限や差別の根底にあるのが、COVID-19に対する,そして癩病に対する「穢れ」の意識である(癩予防法の悪夢再び)。自分は何も悪いことはしていない。赤ちゃんは元気だ。それでも、このおかあさんが赤ちゃんに謝らなくてはならないと思ったのも「新しい命を授かり清新であるべき自分が穢れてしまった」という過失を意識したからこそである。21世紀の癩予防法である感染症法でCOVID-19をエボラよりも怖い病気と政治家に認めさせ、国立感染研の定員倍増を勝ち取った嘘つき村は、このおかあさんの謝罪に何と答えるのだろうか?
嘘つき村の専門家達:その耐えがたい存在の軽さ
「人生は私にはとても重いのに、あなたにはごく軽いのね。私、その軽さに耐えられないの」(テレーザ)
爺医どもを含めた嘘つき村は、新コロ狩りの恫喝に対し声を上げられない若い世代、とりわけ女性、児童・生徒が抱いていた未来への希望を踏みにじった。「インフル未満の新コロで42万人が死ぬ」と言われ、新聞・テレビは「本日の感染者数●千人突破」と連呼するばかり。そんな中で誰が安心して結婚できるだろうか?誰が安心して子供を生み育てようと思うだろうか?家庭を持つどころか、職を失い絶望した人の中には、あるいは家族揃っての小旅行はもちろん,屋外でのバーベキューのようなささやかな団欒も,そして楽しい学校生活さえも奪われた末に絶望した子の中には、死を選んだも者もいる。そんな状況が未だに続いている。嘘つき村の愚行とともに.
5類潰しを敢行した能天気な嘘つき村の連中からは、特措法・感染症法成立・施行・新コロ利権確保の安堵の声以外、何の反応も聞こえてこない。彼らの先達がハンセン病患者と彼らの家族・支援者・地域に対したのと全く同様、彼らが生み出した悲劇に対して、無視・やり過ごし・不作為を続けている。「自殺者数なんて景気が良くなれば元に戻るさ」とでも未だに彼らが思っているとしたら、この先もたったの5ヶ月間でインフルエンザにより1万人が亡くなった年でも起こらなかった馬鹿げたことが繰り返されるだけだ。来年の今頃(2022年の3月)、21年の出生数速報値が出てくる。その時まで彼らが何と言い、どう行動したかを我々ははっきり覚えている。来年の今頃(2022年の3月)、彼らがこの世にいようといまいと、そんなことは関係ない。どうせ棺桶の蓋が閉まってからの自分の評判まで気にするような連中じゃないんだから。
→子供の自殺:恥知らずは誰か?
→新コロバブルの物語
→表紙