病棟業務
当院では2013年11月より全病棟に専任薬剤師を配置し、従来の薬剤管理指導料や退院時薬剤情報管理指導料に加え、病棟薬剤業務実施加算を算定しています。特に専門性の高い領域（細胞治療センター、救急集中治療部）においては、抗がん剤や高カロリー輸液の監査・無菌調製、薬学的管理、投薬計画の立案等を病棟専任薬剤師が全面的に担当しており、医師の負担軽減ならびに医療安全の向上に努めています。このように、入院時の持参薬調査から退院指導まで、すべての薬物治療において病棟専任薬剤師が積極的に介入できる体制の構築を試みています。
作業内容
- 過去の投薬歴や副作用歴等の聴取
- 持参薬調査、持参薬の投薬計画の提案
- 薬学的管理(用法用量、相互作用、重複投与、配合禁忌、周術期の中止薬剤、副作用モニタリングなど)
- 服薬指導、服薬支援、薬に関する相談応需
- 病棟内の医薬品管理
- TDM、薬学的管理に基づく処方提案、投薬指示変更の提案
- プロトコール（医師の合意）に基づいた検査オーダーの入力（細胞治療センター、救急集中治療部）
- 抗がん剤や高カロリー輸液の無菌調製（細胞治療センター、救急集中治療部）
- 病棟スタッフへのDI業務、医薬品緊急安全性情報等の周知
- 薬学部生の病棟実務実習
- 活動内容の電子カルテ記録、多職種間の情報共有
