名古屋第二日赤および増子病院へ通院中の外来患者様へ
定期検査について

定期受診のたびに「また検査!?」 と感じられていることと思います。そこで今回は移植後の定期検査の種類についてお話します。移植外科で皆様に受けていただく予定の検査は以下の項目です。

【一年に1回】
移植月の検査(胸部X 線写真/腹部X 線写真/両股関節X 線写真/心電図/便潜血)
移植月から数えて6 ヶ月後の月の検査(胸部X 線写真/心電図/便潜血)
腹部・骨盤部CT
胃カメラ(同日に便潜血)
心臓エコー
骨密度
栄養相談
PSA(50 歳以上の男性)
乳癌検診(女性のみ)
子宮癌検診(女性のみ)
※乳癌・子宮癌検診は40 歳以上の女性には必須項目としてお話していますが
40 歳以下のご希望の方も検診していただいています。

【一年に3 回】
3 回の薬物血中濃度採血検査 (ネオーラル又はプログラフ内服中の方)

【毎月】
血液検査
尿検査
蓄尿検査

【患者様の合併症に合わせた個別の検査】
腹部エコー
頚部エコー
膀胱鏡
大腸ファイバー など
上記以外でも必要に応じて検査があります。異常の早期発見と早期治療のためにご理解下さい。以下の検査方法は増子記念病院では可能ですが名古屋第二赤十字病院では行っておりません。
ご希望の方はお申し出ください。

◎胃カメラを鎮静下(軽い麻酔薬を使用して苦痛をやわらげる)で行うことができます。
◎年間の必要な検査を1 泊2 日でまとめて終了して、毎月の受診時は血液・尿検査のみにする。

名古屋第二赤十字病院 移植外科 打田和治
増子記念病院 移植外科 植木常雄
移植コーディネーター 山上孝子