韓国の訪書(2003年2月12日-3月24日)
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 韓国人はどうも黄色が好きらしい。それで当ページは黄色を背景にしてみた。と私が感じたのは、ソウル市街の看板やポスターの色彩割合から。黄色が最多で紺と深紅や黄緑がそれに次ぎ、これらの色を並べるものも多い。黄色は朝鮮虎のせいかなーなんて想像もするが、素人判断は無意味だろう。

 さて上記の40日間、韓国に滞在し、94年に初訪韓した時から気になっていたKyu Jang Gak奎章閣を中心に古医籍の調査をした。奎章閣は李氏朝鮮時代の宮廷蔵書で、ソウル国立大学の所管にある。ソウル大はメインのKwanak冠岳キャンパスの他に中心街に近い医学部のキャンパス(旧京城帝大)があり、奎章閣はKwanakキャンパスにある。医学部も数年後は冠岳キャンパスに統合という。それで私の宿舎も冠岳キャンパスにあるHoam Facuty House(湖巖生活館)のゲストストルームにした。

 ちなみに韓国は30日以上の滞在はビザが必要。それでWHOの会議等で旧知のソウル大天然物科学研究所の前所長、Chang Il Moo張日武教授にお願いして招聘状を書いてもらい、ようやく訪韓できた。宿舎としたゲストルームも彼の配慮で、4割引で予約していただけた。そんなことで滞在中は彼にしばしば会い、食事に招いていただいた。

 奎章閣での調査は、やはり日韓の歴史会議で旧知のKim Ho金{泊+告}博士に便宜をはかっていただいた。彼は奎章閣の研究員で韓国医療史などを研究しており、話題があう。おかげで静かな(他の国より話し声が大きい)閲覧室で、思う存分医薬古典籍を調べることができている。金氏はちょうど自宅を広い隣のビルの部屋に転居している時で、新居のパーティーに招いてくれたりもした。
 

ソウル大学奎章閣

ソウル大学Hoam Fucuty House(湖巖生活館)ゲストルーム西館110号室

韓国韓医学研究院での講演

ソウルの韓薬店

日々の韓国食