ここは付近で採れる山菜や野菜を使った料理が多いとのことで、今回もそうした品々だった。左写真の左奥は塩水(で煮た)鶏で、鶏肉本来の味わいが分かる。左側の炒め野菜(山菜?)は初体験だったが、美味しかった以外は味も名も思い出せない。中央はたしか紫○菜とか説明された珍しいもので、アップした右写真のようにブルーベリーで話題のアントシアン系色素があるため、紫○菜というのだろう。ツルムラサキに似たとろみのある食感だったが、あの臭いはなく、とても美味しかった。私は久保君に食べさせたくて土瓜(サツマイモ)葉もリクエストした記憶があるので、左写真右側の皿はその炒め物だろう。かつてサツマイモ葉は貧しい農民しか食べなかったというが、いま台湾でよく食べており、私も好きだ。どうして日本で食べないのか不思議に思う。ただこの時、久保君は故宮のクーラーによる風邪で発熱し始め、それどころではなくてかわいそうだった。
ともあれ私も久保君も野菜好きなのでこうした料理にしてくれたのだが、いつも蔡さんにはご馳走ばかりで感謝している。来日する時は日本の珍味をと話すのだが、いまだその機会がなくて残念でしかたない。